その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

譲り合い…

2023-03-26 08:26:58 | 転職

「さぁ、遠慮なく召し上がれ!」ってねぇ^^;

もしも、このポップコーンが『おやじぃ』の持ち込みならば、そう言って彼に進めるに違いない。また、彼の持ち込みであったとしても『おやじぃ』は遠慮なくいただくことだろう。そうそう、ポップコーンのお値段が、一袋100円だということを知っているから…。それが、薄く引かれた「フグ刺し」だったり、「本マグロ」が一皿に盛り付けられているとしたら、相手の箸の動き方をよくよく観察しながら、凡その自分の『取り分』というものを考えながら箸を運ぶに違いない。(そんなこと一切考えない方も居るけれど^^;)『遠慮深い』ことが、大人の『美学』みたいなところがあるからねぇ…。
「譲り合う」という行動は、人間独特の行動であると説く方もいらっしゃる。そうねぇ、自然界では『生き残る』ことが大命題であり、皆、必死だからねぇ。これが、テーブルに乗った1万円のお札だったなら…掴めるだけつかむか、自分の必要な分はこれこれと控え目に取るか、私が受け取るべき理由が無いと固辞するか、その場面になってみないと分からない。一袋100円のポップコーンは、心を乱すほどの価値を感じないからなぁ…それにしても、アメリカ産トウモロコシを原料に使い、塩バター風味に味付けし、袋に入れたポップコーンのお値段は安い。国産のトウモロコシではこの値段は無理だと思う『おやじぃ』でありますよ。

今夜は「フキの煮物」で一杯^^;

盗んでも酒を飲みたくなると言われる「酒盗」…学生時代に寮の後輩(宮崎県出身)が持ち込んだ自家製の「酒盗」は、実に強烈なお味でした。(故郷の味と彼は喜んでいたけれど、『おやじぃ』は遠慮した^^;)食べ慣れていないということもあったかなぁ?「鰹の塩辛」程度の認識で口に運んだのだけれど、エグイ味でしたよ。
「メバル」は春の魚だよねぇ…でも、「サンマ」のお造りは少々、季節感に違和感が。山形では、ようやく「フキノトウ」が顔を出し、天ぷらで頂こうかという季節であるけれど、水煮ではない生のフキが煮物として食卓に上っている。いつでも食べたいときに食べられると喜ぶべきか、季節感が麻痺してしまうと嘆くべきか…わざと煮てからひと晩寝かせた「フキの煮物」は美味しかったですけれどね。
はてさて、「遠慮しないでどうぞ…。」と勧められて、その通り遠慮せずに手を伸ばす『基準』を考えてみた。そして『譲り合う』尺度というものも…電車で席を譲られた。障がい者がエレベーターに乗れずに先を越されたetc.…慎み深いと言われている日本人も、『自己中』の行動を批判めいて発信されていますけれどねぇ。皆、生きることに必死なのかも知れないねぇ。田舎に暮らしていると、電車にも乗らないし、エレベーターを使う高層ビルもある訳でもなく、その必要がないのよねぇ…必要がないから、その場になってみないと分からない。「必要がない。」…「必死さがない。」ちと違うなぁといつもと変わらない朝を迎えておりますよ(笑)

 

コメント
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