野田氏は、民主党政権となって初めての首相の公式訪米を、29日から実施しますね。会議で訪米し首脳会議をすることはあったりなかったりしましたが、公式訪米を目的とするのは初めてなのですね。どのような待遇で迎え入れられるか、米国の日本の民主党政権への評価と期待が推し量られる三面記事的興味はありますが、TPP交渉参加表明延期や、在日米軍再編中間合意の状況(普天間移転問題)では、野田政権の動きが停滞しており、初の公式訪米といった名目以外に、どんな訪問効果があるのか、見えてきていません。
ということは、忙しい最中に訪問して時間をとらせ迷惑がられて帰ってくるという、逆効果を産むだけの訪米になるのではないでしょうか。
今日の日経と読売の社説を読み合わせると、TPPの推進と、そこで欠かせない農業改革の両方が、国内で放置され蓋をされたままであることが指摘されています。偶然の一致なのでしょうが、ついつい政治パフォーマンスショーに眼を奪われてしまっている日本のマスコミと国民に、警鐘を鳴らそうと両紙の心ある論説委員様が期を一にして筆をとられた。今の日本は、そんな状況にあるということなのでしょう。 . . . 本文を読む
在日米軍再編では、アフガンやイラクから撤退する勢力を中国包囲網に組み込むことと合わせて計画が進められていることは、既に報じられており諸兄がご承知のことです。
その展開は、中国のASBM圏内から逃げ、「エア・シーバトル(空・海戦闘)構想」の補完を目指す戦術の一環で拠点を分散化し「抗站性」を強化することも狙いとされているのだそうですね。 . . . 本文を読む