4月12日の読売朝刊 1, 4面からです。
東シナ海の資源探査船「ランフォーム・ビクトリー」と、1月22日に海上自衛隊が撮影した、「ランフォーム・ビクトリー」に接近を繰り返した中国軍の「ゾレメンヌイ級ミサイル駆逐艦」2隻のカラー写真が眼を引きました。
文部科学省系「社会技術研究システム 安全・安心研究センター」は、5月に「二つの『中国』と危険シナリオ」と題したリポートを公表するのだそうです。
一つは《資源争奪シナリオ》で、中国が経済性を無視して資源獲得に邁進することで、世界が資源獲得競争に追い込まれ、東シナ海の資源をめぐる日中の政治的緊張の高まり。
二つ目は《日本の孤立化シナリオ》で、中国がFTA締結を強め東南アジア諸国の対中依存度が増し、日本が孤立化していくというシナリオ。
日本が今後も無為無策のままだと「危機シナリオ」は現実のものとなりかねない。
一つ目の中国のどん欲な石油・ガス資源獲得の動きは既に活発で、胡錦濤国家主席が自ら先頭に立って中南米4カ国を訪問、曽慶紅国家副主席はベネズエラ訪問、温家宝首相はインドを訪問中などパワフルな活動を行っているとのことです。
石油を戦略物資物資と見定めて行動している中国、米国、欧州に比べ、お金を出せば買えると買えるという意識の強い日本。農産物自由化に懸念を抱えてFTAに消極姿勢を取らざるを得ない日本。
「危機シナリオ」の方向にあるのは事実ですね。
「危機シナリオ」作りの責任者、堀井秀之・東大教授は、「燃料電池車の開発、クリーンコール技術、バイオエネルギーなど、日本が先行する科学技術分野で一層研究開発を進め、技術供与のかたちで対中外交に活かすべきだ。科学技術を外交的な切り札に使うしたたかさが日本に求められている」とのこと。
捕ら狸頼りの苦しい武器ですね。
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東シナ海の資源探査船「ランフォーム・ビクトリー」と、1月22日に海上自衛隊が撮影した、「ランフォーム・ビクトリー」に接近を繰り返した中国軍の「ゾレメンヌイ級ミサイル駆逐艦」2隻のカラー写真が眼を引きました。
文部科学省系「社会技術研究システム 安全・安心研究センター」は、5月に「二つの『中国』と危険シナリオ」と題したリポートを公表するのだそうです。
一つは《資源争奪シナリオ》で、中国が経済性を無視して資源獲得に邁進することで、世界が資源獲得競争に追い込まれ、東シナ海の資源をめぐる日中の政治的緊張の高まり。
二つ目は《日本の孤立化シナリオ》で、中国がFTA締結を強め東南アジア諸国の対中依存度が増し、日本が孤立化していくというシナリオ。
日本が今後も無為無策のままだと「危機シナリオ」は現実のものとなりかねない。
一つ目の中国のどん欲な石油・ガス資源獲得の動きは既に活発で、胡錦濤国家主席が自ら先頭に立って中南米4カ国を訪問、曽慶紅国家副主席はベネズエラ訪問、温家宝首相はインドを訪問中などパワフルな活動を行っているとのことです。
石油を戦略物資物資と見定めて行動している中国、米国、欧州に比べ、お金を出せば買えると買えるという意識の強い日本。農産物自由化に懸念を抱えてFTAに消極姿勢を取らざるを得ない日本。
「危機シナリオ」の方向にあるのは事実ですね。
「危機シナリオ」作りの責任者、堀井秀之・東大教授は、「燃料電池車の開発、クリーンコール技術、バイオエネルギーなど、日本が先行する科学技術分野で一層研究開発を進め、技術供与のかたちで対中外交に活かすべきだ。科学技術を外交的な切り札に使うしたたかさが日本に求められている」とのこと。
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