遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

日米首脳会談 鳩山首相の願いは実現せず

2010-04-07 23:14:00 | my notice
 鳩山首相と米国首脳との会談は、「トラストミー」裏切り事件以降、COP15ではオバマ大統領はおろかクリントン長官との会談も実現せず、たまたま(?)昼食会で隣り合わせの席となったクリントン長官との会話もありもしないことを会見で話し、ひんしゅくをかっていました。
 キャンベル米国務次官補が、煮え切らない鳩山氏の頭越しに小沢氏の訪米を要請し、小沢氏は「オバマ大統領と会えるなら」と条件をつけていました。そこへ、小沢氏より前に、鳩山氏との首脳会談の話が出てきて、鳩山氏の面目が保てるかと思われていました。一方、小沢氏とオバマ大統領との会談は、小沢氏の政治資金疑惑が高まった折、困難との米国サイドの情報が報じられていました。
 鳩山氏は、日米首脳会談に強い意欲を持っていたとされますが、米国側から拒否された(?)とのことです。
 共同通信時事通信朝日日経産経が一斉に報じています。
 
公式の日米首脳会談見送りへ - MSN産経ニュース

 米ワシントンで今月12、13両日に開催される核安全保障サミットに合わせて日米両政府が調整していた鳩山由紀夫首相とオバマ米大統領による公式の首脳会談が見送られることが7日分かった。政府高官が明らかにした。首相としては米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関する考え方を伝える意向だったが、米側が大統領の日程確保が厳しいことを理由に断ってきた
 政府高官は7日午前、首脳会談について、「もともとなかった。(大統領主催の歓迎夕食会で)席が隣だから、そこで議論できる」と語り、会談は非公式なものになるとの見通しを示した。
 これに関連し、ホワイトハウスのギブズ報道官は6日の記者会見で、大統領が同サミット期間に会談する首脳として中国の胡錦濤国家主席、パキスタンのギラニ首相、インドのシン首相、ドイツのメルケル首相ら計9カ国との会談を設定したと公表した。しかし、鳩山首相との会談には言及しなかった。
 鳩山首相は7日午前、オバマ政権が「核戦略体制の見直し」(NPR)を発表したことを踏まえ、「オバマ大統領との間で、特に消極的安全保障の議論を十分にやりたい」と語り、会談への強い意欲を示していた。
 米側が公式の首脳会談を断った背景には、普天間問題をめぐり日本政府内で対処方針が明確になっていないことから、首脳会談で混乱が生じるのを避ける狙いがあるとみられる。


 冒頭で触れましたが、一時は首脳会談実現の報道がありましたが、その後もブレる発言が続く鳩山氏では、会ってもしかたないということですね。
 会談実現の条件は、核不拡散・軍縮を目指す上で重要な役割を担うか、オバマ大統領がこれまで会談していない首脳を優先とのことで、中国の胡錦濤国家主席、インドのシン首相、ドイツのメルケル首相ら9人となったのだそうです。
 メルケル首相などはこれまでにも会談はしています。日本も従来は特例扱いで、必ず会っていたはずです。先日外相会議でも、核不拡散・軍縮について岡田外相が発言機会が無いとすねていましたが、国連での演説を自慢していた鳩山氏も、重要な役割を担うとは考えられていない、軽視された立場なのです。
 これまででは考えられない事象です。
 COP15同様に、立ち話か会食の隣の席が限度の様ですが、重要案件を協議という環境ではありません。
 理由は、普天間移転で、鳩山氏が自分で勝手に墓穴を掘りしかもズルズル時間を延ばしていて、日米と地元が合意した案を覆した答えを出していないからですね。

 一方、小沢氏の訪米も中止の方向なのだそうですね。
 asahi.com(朝日新聞社):小沢幹事長、訪米見送りへ 「二元外交」の批判回避 - 政治

 国内同様に、米国の信頼をも無くした鳩山政権、渡部黄門さまはついに5月の普天間未決着の場合の内閣解散交代を口にしましたね。あれだけ擁護してきた渡部さんまで見限ろうとしている鳩山氏。鳩山氏は「励まし」と受け取っているといってますが、ことの重大さの認識はどこまであるのでしょう?

 繰り返しますが、メルケル首相などには会談しながらも断られる鳩山氏、国民・地元民を無視し自分の論理都合だけの普天間移設案を説明すると意欲を燃やしていたのに、何故断られるのか。そんな無価値な駄案(岡田氏に先日拒絶した)を忙しいのに聞いている時間が無いからなのです。安保理首脳級会合でスピーチし絶賛されたと言っていたのに、核不拡散・軍縮を目指す上で重要な役割を担うとみなされていないのは何故か。
 鳩山氏は、深刻に考えていただかねばなりません。なぜなら、鳩山個人の評価などどうでもいいのですが、日本の存在価値に影響を与えているからです。

 鳩山総理の動き 訪米4日目 核不拡散・核軍縮に関する安保理首脳会合・一般討論演説~G20ピッツバーグ・サミット|首相官邸ホームページ 





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