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FXについては、かつて 1機で3機を相手に戦え、ステルス性に優れたF-22A(ロッキード、ボーイング共同開発)を第一候補として導入の検討、対米交渉が進められていました。しかし、米国議会が輸出を許可しないこと、高価であることが理由で、2008年12月に断念しました。
以来、タイフーン、F-15FX、FA-18E/F、F-35について調査検討が進められ、2011年4月、防衛省は関係各国政府に対する説明会を実施し、米、英の政府からFA-18E/F、F-35、タイフーンの申し込みを受け付け、2011年11月までに、機種を正式に決定する予定としています。
その状況下ボーイングが、最新鋭のFA18戦闘攻撃機(近未来型スーパーホーネット)の試作機を日本の報道陣に初公開したのだそうです。韓国などに第4世代機が普及し、中国などが第5世代機を導入する中、ステルス性の機体に加え、高度な電子戦闘能力を持つFA18は、中国軍のステルス性最新鋭戦闘機「殲20(J20」は敵ではないとの説明だそうです。
日中外相会談では異例の厚遇を受けたと言われていますが、それは日米2+2で歩調を合わせた対中懸念など、中国が目指していた日米同盟の亀裂分断が修復傾向にあることによるものとされています。
松本外相が、2+2の流れを受けて、対面した席で懸念を口にした点は評価できますが、通り一遍で一蹴される結果に終わっているのが現状です。
実力の背景を備えて中国の覇権に警鐘を述べ、アジアの平和に尽くすよう説得する必要があり、それがアジア諸国の日本への期待に応えることになります。
民主党政権に変わり、遅れが大きくなってきているFXの選定と実導入は、近隣諸国の進展の中で埋没を招くところに来ています。これ以上の遅れは売国政党だからと言われても言い訳できない現実です。
日米の同盟強化のもと、中国の覇権拡大主義を牽制し、アジア諸国の共存共栄に貢献する日本を造らねばなりませんね。
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神戸市立森林植物園の長谷池
↓よろしかったら、お願いします。
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以来、タイフーン、F-15FX、FA-18E/F、F-35について調査検討が進められ、2011年4月、防衛省は関係各国政府に対する説明会を実施し、米、英の政府からFA-18E/F、F-35、タイフーンの申し込みを受け付け、2011年11月までに、機種を正式に決定する予定としています。
その状況下ボーイングが、最新鋭のFA18戦闘攻撃機(近未来型スーパーホーネット)の試作機を日本の報道陣に初公開したのだそうです。韓国などに第4世代機が普及し、中国などが第5世代機を導入する中、ステルス性の機体に加え、高度な電子戦闘能力を持つFA18は、中国軍のステルス性最新鋭戦闘機「殲20(J20」は敵ではないとの説明だそうです。
空自の次期主力戦闘機候補公開 中国新鋭機「敵ではない」 (7/5 産経)
米航空大手ボーイング社が、最新鋭のFA18戦闘攻撃機(近未来型スーパーホーネット)の試作機を日本の報道陣に初公開した。FA18は、米海軍の主力戦闘攻撃機で航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の有力候補。レーダーに捕捉されにくいステルス性の機体に加え、地上基地や艦船、軍事衛星との連携による高度な電子戦闘能力を持つのが特徴だ。FXをめぐっては米ロッキード・マーチン社のF35を強く推す意見もあり、年内の選定に向け、“受注戦”は佳境に入っている。(米ミズーリ州セントルイス 佐々木類)
試作機は6月29日、米中西部ミズーリ州セントルイスのボーイング社工場敷地内で翼を休めていた。ステルス性と空戦能力を高めるため、旧式のスーパーホーネットが主翼下に装着していたミサイルをすべて胴体下に格納し、斬新な流線形の機体を手に入れていた。
