「抗日戦争勝利70年」の軍事パレードに、江沢民や、胡錦濤他長老が参列し、習近平の隣に江沢民、胡錦濤の順で並んでいる写真がありました。昨日のアップに沿えたのですが、プーチン大統領や朴槿恵大統領より、こちらの二人が前面に堂々と立っている事の方が注目されました。
昨日は解説記事が見つかりませんでしたが、今日(9/4)、産経が「長老が登場するかどうかは国内外から注目されていた。」として触れていました。遊爺は、虎退治で堀を埋められた江沢民が習近平の隣に登場するとは思いもしない出来事で驚きました。
記事で紹介されている様に、「止めるほどの力はまだ習氏にない」と言う事なのですね。
高度成長経済から、低成長へと切り替えを余儀なくされているチャイナリスクの一つに、中国国内の権力闘争と習近平への海外の評価をあげていましたが、虎退治で政敵を駆逐している習近平の基盤が盤石になったと思っていましたが、長老たちは、まだまだしぶとく頑張っている様です。と、言うことは、権力闘争の一因のリスクはまだまだ続く。。
【続】深まるチャイナリスク懸念 (2) - 遊爺雑記帳
米調査機関ピュー・リサーチ・センターが、アジア太平洋地域の11カ国で日本、中国、韓国、インドの4カ国への好感度を調査した結果を今月2日、発表したのだそうです。
日本を「好意的に見ている」との回答が71%で最高で、日本、中国、インドの3カ国首脳について、国際情勢に正しい対応ができると「信頼している」と回答した割合は、安倍晋三首相が43%、中国の習近平国家主席は47%、インドのモディ首相は39%で、安倍首相を習近平が上回っています。安倍首相が習近平より評価が低い理由は記事には書かれていません。ばら撒いているお金の差でしょうか?中韓のプロパガンダのせいでしょうか?
日本に「好意的」71%で最高 韓国は4カ国で最下位 アジア太平洋11カ国調査 - 政治・社会 - ZAKZAK
軍事パレードについては、青山繁晴氏は、習近平の失政と評価されています。
探していて見つからないのですが、欧州の報道で、疎かった中国の軍備の凄さを知って、中国を脅威に感じる世論が増えたといった論調のものがありました。遠い東の端ての南シナ海や東シナ海で繰り広げられている中国の国際法を無視した侵略行為は、欧州の人々には伝わっていないのですね。政府が競って、AIIBに加盟するくらいですから、国民までは伝わらなくて当然でしょうね。
しかし、逃避が続く対中投資を引き留めて経済成長を続けねばならない中国の今、国民への鼓舞、日米の分断とそれぞれへ脅しの為に計画した「戦勝国外交」に対する軍事パレードも、海外では逆効果を産み、投資でのチャイナリスクの高騰、安全保障での警戒感を高め、離中が進むことになったと考えられますね。
国内でも、青空の確保の為の諸規制で、企業の損失や、個人生活ではお風呂を沸かすことも出来ないなど、不満が募ったのだとかで、悪評を産んでいるのは、諸兄がご承知の通りです。
権力闘争は、虎退治の習近平が基盤固めに成功したと認識していましたが、まだまだ長老が健在=権力闘争は収まっていないことが判った今回の軍事パレード。ひょんな情報収穫が出来ました。
この花の名前は、エビネ
↓よろしかったら、お願いします。
昨日は解説記事が見つかりませんでしたが、今日(9/4)、産経が「長老が登場するかどうかは国内外から注目されていた。」として触れていました。遊爺は、虎退治で堀を埋められた江沢民が習近平の隣に登場するとは思いもしない出来事で驚きました。
記事で紹介されている様に、「止めるほどの力はまだ習氏にない」と言う事なのですね。
高度成長経済から、低成長へと切り替えを余儀なくされているチャイナリスクの一つに、中国国内の権力闘争と習近平への海外の評価をあげていましたが、虎退治で政敵を駆逐している習近平の基盤が盤石になったと思っていましたが、長老たちは、まだまだしぶとく頑張っている様です。と、言うことは、権力闘争の一因のリスクはまだまだ続く。。
【続】深まるチャイナリスク懸念 (2) - 遊爺雑記帳
中国「抗日」軍事パレード 習氏VS長老「呉越同舟」 江、胡氏は健在ぶり誇示 (9/4 産経)
【北京=矢板明夫】3日に中国北京で行われた抗日戦勝70年を記念する行事で、習近平国家主席とともに、江沢民元主席、胡錦濤前主席ら党長老たちも参列し、健在ぶりをアピールした。ここ数年の習近平氏による強引な政権運営の手法に対し、党長老たちが不満を募らせており、党内の対立は激化したといわれている。この日、天安門楼上で習氏は江氏、胡氏と言葉を交わしたが、3人とも神妙な表情で、「呉越同舟」の感は否めない。
中国で10年ごとに行われる建国記念日を祝う軍事パレードに、党長老を招待する慣習はあったが、今回は抗日戦争をテーマに行われた初の式典。約30人もの外国首脳招待の前例もなかったため、長老が登場するかどうかは国内外から注目されていた。
習主席は自身への権力集中をアピールしたいところだけに、共産党関係者は「自分の晴れ舞台に長老たちに出てきてほしくないのは本音だが、止めるほどの力はまだ習氏にないということだろう」と説明した。
