オーストラリアは、アジア・太平洋地域とインド洋の安全保障環境の変化に対応し、国防体制を大幅に見直す方針を明らかにしたのだそうです。
具体的に中国を名指しせず、「アジア・太平洋にあるのは1カ国(中国)だけではない」としています(東チモールも?)が、同盟国の米国のアジア・太平洋地域におけるプレゼンス強化を、補完する動きと見られています。
親日のジョン・ハワード首相からケビン・ラッド首相に交代した当初は、親中に舵を切っていましたが、その後中国の覇権主義に備えを強化する方向に転じ、ジュリア・ギラード首相に交代後も、米国との同盟重視、中国の脅威への備えの強化が進められているのですね。
日豪安保共同宣言を取り交わし、日本にとって安全保障で同盟関係を持つ唯二の国で、日米豪の3ヵ国の協力関係が築ける体制は出来ているのです。
中国の脅威に備えが必要と判断した豪が、米国と連携を深めて米国のプレゼンスに協調歩調をとることは、同盟国として当然のことでしょう。
一方、やはり中国の脅威に備えることを主要課題として開催された日米2+2で、北澤氏は親中推進発言をしていますね。
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具体的に中国を名指しせず、「アジア・太平洋にあるのは1カ国(中国)だけではない」としています(東チモールも?)が、同盟国の米国のアジア・太平洋地域におけるプレゼンス強化を、補完する動きと見られています。
豪国防、対中増強へ 北・西部見直し 米軍補完 (6/23 産経)
【シンガポール=青木伸行】オーストラリアのスミス国防相は22日、アジア・太平洋地域とインド洋の安全保障環境の変化に対応し、国防体制を大幅に見直す方針を表明した。主に中国の脅威増大を念頭に、東南アジアとインド洋に面する北、西部の基地を、装備の配備増強などにより強化する。同盟国の米国のアジア・太平洋地域におけるプレゼンス強化を、補完する動きとして注目される。
現在の国防体制は、東西冷戦の終結を踏まえ1991年からとられており、南東部の基地が国防の主体となっている。これを見直し、重点をノーザンテリトリー州のダーウィン空軍基地、クイーンズランド州のタウンズビル空軍基地、西オーストラリア州パースのHMASスターリング海軍基地など北、西部に移す。
具体的には(1)今後導入する方針のF-35統合攻撃戦闘機約100機、新型潜水艦12隻、新型防空駆逐艦3隻などの重点配備(2)基地や部隊の統廃合(3)米軍との基地共同使用の再評価-が軸になる。
米軍は南オーストラリア州の空軍基地などを使用しており、同盟関係が運用面で強化されるとみられる。スミス国防相は見直しは、米政府が検討しているアジア・太平洋地域、さらにはインド洋における米軍のプレゼンス強化策を、補完するものだとの認識を示した。
ただ、中国の脅威増大を見直しの要因に挙げることは「アジア・太平洋にあるのは1カ国(中国)だけではない」と避け、西オーストラリア州沖合のゴーゴン・ガス田など北、西部の石油、天然ガス開発地帯を防衛する必要性を強調した。
具体的な見直し計画は今後、専門家委員会で検討され、来年初めにまとめられる。2014年の国防白書にも反映される予定だ。
【シンガポール=青木伸行】オーストラリアのスミス国防相は22日、アジア・太平洋地域とインド洋の安全保障環境の変化に対応し、国防体制を大幅に見直す方針を表明した。主に中国の脅威増大を念頭に、東南アジアとインド洋に面する北、西部の基地を、装備の配備増強などにより強化する。同盟国の米国のアジア・太平洋地域におけるプレゼンス強化を、補完する動きとして注目される。
現在の国防体制は、東西冷戦の終結を踏まえ1991年からとられており、南東部の基地が国防の主体となっている。これを見直し、重点をノーザンテリトリー州のダーウィン空軍基地、クイーンズランド州のタウンズビル空軍基地、西オーストラリア州パースのHMASスターリング海軍基地など北、西部に移す。
具体的には(1)今後導入する方針のF-35統合攻撃戦闘機約100機、新型潜水艦12隻、新型防空駆逐艦3隻などの重点配備(2)基地や部隊の統廃合(3)米軍との基地共同使用の再評価-が軸になる。
米軍は南オーストラリア州の空軍基地などを使用しており、同盟関係が運用面で強化されるとみられる。スミス国防相は見直しは、米政府が検討しているアジア・太平洋地域、さらにはインド洋における米軍のプレゼンス強化策を、補完するものだとの認識を示した。
ただ、中国の脅威増大を見直しの要因に挙げることは「アジア・太平洋にあるのは1カ国(中国)だけではない」と避け、西オーストラリア州沖合のゴーゴン・ガス田など北、西部の石油、天然ガス開発地帯を防衛する必要性を強調した。
