
米・CNNは政治的に民主党を支援し、共和党を批判する傾向があり、とくにドナルド・トランプ前大統領への激しい糾弾は有名だったと、産経新聞ワシントン駐在客員特派員の古森氏。
トランプ氏がホワイトハウスを去った後、CNNは米国内でケーブルテレビの視聴者数が減少し、競争相手のFOXニュースに大差をつけられているのだそうで、その現象について解説されています。
CNNの視聴者数の大幅な降下について、トランプ氏は、「私がワシントンを去ってから、米国の政治は退屈になったということだろうか。だがCNNだけがとくに人気を失ったことは、視聴者からの信頼にも原因があるのだろう。とにかくCNNの急落というのは素晴らしいことだ」とコメント。
バイデン政権になってからのCNNの視聴者の減少は“劇的”とさえ言えると古森氏。
トランプ政権時代の昨年6月とくらべると、FOXニュースが42%、MSNBCが36%、CNNが57%減少。CNNの人気番組の視聴者減少がとくに激しく、一番の人気番組だった、ジェイク・タッパー氏がメインアンカーを務めるニュース番組は、4月から6月までの第2四半期の視聴者数が前期(1~3月)よりも70%以上の減少となったのだそうです。
バイデン政権になってから、ニューステレビ局の視聴者が全体的に大きく減った。なかでもCNNの低下が際立っている。その理由はなんなのか。
コーネル大学のメディア研究のウィリアム・ジェイコブソン教授は、CNNのトランプ叩きが激しすぎたことで、反トランプ派はもちろん中間層やトランプ支持層の関心も集めた。しかし、トランプ政権の終盤には、そうしたメディアの報道への信憑性が明白に落ちていた。だからトランプ退陣後に視聴者がこのように減少したのは当然で、今日の視聴者離れにつながったと。
デポーン大学のメディア研究のジェフリー・マコール教授は、「バイデン政権の政策や動向を伝えるCNNの報道が、本来の民主党支持派、あるいはリベラル派の国民の期待を満たしていない」と指摘。「現在の米国が抱えたインフレ、犯罪、議会の分裂、不法移民といった問題に対処するバイデン政権の実態をなんら批判せず客観的に報じていない」と。
バイデン政権に甘すぎるということだろう。となると、CNNの視聴者減少はトランプ氏の退場とはまた別の理由だということにもなると古森氏。
CNNというニューステレビ局に象徴される米国の主要メディアの党派性、つまり客観性や中立性の欠落が、視聴者数の激変という事態をもたらしているということは言えそうだと。
余談ですが、日本の朝日新聞は、打倒安倍政権が社是と言われていました。
しかし、2020年9月中間連結決算で419億円の赤字を計上。社長が交代しました。
日本ABC協会によると、朝日新聞の発行部数は、2015年度は700万部近くあったが、18年度に600万部を割り込み、20年上半期では516万部まで落ち込んでいる。
毎日新聞は先日、資本金を41億5000万円から1億円に減資して中小企業になると発表。
しかし、日経新聞は、朝日新聞の半分程度の部数(213万部)なのに、連結売上高は朝日新聞の3536億円(2019年度)より多い3568億円。
若者の新聞離れが言われて久しいが、最近は高齢者も新聞を読まず、ネットを見るようになりました。部数低減に歯止めがかからないとの見方があると。
朝日新聞の実売部数は今や350万部?新社長は創業以来の大赤字で前途多難の声 | デイリー新潮
読売新聞、年間で51万部の減部数、21年5月度のABC部数、新聞凋落の背景に信用の失墜、権力構造の一部に変質 | MEDIA KOKUSYO
新聞の減部数の原因は、インターネットの普及に加えて、新聞社そのものが日本の権力構造の中に歯車として組み込まれていることが明らかになってきた事情がある。ジャーナリズムの看板をかかげ、その一方で消費税率の軽減措置などさまざまな優遇措置を受けながら、テレビと連動して世論誘導の役割を果たしている実態が暴露されてきた事情がある。すでに権力構造の一部に変質していると。
権力構造の一部に変質している新聞とは何処?
朝日、毎日など、斜陽が一時しいオールド偏向メディアは、政権批判ばかりで、日本の成長への視点が少なく、戦後の昭和の頃の、批判をすれば文化人、ジャーナリストといった風潮から脱皮することが出来ず、ネット時代で老若男女の情報リテラシィが変革していることに後れをとっているといったほうが的確かと?
余談ついでに、テレビの視聴率を観ると、番組の時間帯が異なるので正しい比較とは言えませんが、報道【関東地区】では、NHKニュース7がトップ。ワイドショー番組などの、教育・教養・実用【関東地区】では、サンデーモーニング(TBS)がトップなのですね。
オールド偏向系が高視聴率の様相?
