F-2の後継機に、国産ステルス機、先進技術実証機X-2の開発が進められましたが、国産開発は費用が1兆~2兆円に上るとされることから、政府は見送る方向とし、日本主導の国際共同開発を模索することとしていましたが、米英の防衛大手 3社が防衛省に示した開発案の概要が13日、明らかになったのだそうです。
防衛省は、米ロッキード・マーチン社の案を有力視しているのだそうですが、同社の提示価格が当初の想定より高かったため、今後慎重に選定を進めるのだそうです。
F2戦闘機の後継機、国産開発は見送り国際共同開発へ - 遊爺雑記帳
ロッキード案は、米空軍の高性能ステルス戦闘機F22をベースに、空自も所有している戦闘機F35の電子機器を搭載するもの。日米で共同開発することを想定しているのだそうです。
ロッキード案のベースとなるF22は高いステルス性と飛行性能を誇り、「世界最強」と称されるもので、他の2案と比べ、レーダーに映りにくいステルス性などの面で防衛省の要求に高水準で応えているのだそうです。
ただ、提案では 1機あたりの価格が防衛省の予測を大きく上回る200億円超にのぼることと、日本企業がどこまで共同開発に携われるかが課題。
また、F2後継機の設計で、遠方の敵機を探知するための小型無人機を、子機として搭載する構想もまとめているのですが、3社に対する今回の「要求性能」には含まなかったのだと。
北朝鮮の核やミサイル、中国の東シナ海での侵略のエスカレート抑止力として、敵基地攻撃や島嶼防衛の巡航ミサイル搭載もニーズが高まっています。
政府 「敵基地攻撃」能力を持つミサイル導入予算化 - 遊爺雑記帳
6月29日にIHIより防衛装備庁に「XF9-1」という戦闘機用エンジンが納入されるなど、国産技術も進歩しており、将来の国産技術への期待も膨らんでいて、共同開発の内容も注目されますね。
ついに日の目見た世界最高水準の国産ジェットエンジン 世界の空を飛ぶ旅客機のエンジンではすでに日本製部品が重要不可欠に | JBpress(日本ビジネスプレス)
# 冒頭の画像は、世界の一流戦闘機と同等の能力を持つとされる、IHIが納入したXF9-1エンジン
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防衛省は、米ロッキード・マーチン社の案を有力視しているのだそうですが、同社の提示価格が当初の想定より高かったため、今後慎重に選定を進めるのだそうです。
F2戦闘機の後継機、国産開発は見送り国際共同開発へ - 遊爺雑記帳
F2後継 ロッキード有力…米英3社案 価格は想定超え (7/14 読売朝刊)
航空自衛隊のF2戦闘機の後継機開発を巡り、米英の防衛大手3社が防衛省に示した開発案の概要が13日、明らかになった。同省は3案のうち、米ロッキード・マーチン社の案を有力視している。同社の提示価格が当初の想定より高かったため、慎重に選定を進める。
3案は13日、防衛省に示された。政府関係者によると、ロッキード案は、米空軍の高性能ステルス戦闘機F22をベースに、空自も所有している戦闘機F35の電子機器を搭載するもの。日米で共同開発することを想定している。
一方、米ボーイング社は、空自の主力戦闘機F15をベースに、日米共同開発で部分的なステルス性能などを追加する案を示した。英BAEシステムズ社は、英空軍の主力戦闘機「タイフーン」の技術を活用した機体を、日英で共同開発するとした。
空自が約90機保有しているF2は2030年頃から退役する。防衛省は今年2月、この米英3社に対し、F2後継機は最大速度マッハ2以上の高性能ステルス機とすることなど「要求性能」を伝え、情報提供を求めた。13日が回答期限だった。
政府関係者によると、ロッキード案は他の2案と比べ、レーダーに映りにくいステルス性などの面で防衛省の要求に高水準で応えているという。ベースとなるF22は高いステルス性と飛行性能を誇り、「世界最強」と称される。