具体的な見直し計画は今後、専門家委員会で検討され、来年初めにまとめられる。2014年の国防白書にも反映される予定だ。
親日のジョン・ハワード首相からケビン・ラッド首相に交代した当初は、親中に舵を切っていましたが、その後中国の覇権主義に備えを強化する方向に転じ、ジュリア・ギラード首相に交代後も、米国との同盟重視、中国の脅威への備えの強化が進められているのですね。
日豪安保共同宣言を取り交わし、日本にとって安全保障で同盟関係を持つ唯二の国で、日米豪の3ヵ国の協力関係が築ける体制は出来ているのです。
中国の脅威に備えが必要と判断した豪が、米国と連携を深めて米国のプレゼンスに協調歩調をとることは、同盟国として当然のことでしょう。
一方、やはり中国の脅威に備えることを主要課題として開催された日米2+2で、北澤氏は親中推進発言をしていますね。
オスプレイ「情報を」 2プラス2 外相要請も回答なく (6/23 産経)
【ワシントン=酒井充】松本剛明外相は21日に米ワシントンで行われた外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、米海兵隊が来年10月の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)への配備を発表した垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについての情報提供を求めた。地元でオスプレイの安全性や騒音への懸念があるためだが、米側はクリントン国務長官、ゲーツ国防長官の双方から明確な回答はなかった。
<中略>
一方、北沢俊美防衛相は「中国と人道支援や災害救援に取り組み、建設的関係を築くべきだ」と提案、ゲーツ長官は「人道支援や災害救援は可能性を持った分野だ」と賛同した。
クリントン長官は、中国が領有権を主張している尖閣諸島(沖縄県石垣市)に関し、米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約5条が同諸島に適用されるとの考えを重ねて強調した。ロシアが不法占拠する北方四島についても「日本の立場を一貫して支持している」と述べた。
【ワシントン=酒井充】松本剛明外相は21日に米ワシントンで行われた外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、米海兵隊が来年10月の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)への配備を発表した垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについての情報提供を求めた。地元でオスプレイの安全性や騒音への懸念があるためだが、米側はクリントン国務長官、ゲーツ国防長官の双方から明確な回答はなかった。
<中略>
一方、北沢俊美防衛相は「中国と人道支援や災害救援に取り組み、建設的関係を築くべきだ」と提案、ゲーツ長官は「人道支援や災害救援は可能性を持った分野だ」と賛同した。
クリントン長官は、中国が領有権を主張している尖閣諸島(沖縄県石垣市)に関し、米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約5条が同諸島に適用されるとの考えを重ねて強調した。ロシアが不法占拠する北方四島についても「日本の立場を一貫して支持している」と述べた。
松本氏とクリントン長官が、海洋権益の拡大を強める中国への危機意識を、名指しであげ確認していて、クリントン長官が、尖閣は日米安保の対象と重ねて言及し日本を支援してくれているのに、北澤氏は、先般の中国の梁国防相との会談(東シナ海での海自艦船の行動にクレームをつけられるという機先を制され、中国海軍の行動に日本が邪魔をしているという逆転した外交の立場を造られてしまう大失態)でもらったお土産の話を持ち出すという、自己PRに専念してワールドワイドな広い見地の視野の無さと、中国の戦術にはめられていることに築かない無知さを露呈しています。それとも、米国に親中姿勢を示して鳩と同様に日米同盟にヒビをいれようとしている?
そんな防衛大臣の国に、中国が欲しがっているオスプレイの情報など渡せるわけがありませんね。
豪州の目指す方向と、米国だよりのくせに中国朝貢外交を続ける民主党政権。米国からも、豪州からも、アジアの国々からも信頼をなくす行動をつづけ、日本国を滅ぼす坂道をまっしぐらに駆け下りていますね。
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