遊爺雑記帳

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プーチン大統領の健康状態や精神状態に異変? それともプロパガンダ?

2022-04-03 01:33:33 | 英国全般
 ロシアの独立系メディア「プロエクト」は 1日、プーチン露大統領が甲状腺に何らかの病気を抱えている可能性を指摘したのだそうです。根拠は、甲状腺がんの専門家が南部ソチにあるプーチン氏の別荘を頻繁に訪問していること。
 甲状腺治療の副作用と、ウクライナ侵攻での政治判断への関係が危惧されていていて欧米の情報機関などが精神状態の分析を進めていると。
 
プーチン氏が病気治療か、甲状腺がん専門家が別荘に出入り…露メディア報道(読売新聞) - goo ニュース 2022/04/02

 【ロンドン=深沢亮爾】ロシアの独立系メディア「プロエクト」は1日、独自入手した資料を基に、プーチン露大統領が甲状腺に何らかの病気を抱えている可能性を指摘した。甲状腺がんの専門家が南部ソチにあるプーチン氏の別荘を頻繁に訪問していることを根拠として示している。

 同メディアは、モスクワの医療機関と宿泊先の契約書を入手した。
甲状腺がんの専門家が2016〜20年の4年間で35回、ソチを訪れ、計166日間にわたってプーチン氏とともに過ごしたと明らかにした。同行する医療スタッフ数も増加しており、16年の5人から19年には9人の専門家を帯同したという。

 
英紙デイリー・テレグラフは、プーチン氏のウクライナ侵攻の決断を巡り、甲状腺治療の副作用との関連を指摘した。プーチン氏については、米欧の情報機関などが精神状態の分析を進めている

 プロエクトは、プーチン政権に批判的な調査報道で定評があり、露検察当局が昨年7月、ロシア国内での活動を禁じた。

 甲状腺がんの専門家は2016〜20年の 4年間で35回、ソチを訪れ、計166日間にわたってプーチン氏とともに過ごしたのだそうです。
 (21年以降は、記事からでは不明)

 英紙デイリー・テレグラフは、プーチン氏のウクライナ侵攻の決断を巡り、甲状腺治療の副作用との関連を指摘していると。
 プーチン氏のウクライナ侵攻では、核の使用を言及したり、側近の離反や自宅謹慎するなどの異常が認められ情緒不安定が危惧されている事は、諸兄がご承知の通りです。

 米紙ワシントン・ポストは、ロシア軍の侵攻開始早々に、バイデン米政権が米情報機関に対し、プーチン大統領の精神分析を最優先課題として指示していると報じていたのですね。
 こちらでは、パーキンソン病という表現ですが、遊爺には、パーキンソン病と、甲状腺に何らかの病気との関係は全く解りませんが、関係はあるような?
 甲状腺と神経内科(パーキンソン病,多系統萎縮症,本態性振戦,アテトーゼ)[長崎甲状腺クリニック大阪

 早稲田メンタルクリニックの益田裕介院長は、前提として、直接診察していない人物の精神状態について言及するのは避けるべきとする「ゴールドウォーター・ルール」の事情を挙げ、「あくまでも一般論になりますが」としたうえで、 
 独裁者は一人で多くの決断を下す立場上、その決断に全責任を負う立場となる。小さな組織のワンマン型のリーダーも同様だが、一国のトップともなれば、人命に関わる判断も一手に担ううえ、利害で敵対する存在も増える。当然ながら、日々強いストレスとプレッシャーにさらされると。
 
プーチン大統領の精神状態に異変はあるのか? 医師が語る「独裁政権」「為政者」心のリスク(AERA dot.) - goo ニュース 2022/03/12

<前略>
 英メディアがパーキンソン病を患っていると報じるなど、プーチン大統領の体調面での不安要素も指摘されている

 もし
進行性の病を抱えているとすれば、精神面にどのような影響を及ぼしうるのだろうか

どんな病気でも、体調が悪いときはネガティブな思考をしやすくなりますが、そのうえ進行性の病気であれば、やはり落ち込む人は多い。以前ほどたくさんのことは考えられなくなり、冷静に問題処理する能力は落ちやすくなります。油が乗っていた時とは違う状況だと思います。人の体調や精神状態は一定ではないので、一人に権力を集中させている状態はやはり危険だと思います」

