遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

対中抑止へ日米比の新たな枠組み「ジャロプス」

2023-06-21 01:33:55 | my notice
  6月16日、東京・麻布台の外務省飯倉公館で日米比 3カ国の安保担当高官会議が開催され、葉剛男国家安全保障局長、ジェイク・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)、そしてフィリピンのエドゥアルド・アニョ大統領顧問(国家安全保障担当)の 3人が出席。
 前日の15日には同所で 日米韓 3カ国安保担当高官協議が開かれている。
 この中国を念頭に置く新しい安保枠組みを、日米比(Japan,Republic of Philippines, USA)の頭文字から「Jaropus」と呼ぶ。
 日米豪印4カ国の枠組みを「Quad(クアッド)」と呼称するように、報道社は今後「Jaropus(ジャロプス)」と表記することになると、ジャーナリストの歳川隆雄氏。
 
【歳川隆雄 永田町・霞が関インサイド】対中抑止へ日米比の新たな枠組み「ジャロプス」 クアッドなどと連携へ 秋葉剛男局長とサリバン米大統領補佐官が密かに進める - zakzak:夕刊フジ公式サイト ジャーナリスト・歳川隆雄 2023.6/20

 6月16日、東京・麻布台の外務省飯倉公館で日米比 3カ国の安保担当高官会議が開催された

 
出席したのは、秋葉剛男国家安全保障局長、ジェイク・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)、そしてフィリピンのエドゥアルド・アニョ大統領顧問(国家安全保障担当)の 3人である。

 
前日の15日には同所で 日米韓 3カ国安保担当高官協議が開かれている。こちらは秋葉、サリバン両氏に加えて、韓国の趙太庸国家安保室長が出席。

 手前みそで恐縮だが、筆者が主宰する情報誌『インサイドライン』(6月10日号)で「秋葉氏の招きでサリバン、アニョ両氏が15日に来日し、日米比安全保障協定締結を基本合意する」と書いた。

 満を持して報じたものだった。だが、発行日の産経新聞(9日付朝刊)の一面トップに「日米比、安保で新枠組み―対中抑止、16日初会合へ」の大見出しが躍っており、仰天した。業界用語で言う「同着」である。

 フォローしたメディアは 3社のみ。当日午後 4時に共同通信がロイター電を伝える形で「日米比、16日安保協議へ」とワシントン発で配信した。NHKは翌10日午前11時17分、「日米比、安全保障の連携強化で新たな枠組み―中国念頭に」と報じた。そして日本経済新聞(14日付朝刊)はわずか 9行のベタ記事「日米比の安保高官会談へ―16日に、都内で」。

 
この中国を念頭に置く新しい安保枠組みを、日米比(Japan,Republic of Philippines, USA)の頭文字から「Jaropus」と呼ぶ。日米豪印4カ国の枠組みを「Quad(クアッド)」と呼称するように、報道社は今後「Jaropus(ジャロプス)」と表記することになる。筆者はそこまで情報誌に書いていた。

 そして
同構想は年初来、秋葉氏がカウンターパートのサリバン氏との間でひそかに進めていたのだ。

 
フィリピンのドゥテルテ前政権は対中傾斜を強めたが、昨年 6月のマルコス政権誕生を機に、日米が連携してその路線転換を働きかけてきた1月のサリバン・アニョ会談で、ルソン島北部の軍事基地の米軍使用で合意したことが大きかった

 
決定打となったのは 6月 3日にシンガポールで行われた日米豪比の初めての 4カ国防衛相会談である。

 
要は、岸田文雄政権の対中国スタンスは日米同盟を基軸に日米韓、Quad、Jaropusの強化、ASEAN(東南アジア諸国連合)、NATO(北大西洋条約機構)主要国とも連携した抑止策を打ち出すということなのだ。


 この中国を念頭に置く新しい構想は、年初来、秋葉氏がカウンターパートのサリバン氏との間でひそかに進めていたと、歳川氏。

 フィリピンのドゥテルテ前政権は対中傾斜を強めたが、昨年 6月のマルコス政権誕生を機に、日米が連携してその路線転換を働きかけてきた。1月のサリバン・アニョ会談で、ルソン島北部の軍事基地の米軍使用で合意したことが大きかったのだと。
 決定打となったのは 6月 3日にシンガポールで行われた日米豪比の初めての 4カ国防衛相会談だそうです。

 要は、岸田文雄政権の対中国スタンスは日米同盟を基軸に日米韓、Quad、Jaropusの強化、ASEAN(東南アジア諸国連合)、NATO(北大西洋条約機構)主要国とも連携した抑止策を打ち出すということなのだと、歳川氏。

 首相になっても、広島県の親中団体の会長職を継続している岸田首相。外相就任に伴い、会長職は辞したものの、国会の親中議連に所属する林外相。
 対中抑止策を打ち出すという国際連携にどこまで注力できるのか。
 北京五輪の外交的ボイコットへの参画をバイデン大統領が各国に呼び掛けた時、米中の挟間で態度表明が遅れ、米国から疑念を抱かれた岸田政権。

 国連の安保理事会では、拒否権があり、中露の拒否権行使でものごとが決められなくなっている現在。個々の課題毎に関連国が連携する組織で対処することになってきていますね。
 アジアでの主導が期待される日本。
 故安部氏は、『自由で開かれたインド太平洋』構想を打ち出し、トランプ氏と共に推進しました。G7のアジア代表国として岸田政権の活躍に期待がかけられますが、どうでしょう?


 # 冒頭の画像は、日米比3か国の安全保障当局高官会議での3氏
  https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230617-OYT1T50024/


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  この花の名前は、トロアオイ





 

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