北部砲台に向かう。
100mほど進むと、砲台の一歩手前に北部砲台発電機関舎跡がある。
どの建物に発電機関があったのだろう。
進行方向右手に立派な建築物があった。
如何にも弾薬庫の造りである。
中から外を臨む。太陽光の眩しいこと。
ここは島内を張り巡らしている通路の1つにより2か所に分かれている。
もう一か所を覗くと、随分と低い所に倉庫が設けられている。
この低い所は両者にあって、最初に見た方は床が冠水していた。
最初に紹介した倉庫は、人が歩いている所の高さにある。
後ろはこのように崩れている。
このような狭くて高低差のある通路を使って重い物の移動ができたのであろうか。
ドラム缶にしても、陶製容器にしても運搬自体が危険と感じるのは自分だけだろうか。
下に降りて撮影した。
このL字のものは、重たい物の運搬(上げ下げ)に使われていたかもしれない気がする。
2005年11月13日に実施した千葉県北西部の戦争遺跡調査で立ち寄った、柏市西部消防署根戸分署の建物(旧陸軍馬糧庫)に同様のものがあった。
荷物を引き上げるのに使っていた支柱が残る。 → Map
形状がよく似ている。
北部砲台発電機関舎でも、この支柱を使って荷物の上げ下げをしていたのだろうか。