 状況だけでみれば、プーチン大統領は精神面で健全な状態を保てているとは限らず、一定の懸念材料を抱えているといえる。ただ、早稲田メンタルクリニックの
益田裕介院長は次のような可能性も指摘する。

今は戦争という異常事態。有事の時には相手の裏をかき、他人が想像できないようなことをしなければ勝負に勝てません。さまざまな計算の上での判断かもしれません。演じている可能性も否定できないと思います」

(AERA dot.編集部・飯塚大和)

 そんな為政者たちは、プレッシャーをどのように乗り越えていくのか。
 「そのまま疲弊していく場合もありますが、不安を解消するために、『自分は他よりも優れている』と思い込んでナルシシズムの強化を必要とするパターンの人もいます。ナルシシズムが強化されれば、組織が抱える問題の解決よりも、自身の決断を守ることにエネルギーを注ぐようになる傾向があります」と、増田医院長。

 また、加齢による変化も避けられない。プーチン大統領は69歳と、他国の為政者たちと比べて取り立てて高齢というわけではないが、長期で実権を担えば脳の疲労やストレスの蓄積に起因する鬱やアルツハイマーのリスクを抱えやすくなると。
 「もし、死ぬ間際だから最後にやりたかった戦争を起こそうとやけを起こしてしまう為政者が現れれば、巻き込まれるほうは悲惨です。その意味でも、高齢者ばかりに一極集中してしまう政治システムを見直すべき時期に差し掛かっていると思います」と、増田医院長。
 
 英メディアが報じる様に、プーチン氏がパーキンソン病を患っていて、それが進行性の病だとすれば、精神面にどのような影響を及ぼしうるのだろう。
 「どんな病気でも、体調が悪いときはネガティブな思考をしやすくなりますが、そのうえ進行性の病気であれば、やはり落ち込む人は多い。以前ほどたくさんのことは考えられなくなり、冷静に問題処理する能力は落ちやすくなります。油が乗っていた時とは違う状況だと思います。人の体調や精神状態は一定ではないので、一人に権力を集中させている状態はやはり危険だと思います」と、増田医院長。
 
 「今は戦争という異常事態。有事の時には相手の裏をかき、他人が想像できないようなことをしなければ勝負に勝てません。さまざまな計算の上での判断かもしれません。演じている可能性も否定できないと思います」とも。

 百戦練磨で一筋縄では語れないプーチン氏。
 日本との北方四島返還交渉では、日本政府に、馬の鼻面にニンジンをぶら下げる交渉術で以下の様に手のひら返しで翻弄。結局経済協力投資だけ獲得して、北方四島返還は、日ソ共同宣言( 1956年10月)の歯舞群島と色丹島の二島返還が、ゼロ島返還で膠着。
 
■日ソ共同宣言
1956年10月19日 鳩山首相とソ連のブルガーニン首相がモスクワで署名
 北方領土問題は、まず国交回復を先行させ、平和条約締結後にソ連が歯舞群島と色丹島を引き渡すという前提で、改めて平和条約の交渉を行うという合意
■日ソ同声明(1991年)
 1991年4月海部総理とゴルバチョフ大統領により署名された。
 北方四島が、平和条約において解決されるべき領土問題の対象であることが初めて確認された。
 日ソ両国は引き続き平和条約締結交渉を行い、条約締結後にソ連は日本へ歯舞群島と色丹島を引き渡す。

■東京宣言(1993年)
 1993年10月、細川総理とエリツィン大統領により署名された。
 領土問題を、北方四島の島名を列挙して、その帰属に関する問題と位置づけるとともに、領土問題解決のための交渉指針が示された。
 また、日ソ間のすべての国際約束が、日露間で引き続き適用されることを確認した。

■クラスノヤルスク合意(1997年)
 1997年11月、橋本総理とエリツィン大統領の間で、東京宣言に基づき、2000年までに平和条約を締結するよう全力を尽くすことで一致。