約2週間前の8月中旬、米国を拠点とする中国語ニュースサイトには、「江氏が天津市の爆発に関与したとして拘束された」との情報が流れた。北京の当局関係者はすぐに否定したが、習派が江氏の影響力を低下させようとして流した偽情報の可能性が指摘された。
この日の軍事パレードで、江氏は強い日差しの中を約2時間立ち続ける壮健ぶり。親族の不正蓄財で調査を受けていると香港メディアに伝えられた曽慶紅元国家副主席や、李鵬元首相、温家宝前首相らも楼上から笑顔で手を振った。
党長老たちは、習近平氏が最近、メディアを総動員して自身への個人崇拝を進めていることや、反腐敗の名目で政敵を次々と倒していくやり方に不満を募らせている。今夏に開かれた、共産党内の現、元最高幹部による北戴河会議でも、習氏らに長老の批判が集まったとされる。共産党関係者は「習氏と長老たちの戦いはまだ勝負がついておらず、これからは激しくなっていくであろう」と話している。
【北京=矢板明夫】3日に中国北京で行われた抗日戦勝70年を記念する行事で、習近平国家主席とともに、江沢民元主席、胡錦濤前主席ら党長老たちも参列し、健在ぶりをアピールした。ここ数年の習近平氏による強引な政権運営の手法に対し、党長老たちが不満を募らせており、党内の対立は激化したといわれている。この日、天安門楼上で習氏は江氏、胡氏と言葉を交わしたが、3人とも神妙な表情で、「呉越同舟」の感は否めない。
中国で10年ごとに行われる建国記念日を祝う軍事パレードに、党長老を招待する慣習はあったが、今回は抗日戦争をテーマに行われた初の式典。約30人もの外国首脳招待の前例もなかったため、長老が登場するかどうかは国内外から注目されていた。
習主席は自身への権力集中をアピールしたいところだけに、共産党関係者は「自分の晴れ舞台に長老たちに出てきてほしくないのは本音だが、止めるほどの力はまだ習氏にないということだろう」と説明した。
約2週間前の8月中旬、米国を拠点とする中国語ニュースサイトには、「江氏が天津市の爆発に関与したとして拘束された」との情報が流れた。北京の当局関係者はすぐに否定したが、習派が江氏の影響力を低下させようとして流した偽情報の可能性が指摘された。
この日の軍事パレードで、江氏は強い日差しの中を約2時間立ち続ける壮健ぶり。親族の不正蓄財で調査を受けていると香港メディアに伝えられた曽慶紅元国家副主席や、李鵬元首相、温家宝前首相らも楼上から笑顔で手を振った。
党長老たちは、習近平氏が最近、メディアを総動員して自身への個人崇拝を進めていることや、反腐敗の名目で政敵を次々と倒していくやり方に不満を募らせている。今夏に開かれた、共産党内の現、元最高幹部による北戴河会議でも、習氏らに長老の批判が集まったとされる。共産党関係者は「習氏と長老たちの戦いはまだ勝負がついておらず、これからは激しくなっていくであろう」と話している。
米調査機関ピュー・リサーチ・センターが、アジア太平洋地域の11カ国で日本、中国、韓国、インドの4カ国への好感度を調査した結果を今月2日、発表したのだそうです。
日本を「好意的に見ている」との回答が71%で最高で、日本、中国、インドの3カ国首脳について、国際情勢に正しい対応ができると「信頼している」と回答した割合は、安倍晋三首相が43%、中国の習近平国家主席は47%、インドのモディ首相は39%で、安倍首相を習近平が上回っています。安倍首相が習近平より評価が低い理由は記事には書かれていません。ばら撒いているお金の差でしょうか?中韓のプロパガンダのせいでしょうか?
日本に「好意的」71%で最高 韓国は4カ国で最下位 アジア太平洋11カ国調査 - 政治・社会 - ZAKZAK
軍事パレードについては、青山繁晴氏は、習近平の失政と評価されています。
探していて見つからないのですが、欧州の報道で、疎かった中国の軍備の凄さを知って、中国を脅威に感じる世論が増えたといった論調のものがありました。遠い東の端ての南シナ海や東シナ海で繰り広げられている中国の国際法を無視した侵略行為は、欧州の人々には伝わっていないのですね。政府が競って、AIIBに加盟するくらいですから、国民までは伝わらなくて当然でしょうね。
しかし、逃避が続く対中投資を引き留めて経済成長を続けねばならない中国の今、国民への鼓舞、日米の分断とそれぞれへ脅しの為に計画した「戦勝国外交」に対する軍事パレードも、海外では逆効果を産み、投資でのチャイナリスクの高騰、安全保障での警戒感を高め、離中が進むことになったと考えられますね。
国内でも、青空の確保の為の諸規制で、企業の損失や、個人生活ではお風呂を沸かすことも出来ないなど、不満が募ったのだとかで、悪評を産んでいるのは、諸兄がご承知の通りです。
権力闘争は、虎退治の習近平が基盤固めに成功したと認識していましたが、まだまだ長老が健在=権力闘争は収まっていないことが判った今回の軍事パレード。ひょんな情報収穫が出来ました。
この花の名前は、エビネ
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