遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

反日の文在寅大統領誕生

2017-05-10 23:58:58 | 韓国全般
 韓国の大統領選で、報道機関の世論調査は当たらない、何故なら、答える人々が本当のことを言わないから。と、言った解説をする日本のテレビのワイドショーの解説者が居ました。しかし、今回は世論調査通り、反日の文在寅大統領が誕生しました。もっとも、慰安婦問題での日韓合意に反対意見を述べて朴槿恵政権との違いを強調せねば当選できないという選挙でしたから、全ての候補が破棄や見直しを唱えたのでした。
 韓国は法治国家ではなく、情ち(痴 or 治)国家と唱え続けてきました。最近、テレビのワイドショーでも同様の発言が聞かれる様になり、ようやく浸透し始めたと感じていますが、他方、このまま、情ち(痴 or 治)国家化が進めば、韓国は世界から孤立することになり、日本のお隣にそんな不安定な国家が存在する不安にも駆られてしまいます。
 産経が、文新政権は外交問題にどう取り組むのかを展望する連載記事を立ち上げています。
 

【反日政権の衝撃】(上)国民感情利用、国際条約は無視 (5/10 産経)

 
「日本には慰安婦合意は間違いだったと堂々という!」
 文在寅は投票日前日の8日夜、ソウルでの最後の街頭演説でこう叫んだ。
選挙向けの著書で文は「政権をとれば親日派を清算する」とまで断言している

 “親日派”は韓国では今も相手を罵倒する際の表現で、ここでは
大統領を罷免された朴槿恵ら保守派を指す“親日”の朴政権が決めた合意は絶対に認めないという主張
だ。
 韓国大統領選では、
主要候補の対日外交の公約が一致
していた。慰安婦問題の「完全かつ不可逆的な解決」を約束した日韓合意の見直しや再協議だ。
 日韓合意を認めれば選挙には勝てない。
韓国では外交上の約束事も、日本がからめば国民感情には逆らえない
。新政権の韓国は本気で合意をほごにし、慰安婦問題を蒸し返す構えだ。

 日韓合意の精神に反し、ソウルの日本大使館前に加え、昨年12月には釜山の日本総領事館前に慰安婦像が不法設置された。外国公館前での侮辱行為を禁じた
ウィーン条約に韓国はまたしても違反
した。
 日韓関係が悪化を続けるなか、文は真っ先に釜山の慰安婦像を訪問。明らかに韓国世論を意識した行動だ。
国際条約違反だろうが、韓国では法よりも国民感情が優先される

 「反日」は韓国で、相変わらずポピュリズム(大衆迎合主義)に容易に利用される。その手法に乗って新大統領となる文は、日韓合意の見直しを迫ってくるだろう。でなければ、韓国の国民感情が許さない。
国と国との約束を一方的にないものとし、国際条約も無視。韓国の新政権は再び日本に仕切り直しを迫ろうとしている。


■北偏重、盧武鉉の悪夢再来
■文氏両親は北出身/人命より「正恩氏と対話」

 「文在寅(ムン・ジェイン)の
対北朝鮮包容政策は成功する。板門店(パンムンジョム)の作戦に参加した特殊戦司令部出身の文在寅こそが…」
 文在寅は8日夜、ソウルで行った最後の遊説で、自身が表紙を飾った米誌「タイム」アジア版最新号が米大統領、トランプと北朝鮮の朝鮮労働党委員長、金正恩(キム・ジョンウン)を相手にできる「ネゴシエーター(交渉人)」と紹介したことを自慢げに取り上げ、こう強調した。

 文は兵役中の1976年、特殊部隊員として南北軍事境界線の板門店で米将校2人が北朝鮮兵に殺害されたポプラ事件の収拾に携わった。「特殊戦司令部出身の私の前で安全保障の話を持ち出すな!」と続けると、歓声と拍手が起きた。
 大統領選は、金正恩政権がトランプ政権の圧力に対抗し、軍事的挑発を強めた時期と重なり、安保が争点に浮上、文の親北姿勢に批判が向かった。その度に文は「最前線で北と対峙(たいじ)した経験」を披瀝(ひれき)し、相手を黙らせてきた。
 親北姿勢を隠そうともせず、
金大中(デジュン)、盧武鉉(ノムヒョン)政権時代の対北包容政策の継承と経済協力の拡充を訴える
。3月の米紙のインタビューでは「金正恩を対話の相手として認めるべきだ」と主張した。

◆「3000人超が韓国脱出」
 文のこうした対北融和姿勢に最も不安を募らせたのが
韓国在住の脱北者だった。脱北者団体の代表らが3日、国会で記者会見し、「文が当選すれば、(各団体に所属などする)脱北者3千人余りが米国や日本、欧州への集団亡命を申請
する」と表明した。
 亡命という極端な選択の背景には、文が秘書室長などとして支えた
盧武鉉大統領時代の“悪夢”がある。当時、北朝鮮との友好関係の障害
とみなされ、脱北者への風当たりが強まった。
 団体によると、2008年、ゴムボートで脱北した子供を含む22人が北朝鮮に送り返された。中朝国境で活動する韓国籍を持つ脱北者らが摘発され、北朝鮮に強制送還されるケースが相次いだが、盧政権は放置した。北朝鮮の人権状況の改善を目指し、
昨年9月に施行された北朝鮮人権法にも文らは反対
してきた。
 脱北者団体代表の李主成(イ・ジュソン)(51)は「
文は人権派弁護士出身というが、政治的利害で脱北者の命を軽視しかねない
」と懸念する。