■川奈合意(1998年)
 1998年4月、橋本総理とエリツィン大統領の間で、平和条約に関し、東京宣言に基づいて四島の帰属の問題を解決することを内容とし、21世紀に向けた日露の友好協力に関する原則等を盛り込むことで一致。

■イルクーツク声明(2001年)
 2001年3月、森総理とプーチン大統領により署名された。
 日ソ共同宣言が交渉プロセスの出発点を設定した基本的な法的文書であることを確認した。その上で、東京宣言に基づいて四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結すべきことを再確認した。

■日露行動計画(2003年)
 2003年1月、小泉総理とプーチン大統領により採択された。日ソ共同宣言、東京宣言、イルクーツク声明及びその他の諸合意が、四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結し、両国関係を完全に正常化することを目的とした交渉における基礎と認識し、交渉を加速することを確認した。

▽プーチン来日 過去を否定 (2005年11月)
 「 プーチン来日で惨敗の日本外交 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト

▽山口での首脳会談(2016年12月15日)
 北方4島で「特別な制度」の下での共同経済活動実現へ協議。

▽ロシア極東ウラジオストクでの東方経済フォーラム (2018年9月)
檀上で、プーチン大統領が突如平和条約交渉先行を呼びかけ。

▽シンガポールでの首脳会談(2018年11月14日)
 1956年の日ソ共同宣言を基礎に、平和条約交渉を加速。

▽ドイツ・ミュンヘンでの日露外相会談 (2019年2月17日未明)
 ラブロフ外相は、第2次世界大戦の正当な結果として北方領土がロシア領になったと認めるよう改めて強調。「日本が、4島を含む全てのクリル諸島(千島列島)の主権をロシアが有することなど、第2次世界大戦の結果を認めることが不可欠だ」と述べ、ゼロ島を主張。

 プーチンのウクライナ侵攻に対し、ゼレンスキー大統領は、欧米に対し制空権確保の要請をしていますが、直接の軍事行動ではなく、対空ミサイルや対戦車ミサイル、その支援のドローンや米英が得ている情報の提供等の支援をし、ウクライナ軍の抗戦にロシア軍が思わぬ苦戦を強いられている現状は諸兄がご承知の通り。

 ロジスティクスや戦費で苦渋のプーチンも、振り上げたこぶし、国内向けに説得できる降ろしどころに注力。
 プーチンの戦争と言われる今回の不法な(親露独立国を承認しその安全保障支援要請にこたえるとの稚拙な旗印はありますが)ウクライナ侵攻。
 しかも、ゴリオシで大誤算を産む失敗。冒頭の病気説との関係は、納得できる説とも言えますね。
 プーチンの戦争と言われる今回の戦犯の指摘がある侵攻。早く病気が改善し、正気に戻り、矛を収めていただきたい。
 矛を収める勇気を発揮すれば、今の世界中からの制裁包囲網は解ける筈。それは、ロシア国民の為にも、ウクライナ国民の為にも、世界平和の為にもなる事です。

 日本の外務大臣失格ながらも首相になれてしまった岸田氏。
 自由主義諸国が経済制裁網を敷く中、サハリン1, 2の石油・天然ガス開発事業からメジャー企業が撤退するのに対し、サハリン2だけでなく、サハリン1でも撤退しないと発表。理由は薄弱。国内投資企業の利益優先!
 北京五輪の「外交的ボイコット」で、米中二股外交で躊躇したことがバイデン大統領の怒りを買い、積み上げられてきた日米関係に亀裂を生みましたが、ここでも欧米の制裁網に穴を開ける失政の上塗り。
 日本の国際信用を棄損しています。外交については、自身が外務大臣時代に傘となり庇っていただいた安倍さん(歴代首相ではなしえなかった、G7での重鎮でメルケル氏とトランプ氏の仲を取り持つことも)に、師事を仰ぎながら決断する事を望みます。さもないと、日本を孤立させてしまいます。



 # 冒頭の画像は、ウクライナで撃破されたロシア軍戦車




  この花の名前は、ユキワリイチゲ


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遊爺さんの写真素材 - PIXTA

写真素材のピクスタ


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