# 冒頭の画像は、バイデン政権になってから視聴者数が70%減少した政治ジャーナリストのジェイク・タッパー氏がメインアンカーを務めるCNNのニュース番組。

この花の名前は、マリーゴールド
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トランプ氏がホワイトハウスを去った後、CNNは米国内でケーブルテレビの視聴者数が減少し、競争相手のFOXニュースに大差をつけられているのだそうで、その現象について解説されています。
どうしてこうなった? 米CNNの視聴者数が悲惨な急減少 見る影もない「トランプの天敵」 | JBpress (ジェイビープレス) 2021.7.7(水) 古森 義久:産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授
日本の報道界でも学界でも、米国の政治の現状を、まず米CNNテレビの報道で知る人が多いようだ。なんといっても日本にいながら日夜24時間視聴できる米国のメディアはCNNぐらいだからだ。
だが、このCNNは政治的に民主党を支援し、共和党を批判する傾向があることで知られている。とくにドナルド・トランプ前大統領への激しい糾弾は有名だった。
ところがトランプ氏がホワイトハウスを去った後、CNNは米国内でケーブルテレビの視聴者数が減少し、競争相手のFOXニュースに大差をつけられている。この現状はいったいなにを意味するのだろう。
人気ニュース番組の視聴者数が70%減
6月29日、CNNの視聴者数の大幅な降下について、トランプ氏が以下のようにコメントした。
「CNNの視聴者数が70%も落ちてしまった。他のテレビ局もそれほどではないが視聴者を減らしている。やはり私がワシントンを去ってから、米国の政治は退屈になったということだろうか。だがCNNだけがとくに人気を失ったことは、視聴者からの信頼にも原因があるのだろう。とにかくCNNの急落というのは素晴らしいことだ」
トランプ氏がCNNの視聴者減少を喜ぶのは当然だといえる。CNNとトランプ氏は、トランプ政権の発足当時から激しく対決した。CNNがトランプ氏とロシア政府機関との共謀を伝える「秘密文書」の内容を報道した際は、トランプ氏はCNNに「フェイクニュース」という言葉を浴びせて攻撃した。
バイデン政権になってからのCNNの視聴者の減少は“劇的”とさえ言える。ニールセンの最近の発表によると、今年(2021年)6月の、ケーブルテレビにおける主要ニューステレビ局のそれぞれの視聴者数は、1日ごとのプライムタイム(午後8時から同11時)平均でFOXニュースが213万人、MSNBCが131万人、CNNが79万人だった。
この数字をトランプ政権時代の昨年6月とくらべると、FOXニュースが42%、MSNBCが36%、CNNが57%減少している。
同じ調査によると、CNNの人気番組の視聴者減少がとくに激しい。CNNの一番の人気番組だった、ジェイク・タッパー氏がメインアンカーを務めるニュース番組は、4月から6月までの第2四半期の視聴者数が前期(1~3月)よりも70%以上の減少となった。トランプ氏は、この減少についてコメントしたとみられている。
以上の統計を見ると、バイデン政権になってから、ニューステレビ局の視聴者が全体的に大きく減ったことがわかる。そして、なかでもCNNの低下が際立っている。その理由はなんなのか。
バイデン政権に甘すぎて民主党支持派もそっぽ?
トランプ氏はこれまでにも「私が大統領ではなくなったことで、国民の政治への関心が低下した。だからテレビニュースを見る人の数も減少した」「CNNは私に関する虚報や誤報を面白おかしく、しかも大量に報じていたから注目されたのだ」などと訴えてきた。
この点についてコーネル大学のメディア研究のウィリアム・ジェイコブソン教授は以下のように述べている。
「トランプ政権時代は、CNNもMSNBCも、民主党を支持するリベラルメディアとしてトランプ氏を叩いた。その徹底ぶりによって、反トランプ派はもちろん中間層やトランプ支持層の関心も集めたといえる。その関心はCNNやMSNBCという媒体への興味や愛着ではなかった。また、トランプ政権の終盤には、そうしたメディアの報道への信憑性が明白に落ちていた。だからトランプ退陣後に視聴者がこのように減少したのは当然といえるだろう」
つまりは、CNNのトランプ叩きが激しすぎたことが今日の視聴者離れにつながったということなのか。
他方、バイデン政権になってからのCNNの報道内容を理由に挙げる見解もある。デポーン大学のメディア研究のジェフリー・マコール教授は次のように解説する。
