のんびりぽつぽつ

日常のこと、本のこと、大好きなこと・・・
いろいろ、と。
のんびりと。

戦国御伽草子。

2005年07月14日 22時12分33秒 | まんが☆アニメ
『犬夜叉』 高橋留美子 著 少年サンデーコミックス

あっははは~なんとコミックスの画像!
や、確か以前1冊だけ買ったような記憶はあったのですが・・・(爆)
積読本のなかにまぎれてました。
あっははは~~~

ちょっと、ビデオを観てまして。TVをコツコツと録画していたもの。高橋留美子作品でサンライズ製作ってことで、CLAMPさんが紹介してくれて、それで「ほお~今はそんな作品描いてらっしゃるんだ~」と思ったのが数年前?設定みたら、こりゃおもしろそうだと、TVを欠かさず録画。しかも貯めておりました。

話の内容は、ご存知の方はよくご存知でしょうから、大雑把に。

主人公は日暮かごめ。15歳の中学3年生。そして犬夜叉。そこに、珊瑚ちゃん、弥勒さま、七宝ちゃん、冥加じいちゃんが加わって、「四魂の玉」のカケラを集めながら戦国時代を旅して歩く。
犬夜叉と深い繋がりがあり、悲しい定めの巫女桔梗、犬夜叉の兄殺生丸、宿敵奈落(こいつが憎らしい~)などなど、様々に絡み合い、現代も絡み合い・・・そんなお話。(ほんとに大雑把くわしくはこちらでどうぞ。どーでもいいんだけど、OPの殺生丸がやたらかっこいいぞ

ストーリーは「さすがに上手いなあ~」と感心し、声優陣も、山口勝平さん(工藤新一) が犬夜叉役だし、日高のり子さん(浅倉南)が桔梗役だし、かごめ役の雪野五月さんは存じ上げなかったんですが、とってもいい感じ。第一話見た途端に「保存する」と決めたのでした。
まさかあんなラストになるとは思ってなかったので、今もなんだか放映終了が信じられないのですが・・・

私は、原作をこの1冊しか知らないのです。
すべてアニメで見てまして、発行巻数の多さに、さすがの私も原作を集めるのは躊躇したのでした。
ただ、あまりに悲しいTVの終わり方に、このところまた、原作読んでみたい病が復活。
ふっと思い返すと、高橋留美子先生の作品って、ひとつも原作読んでないんです。「うる星やつら」も「らんま」もアニメーション作品として知っていますが、当時きちんと見られる家庭環境ではなかったし、人気あるのは知ってても、親に逆らってまで「見たい」と主張できなかったんですねー。原作集めるには、お小遣い足りないし。。。

うーん。1巻読むとほんとにアニメと一緒ですねぇ。原作に忠実にアニメも作っていたのかな?
っていっても、TVでまだ3話目だ。これ。逆髪の結羅のところかー。しかも途中・・・
いま40巻もでてるってことで、、やっぱり躊躇してしまう。
ああ、でも最終がどうなるか、とてもとても気になることは気になるのです。
ああ、でもでも・・・・

410×40=

いっそ、弥勒様が出てくるとこだけピックアップしようか・・・(って、そうすると絶対全部ほしくなるんだろうなあ・・・)

************
15日朝。
犬夜叉キャラクター占いなんてものを見つけてやってみた。私は犬夜叉だった。なんだか意外な気分。よーするに、後先見ずに一直線ってことか?二股しないようにねってさあ(爆!)
コメント (5)
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観覧車。

2005年07月14日 11時45分16秒 | ★★柴田よしき
『観覧車』 柴田よしき 著 祥伝社文庫

切ない。しみじみと切なく悲しい物語。

突然失踪した夫、貴之を待ちつづける下澤唯。
彼の仕事であった探偵事務所を引き継ぎ、必死で気を張って生きている女性。
この本は、小さな個人の探偵事務所で一人孤軍奮闘しながら、その底辺に理不尽なほどの淋しさを抱えた一人の女性の物語。
事務所に依頼される件を追いながら、失踪から7年の彼女の心の移り変わりを描いた、ほんとうに切ない物語。

短編集なので、単独でも楽しめる。火サスのような大事になる話ではなく、日常に起こる普通の人が普通に(といっていいならば)探偵を頼もうとしたときに依頼される事柄、浮気調査や人探しなどをこなしながら、たった一年しか結婚生活を送れなかった夫を待つ日々。その仕事の中身には、もし長年連れ添っていたらそんな気持ちを持つことが出来るのか、と唯に非常に悲しい気持ちを抱かせるものもある。

積み重なる時間。
積み重ねる日常。

それを積み重ねていくはずだった人を、最初の数年は意地で、その後は、ただ淡々と待ち続ける。

ラスト。
最初の「観覧車」という話で、浮気の末会社のトラブルで自殺をした父親の娘が唯にいう。
知らないほうが幸せなんて、そんなのは嘘だ。と。
自分は彼氏がムチャクチャ好き。ためらいもせずに唯の問いかけに答え、もし浮気したのならこっちからふってやる。お母さんのように、浮気した挙句に自殺されても追い続けるのはいやだ、と。

そして唯は。
7年間待ち続けた唯は。

 むちゃくちゃに、好き
 まだ。

そう自分に認めて歩き出す。彼をみつけ、この待ち続けた時を取り戻すため。
どんな結果が待っているのか、多分それは決して気持ちのいい「真実」ではないのだけれど。
彼が生きているとわかった以上は探す。私も生きているのだから、と。
ようやく、そう決意して、話は終わる。

唯の切ない気持ちを底辺に、淡々と事務所に依頼された件の人間模様を描くミステリー。
おそらく、待つという行為の、一番悲しい待ちかたじゃないのか、、
人と人との関係について、考え込んでしまった作品だった。

乞う。続編!

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