現代の空戦は艦船や地上基地、偵察機を総動員した電子戦で、戦闘区域の情勢をいち早く正確に把握できた側が圧倒的に勝利する。
ボーイング社の戦闘攻撃機開発幹部で元FA18夜間攻撃部隊司令官、フィル・ミルズ退役海軍大佐の案内で本社建物の最深部へ。操縦席を設置したシミュレーターのある薄暗い室内には360度の立体的な戦闘空域が再現されていた。
操縦席にはタッチパネル式の画面が5つあり、軍事衛星やイージス艦から送信された情報を基に敵機と味方機、地上(洋上)の敵の位置と動きが立体的に表示され、一瞬にして全体の情勢識別が可能だ。
ミルズ氏は、「敵機がいかに優秀なステルス性を備えていても、最新鋭FA18は敵側の情報収集をしながら戦闘できる」と強調。中国軍のステルス性最新鋭戦闘機「殲20(J20)」について聞くと、「FA18の敵ではない」とささやいた。
■FA18 “本命”足踏みで浮上
<中略>
今なぜ、最新鋭FA18に注目が集まるのか。中国は今年1月、第5世代戦闘機の試作機を完成させた。日本を取り巻く防空環境が厳しさを増している中、空自のF4戦闘機の老朽化は著しく、これに代わる次世代戦闘機の導入は極めて急務だ。
だが、最有力視されていた米ロッキード・マーチン社のF35ライトニング2の開発は遅れに遅れ、日本政府が購入を決めても実戦配備の時期は未定で、調達価格もFA18より2~3倍するとみられている。
高度のステルス性を持つF35は敵地に深く侵攻する能力を持つが「航空自衛隊が東シナ海で制空権を確保するには不要」(ミルズ元海軍大佐)で、「米陸海空軍や味方との情報共有能力が大事。FA18には十分その能力がある」(クレセリアス隊長)という。
実際、西太平洋での中国軍の台頭を念頭に、米軍は空海両軍が統合して敵軍を撃破する「エア・シーバトル(空・海戦闘)構想」を描いており、空自が持てば、最新鋭FA18はうってつけの作戦機になるというわけだ。
最新鋭FA18は米海軍と部品を融通し共通の作戦が可能だ。神奈川県米海軍厚木基地のFA18のメンテナンスは、日本の企業が請け負っているのも強みだ。
一方のF35は、ライセンス生産ができずに日本の防衛産業が育たない可能性があるが、「最新鋭機を米国から購入するという政治的なメッセージと、向こう30年間を考えれば、改良を重ねるFA18よりもF35の方が“買い”だという意見も強い」(防衛省幹部)という。
日本政府は次期中期防衛力整備計画(2011~15年度)で、F35導入を念頭に「新戦闘機12機」の整備を明記。調達条件を17年3月までとしたが、米軍の運用試験自体が同年春にずれ込むため、調達条件を満たすのは不可能だ。
不景気による税収減と東日本大震災で日本の台所は火の車でもある。いつ配備できるか不明で実績未知数の高額のF35を購入するのか、F35配備までの間、割安の最新鋭FA18をつなぎで導入するのか。日本の防空網に穴を開けてならないことだけは確かだ。(佐々木類)
米航空大手ボーイング社が、最新鋭のFA18戦闘攻撃機(近未来型スーパーホーネット)の試作機を日本の報道陣に初公開した。FA18は、米海軍の主力戦闘攻撃機で航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の有力候補。レーダーに捕捉されにくいステルス性の機体に加え、地上基地や艦船、軍事衛星との連携による高度な電子戦闘能力を持つのが特徴だ。FXをめぐっては米ロッキード・マーチン社のF35を強く推す意見もあり、年内の選定に向け、“受注戦”は佳境に入っている。(米ミズーリ州セントルイス 佐々木類)
試作機は6月29日、米中西部ミズーリ州セントルイスのボーイング社工場敷地内で翼を休めていた。ステルス性と空戦能力を高めるため、旧式のスーパーホーネットが主翼下に装着していたミサイルをすべて胴体下に格納し、斬新な流線形の機体を手に入れていた。
現代の空戦は艦船や地上基地、偵察機を総動員した電子戦で、戦闘区域の情勢をいち早く正確に把握できた側が圧倒的に勝利する。