◆カネで買った“平和”
 
文はなぜ、北朝鮮との関係改善にこだわるのか。一つには、両親が朝鮮戦争時に北朝鮮東部、興南(フンナム)から逃れてきた避難民だった影響
がある。帰郷を願う両親の思いから、「統一すれば、興南に行って弁護士をしなければと考えていた」と対談集で振り返っている。

 もう一つは、
自殺した盧の遺志を継ぐという“呪縛”と李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵(パク・クネ)と9年余り続いた保守政権の全否定
から来るものだ。自負を示すのが文の次の言葉だ。

 「盧武鉉政権では、南北間に軍事的衝突がたったの1件もなかった」
 李・朴両政権を「安保も無能だった」と切り捨てる。韓国哨戒艦撃沈や延坪島(ヨンピョンド)砲撃は李政権時代の10年に起きた。だが、盧政権時代には、開城(ケソン)工業団地などを通じた経済協力の下、北朝鮮が核・ミサイル開発を続け、06年に初の核実験を強行した事実から都合よく目を背けている。
盧政権時代の南北融和は、経済支援というカネで買った“かりそめの平和”にすぎない


◆「核問題を解決する」
 選挙戦序盤、米軍の最新鋭迎撃システム
「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備をめぐる立場の曖昧さ
などを突かれ、文は守勢に立たされていた。
 結果的に
文に助けの手を差し伸べたのは、トランプだった。4月下旬、10億ドル(約1100億円)のTHAAD配備費は韓国が負担するのが望ましいと韓国側に伝えたと述べたのだ。合意を無視した発言に韓国世論が反発
。文陣営は「THAADの配備決定は初めから重大な欠陥があったことが明らかになった」と攻勢に転じた。

 支持率で他候補に差をつける中、対北政策でも自信を深め、8日夜のテレビ演説ではこう宣言した。
 「
圧倒的支持をいただければ、その力で朝鮮半島の平和の扉を再び開く。北朝鮮の核問題を解決し、対話の種をまく
」=敬称略(ソウル 名村隆寛、桜井紀雄)

                   ◇
 前大統領の罷免という異例の事態を受け発足する文新政権は外交問題にどう取り組むのか、展望する。


 【韓国新政権】時差ぼけ10年…文政権に根付く北朝鮮“包容”策 正男氏殺害も「非難すべきでない」 - 産経WEST

 「親北」ならまだしも、「従北」と呼ばれる文在寅大統領が誕生しました。
 金大中、盧武鉉と親北系大統領が続いた後、保守系(対北では厳しい姿勢)の李明博、朴槿恵が続き、10年振りに親北政権が誕生したのですね。
 10年前り盧武鉉政権に在籍した文在寅氏。10年前とは異なる、金正恩体制の北朝鮮にも、10年前と同等と思える接近姿勢の様に見えます。
 産経の記事では、何故、文在寅新大統領は、北朝鮮との関係改善にこだわるのかについて、一つには、両親が朝鮮戦争時に北朝鮮から逃れてきた避難民だった影響があると挙げています。
 報道では、父方の親族は全て避難してきたが、母方の親族では、北に残っている人々もいるのだとか。
 もう一つの理由は、携わった盧武鉉政権の遺志を継ぐという“呪縛”と、李明博・朴槿恵と 9年余り続いた保守政権の全否定なのだと。
 北朝鮮が、太陽政策で得た資金で軍備を拡充しているとて政権交代があり、李明博・朴槿恵とつづいたが、核やミサイル開発は一段と加速したことが今回の政権交代の一つの理由とされています。
 「盧武鉉政権では、南北間に軍事的衝突がたったの1件もなかった」、李・朴両政権を「安保も無能だった」と文在寅新大師雨量は言うのだそうですが、盧政権時代の南北融和は、経済支援というカネで買った“かりそめの平和”にすぎないと、記事は切り捨てています。

 経済特区の再開による支援などの融和策で、北の核問題を水決すると文在寅新大統領は唱えています。しかしそれは、国連決議の対北制裁に逆行することであり、国際社会の意志に反するものです。
 藤井厳喜氏は、選挙結果は韓国国民が北に走ったことを示すもので、トランプ政権は、米国が朝鮮戦争で誕生を助け、その後も護ってきた韓国を、不良資産化したとみなし処分しかねないと指摘しておられます。
 2017/05/10(水) ザ・ボイス 藤井厳喜 ニュース解説「韓国 文在寅氏が大統領に就任」など


 議会では未だ多数派与党とはなっていない文在寅政権。当選したら最初に北を訪問すると言っていましたが、米国を訪問することにしたとか、対日政策も、歴史問題と経済は切り離して考えるとの報道があります。新首相には、知日派の李洛淵氏を任命したのだそうですね。
 
文在寅氏、韓国大統領就任=宣誓演説で「条件整えば訪朝」―首相に知日派知事内定 (時事通信) - Yahoo!ニュース

 若者のの雇用を拡大するため、公務員の数を増やすとも。

 安保でも経済でも厳しい環境の中での船出となる文在寅政権。どんな航路を描くのか、要注目です。



 # 冒頭の画像は、文在寅大統領と李洛淵首相




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