中国の反日デモ 今！拡大する理由は？

asahi.com： 反日デモ、気をもむ邦人　外出控え、中国語で会話-中国・反日デモ特集
asahi.com： 上海で数万人反日デモ　２邦人けが、総領事館の窓割れる-中国・反日デモ特集
asahi.com： 「はなはだ遺憾」　町村外相、中国政府の対応に不満表明-政治

　上海では...との見方もあり、国際都市との上海自信の自覚に期待していましたが、期待は裏切られた様子です。
　３週間にわたる反日デモの今反日と言っている理由は何なのでしょう。今更とぼけた発言に聞こえるのでしょうが、今、中国で、とある権力が扇動し盛り上げねばならない理由が存在するのか、存在するとしたらどういう背景かが知りたいのです。
　常任理事国入りへの反発、教科書問題などからおきまりの日本の歴史的認識への反日デモでしょうか？それは今までも有ったことで、今回ここまでもりあがっているのは、終戦60周年での、各種イベントで触れる機会が増えたからですか？ インターネット人口が増えて、呼びかけに応じる人が増えたから...？

　デモにしても、インターネットの掲載にしても国内法があり規制があるとされていますが、愛国・反日ということで、フリーに近い状況であることは語り尽くされていて、それに対する中国の国家としての反応も、日本のせいとデモを肯定扇動しています。なので、扇動の大本は、政府か共産党。
　反日デモを規制したり、日本と平和条約を結んだ政府や政府要人は失脚しますので、政府に止める力はないとすれば、震源は共産党...？

　デモの主理由は、第一報を聞いたときから、EEZ(東シナ海ガス田)関連かと思っているのですが、見聞きするのは上述が多い。
　春暁ガス田の生産開始を計画通り進めたい中国にたいして、はっきり主張することをはじめた日本政府に対し、交渉でこれまでとは勝手が違ってきたことで、デモを広めることでの圧力をかけてきているとは考えすぎでしょうか？
　何故今と考えたとき、一番タイムリーなのは、日本の試掘開始認可という春暁ガス田の本格生産開始への抗議に対する中国としての反発圧力の高揚が、今一番必要と考えられます。
　日本国内で、この時期なのでと試掘開始慎重論が出始めています。
　14日の日経では、反日デモの広がりで、外務省を中心に「外相会談の結果を踏まえて検討すべき」「日中共同開発の道も残すべきだ」など慎重論が相次いでいるとの事ですが、経産省は「中国をけん制するには日本側の姿勢を早急に明確にすべきだ」と主張し、慎重論を押し切っているとのことです。また、外務省内部でも、町村外相の北京訪問で、「この機会に日本の主張を直接伝えることが得策」との意見も強まっているとのも。
　中国の反発は必至ですが、「過去の歴史の認識」のもとに全てを一方的に押し切られるのは、いつまでも続けていては、日本の領土も資源も減る一方ですので、普通に言わねばならないことは言うようにしましょう。
　町村さん、中川さん、頑張って下さい。

←人気blogランキング　クリックしていただけると嬉しいです。

↓よろしかったら、お願いします。