「バイデン政権の政策や動向を伝えるCNNの報道が、本来の民主党支持派、あるいはリベラル派の国民の期待を満たしていないことが指摘できる。現在の米国が抱えたインフレ、犯罪、議会の分裂、不法移民といった問題に対処するバイデン政権の実態をなんら批判せず客観的に報じていないからだ」
要するに、バイデン政権に甘すぎるということだろう。となると、CNNの視聴者減少はトランプ氏の退場とはまた別の理由だということにもなる。
いずれにしてもCNNというニューステレビ局に象徴される米国の主要メディアの党派性、つまり客観性や中立性の欠落が、視聴者数の激変という事態をもたらしているということは言えそうだ。
日本の報道界でも学界でも、米国の政治の現状を、まず米CNNテレビの報道で知る人が多いようだ。なんといっても日本にいながら日夜24時間視聴できる米国のメディアはCNNぐらいだからだ。
だが、このCNNは政治的に民主党を支援し、共和党を批判する傾向があることで知られている。とくにドナルド・トランプ前大統領への激しい糾弾は有名だった。
ところがトランプ氏がホワイトハウスを去った後、CNNは米国内でケーブルテレビの視聴者数が減少し、競争相手のFOXニュースに大差をつけられている。この現状はいったいなにを意味するのだろう。
人気ニュース番組の視聴者数が70%減
6月29日、CNNの視聴者数の大幅な降下について、トランプ氏が以下のようにコメントした。
「CNNの視聴者数が70%も落ちてしまった。他のテレビ局もそれほどではないが視聴者を減らしている。やはり私がワシントンを去ってから、米国の政治は退屈になったということだろうか。だがCNNだけがとくに人気を失ったことは、視聴者からの信頼にも原因があるのだろう。とにかくCNNの急落というのは素晴らしいことだ」
トランプ氏がCNNの視聴者減少を喜ぶのは当然だといえる。CNNとトランプ氏は、トランプ政権の発足当時から激しく対決した。CNNがトランプ氏とロシア政府機関との共謀を伝える「秘密文書」の内容を報道した際は、トランプ氏はCNNに「フェイクニュース」という言葉を浴びせて攻撃した。
バイデン政権になってからのCNNの視聴者の減少は“劇的”とさえ言える。ニールセンの最近の発表によると、今年(2021年)6月の、ケーブルテレビにおける主要ニューステレビ局のそれぞれの視聴者数は、1日ごとのプライムタイム(午後8時から同11時)平均でFOXニュースが213万人、MSNBCが131万人、CNNが79万人だった。
この数字をトランプ政権時代の昨年6月とくらべると、FOXニュースが42%、MSNBCが36%、CNNが57%減少している。
同じ調査によると、CNNの人気番組の視聴者減少がとくに激しい。CNNの一番の人気番組だった、ジェイク・タッパー氏がメインアンカーを務めるニュース番組は、4月から6月までの第2四半期の視聴者数が前期(1~3月)よりも70%以上の減少となった。トランプ氏は、この減少についてコメントしたとみられている。
以上の統計を見ると、バイデン政権になってから、ニューステレビ局の視聴者が全体的に大きく減ったことがわかる。そして、なかでもCNNの低下が際立っている。その理由はなんなのか。
バイデン政権に甘すぎて民主党支持派もそっぽ?
トランプ氏はこれまでにも「私が大統領ではなくなったことで、国民の政治への関心が低下した。だからテレビニュースを見る人の数も減少した」「CNNは私に関する虚報や誤報を面白おかしく、しかも大量に報じていたから注目されたのだ」などと訴えてきた。
この点についてコーネル大学のメディア研究のウィリアム・ジェイコブソン教授は以下のように述べている。
「トランプ政権時代は、CNNもMSNBCも、民主党を支持するリベラルメディアとしてトランプ氏を叩いた。その徹底ぶりによって、反トランプ派はもちろん中間層やトランプ支持層の関心も集めたといえる。その関心はCNNやMSNBCという媒体への興味や愛着ではなかった。また、トランプ政権の終盤には、そうしたメディアの報道への信憑性が明白に落ちていた。だからトランプ退陣後に視聴者がこのように減少したのは当然といえるだろう」
つまりは、CNNのトランプ叩きが激しすぎたことが今日の視聴者離れにつながったということなのか。
他方、バイデン政権になってからのCNNの報道内容を理由に挙げる見解もある。デポーン大学のメディア研究のジェフリー・マコール教授は次のように解説する。
「バイデン政権の政策や動向を伝えるCNNの報道が、本来の民主党支持派、あるいはリベラル派の国民の期待を満たしていないことが指摘できる。現在の米国が抱えたインフレ、犯罪、議会の分裂、不法移民といった問題に対処するバイデン政権の実態をなんら批判せず客観的に報じていないからだ」
要するに、バイデン政権に甘すぎるということだろう。となると、CNNの視聴者減少はトランプ氏の退場とはまた別の理由だということにもなる。