ボーイング社の戦闘攻撃機開発幹部で元FA18夜間攻撃部隊司令官、フィル・ミルズ退役海軍大佐の案内で本社建物の最深部へ。操縦席を設置したシミュレーターのある薄暗い室内には360度の立体的な戦闘空域が再現されていた。
操縦席にはタッチパネル式の画面が5つあり、軍事衛星やイージス艦から送信された情報を基に敵機と味方機、地上(洋上)の敵の位置と動きが立体的に表示され、一瞬にして全体の情勢識別が可能だ。
ミルズ氏は、「敵機がいかに優秀なステルス性を備えていても、最新鋭FA18は敵側の情報収集をしながら戦闘できる」と強調。中国軍のステルス性最新鋭戦闘機「殲20(J20)」について聞くと、「FA18の敵ではない」とささやいた。
■FA18 “本命”足踏みで浮上
<中略>
今なぜ、最新鋭FA18に注目が集まるのか。中国は今年1月、第5世代戦闘機の試作機を完成させた。日本を取り巻く防空環境が厳しさを増している中、空自のF4戦闘機の老朽化は著しく、これに代わる次世代戦闘機の導入は極めて急務だ。
だが、最有力視されていた米ロッキード・マーチン社のF35ライトニング2の開発は遅れに遅れ、日本政府が購入を決めても実戦配備の時期は未定で、調達価格もFA18より2~3倍するとみられている。
高度のステルス性を持つF35は敵地に深く侵攻する能力を持つが「航空自衛隊が東シナ海で制空権を確保するには不要」(ミルズ元海軍大佐)で、「米陸海空軍や味方との情報共有能力が大事。FA18には十分その能力がある」(クレセリアス隊長)という。
実際、西太平洋での中国軍の台頭を念頭に、米軍は空海両軍が統合して敵軍を撃破する「エア・シーバトル(空・海戦闘)構想」を描いており、空自が持てば、最新鋭FA18はうってつけの作戦機になるというわけだ。
最新鋭FA18は米海軍と部品を融通し共通の作戦が可能だ。神奈川県米海軍厚木基地のFA18のメンテナンスは、日本の企業が請け負っているのも強みだ。
一方のF35は、ライセンス生産ができずに日本の防衛産業が育たない可能性があるが、「最新鋭機を米国から購入するという政治的なメッセージと、向こう30年間を考えれば、改良を重ねるFA18よりもF35の方が“買い”だという意見も強い」(防衛省幹部)という。
日本政府は次期中期防衛力整備計画(2011~15年度)で、F35導入を念頭に「新戦闘機12機」の整備を明記。調達条件を17年3月までとしたが、米軍の運用試験自体が同年春にずれ込むため、調達条件を満たすのは不可能だ。
不景気による税収減と東日本大震災で日本の台所は火の車でもある。いつ配備できるか不明で実績未知数の高額のF35を購入するのか、F35配備までの間、割安の最新鋭FA18をつなぎで導入するのか。日本の防空網に穴を開けてならないことだけは確かだ。(佐々木類)
日中外相会談では異例の厚遇を受けたと言われていますが、それは日米2+2で歩調を合わせた対中懸念など、中国が目指していた日米同盟の亀裂分断が修復傾向にあることによるものとされています。
松本外相が、2+2の流れを受けて、対面した席で懸念を口にした点は評価できますが、通り一遍で一蹴される結果に終わっているのが現状です。
実力の背景を備えて中国の覇権に警鐘を述べ、アジアの平和に尽くすよう説得する必要があり、それがアジア諸国の日本への期待に応えることになります。
民主党政権に変わり、遅れが大きくなってきているFXの選定と実導入は、近隣諸国の進展の中で埋没を招くところに来ています。これ以上の遅れは売国政党だからと言われても言い訳できない現実です。
日米の同盟強化のもと、中国の覇権拡大主義を牽制し、アジア諸国の共存共栄に貢献する日本を造らねばなりませんね。
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神戸市立森林植物園の長谷池
↓よろしかったら、お願いします。
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