いずれにしてもCNNというニューステレビ局に象徴される米国の主要メディアの党派性、つまり客観性や中立性の欠落が、視聴者数の激変という事態をもたらしているということは言えそうだ。
CNNの視聴者数の大幅な降下について、トランプ氏は、「私がワシントンを去ってから、米国の政治は退屈になったということだろうか。だがCNNだけがとくに人気を失ったことは、視聴者からの信頼にも原因があるのだろう。とにかくCNNの急落というのは素晴らしいことだ」とコメント。
バイデン政権になってからのCNNの視聴者の減少は“劇的”とさえ言えると古森氏。
トランプ政権時代の昨年6月とくらべると、FOXニュースが42%、MSNBCが36%、CNNが57%減少。CNNの人気番組の視聴者減少がとくに激しく、一番の人気番組だった、ジェイク・タッパー氏がメインアンカーを務めるニュース番組は、4月から6月までの第2四半期の視聴者数が前期(1~3月)よりも70%以上の減少となったのだそうです。
バイデン政権になってから、ニューステレビ局の視聴者が全体的に大きく減った。なかでもCNNの低下が際立っている。その理由はなんなのか。
コーネル大学のメディア研究のウィリアム・ジェイコブソン教授は、CNNのトランプ叩きが激しすぎたことで、反トランプ派はもちろん中間層やトランプ支持層の関心も集めた。しかし、トランプ政権の終盤には、そうしたメディアの報道への信憑性が明白に落ちていた。だからトランプ退陣後に視聴者がこのように減少したのは当然で、今日の視聴者離れにつながったと。
デポーン大学のメディア研究のジェフリー・マコール教授は、「バイデン政権の政策や動向を伝えるCNNの報道が、本来の民主党支持派、あるいはリベラル派の国民の期待を満たしていない」と指摘。「現在の米国が抱えたインフレ、犯罪、議会の分裂、不法移民といった問題に対処するバイデン政権の実態をなんら批判せず客観的に報じていない」と。
バイデン政権に甘すぎるということだろう。となると、CNNの視聴者減少はトランプ氏の退場とはまた別の理由だということにもなると古森氏。
CNNというニューステレビ局に象徴される米国の主要メディアの党派性、つまり客観性や中立性の欠落が、視聴者数の激変という事態をもたらしているということは言えそうだと。
余談ですが、日本の朝日新聞は、打倒安倍政権が社是と言われていました。
しかし、2020年9月中間連結決算で419億円の赤字を計上。社長が交代しました。
日本ABC協会によると、朝日新聞の発行部数は、2015年度は700万部近くあったが、18年度に600万部を割り込み、20年上半期では516万部まで落ち込んでいる。
毎日新聞は先日、資本金を41億5000万円から1億円に減資して中小企業になると発表。
しかし、日経新聞は、朝日新聞の半分程度の部数(213万部)なのに、連結売上高は朝日新聞の3536億円(2019年度)より多い3568億円。
若者の新聞離れが言われて久しいが、最近は高齢者も新聞を読まず、ネットを見るようになりました。部数低減に歯止めがかからないとの見方があると。
朝日新聞の実売部数は今や350万部?新社長は創業以来の大赤字で前途多難の声 | デイリー新潮
読売新聞、年間で51万部の減部数、21年5月度のABC部数、新聞凋落の背景に信用の失墜、権力構造の一部に変質 | MEDIA KOKUSYO
新聞の減部数の原因は、インターネットの普及に加えて、新聞社そのものが日本の権力構造の中に歯車として組み込まれていることが明らかになってきた事情がある。ジャーナリズムの看板をかかげ、その一方で消費税率の軽減措置などさまざまな優遇措置を受けながら、テレビと連動して世論誘導の役割を果たしている実態が暴露されてきた事情がある。すでに権力構造の一部に変質していると。
権力構造の一部に変質している新聞とは何処?
朝日、毎日など、斜陽が一時しいオールド偏向メディアは、政権批判ばかりで、日本の成長への視点が少なく、戦後の昭和の頃の、批判をすれば文化人、ジャーナリストといった風潮から脱皮することが出来ず、ネット時代で老若男女の情報リテラシィが変革していることに後れをとっているといったほうが的確かと?
余談ついでに、テレビの視聴率を観ると、番組の時間帯が異なるので正しい比較とは言えませんが、報道【関東地区】では、NHKニュース7がトップ。ワイドショー番組などの、教育・教養・実用【関東地区】では、サンデーモーニング(TBS)がトップなのですね。
オールド偏向系が高視聴率の様相?
# 冒頭の画像は、バイデン政権になってから視聴者数が70%減少した政治ジャーナリストのジェイク・タッパー氏がメインアンカーを務めるCNNのニュース番組。

この花の名前は、マリーゴールド
↓よろしかったら、お願いします。