ただ、提案では1機あたりの価格が防衛省の予測を大きく上回る200億円超にのぼった。費用がかさめば、費用対効果の観点から同省が提案を拒否する可能性もある。日本企業がどこまで共同開発に携われるかも焦点になりそうだ。
F22は、日本政府が過去に輸入を探ったものの、米国が軍事技術の流出を防止するため輸出を禁じたことから、代わりにF35を導入した経緯がある。トランプ米政権は武器輸出の拡大に積極的で、F22をベースとした開発案も認める可能性がある。
防衛省はF2後継機の設計で、遠方の敵機を探知するための小型無人機を、子機として搭載する構想もまとめている。しかし、中長期的な検討課題と位置づけており、3社に対する今回の「要求性能」には含まなかった。
航空自衛隊のF2戦闘機の後継機開発を巡り、米英の防衛大手3社が防衛省に示した開発案の概要が13日、明らかになった。同省は3案のうち、米ロッキード・マーチン社の案を有力視している。同社の提示価格が当初の想定より高かったため、慎重に選定を進める。
3案は13日、防衛省に示された。政府関係者によると、ロッキード案は、米空軍の高性能ステルス戦闘機F22をベースに、空自も所有している戦闘機F35の電子機器を搭載するもの。日米で共同開発することを想定している。
一方、米ボーイング社は、空自の主力戦闘機F15をベースに、日米共同開発で部分的なステルス性能などを追加する案を示した。英BAEシステムズ社は、英空軍の主力戦闘機「タイフーン」の技術を活用した機体を、日英で共同開発するとした。
空自が約90機保有しているF2は2030年頃から退役する。防衛省は今年2月、この米英3社に対し、F2後継機は最大速度マッハ2以上の高性能ステルス機とすることなど「要求性能」を伝え、情報提供を求めた。13日が回答期限だった。
政府関係者によると、ロッキード案は他の2案と比べ、レーダーに映りにくいステルス性などの面で防衛省の要求に高水準で応えているという。ベースとなるF22は高いステルス性と飛行性能を誇り、「世界最強」と称される。
ただ、提案では1機あたりの価格が防衛省の予測を大きく上回る200億円超にのぼった。費用がかさめば、費用対効果の観点から同省が提案を拒否する可能性もある。日本企業がどこまで共同開発に携われるかも焦点になりそうだ。
F22は、日本政府が過去に輸入を探ったものの、米国が軍事技術の流出を防止するため輸出を禁じたことから、代わりにF35を導入した経緯がある。トランプ米政権は武器輸出の拡大に積極的で、F22をベースとした開発案も認める可能性がある。
防衛省はF2後継機の設計で、遠方の敵機を探知するための小型無人機を、子機として搭載する構想もまとめている。しかし、中長期的な検討課題と位置づけており、3社に対する今回の「要求性能」には含まなかった。
ロッキード案は、米空軍の高性能ステルス戦闘機F22をベースに、空自も所有している戦闘機F35の電子機器を搭載するもの。日米で共同開発することを想定しているのだそうです。
ロッキード案のベースとなるF22は高いステルス性と飛行性能を誇り、「世界最強」と称されるもので、他の2案と比べ、レーダーに映りにくいステルス性などの面で防衛省の要求に高水準で応えているのだそうです。
ただ、提案では 1機あたりの価格が防衛省の予測を大きく上回る200億円超にのぼることと、日本企業がどこまで共同開発に携われるかが課題。
また、F2後継機の設計で、遠方の敵機を探知するための小型無人機を、子機として搭載する構想もまとめているのですが、3社に対する今回の「要求性能」には含まなかったのだと。
北朝鮮の核やミサイル、中国の東シナ海での侵略のエスカレート抑止力として、敵基地攻撃や島嶼防衛の巡航ミサイル搭載もニーズが高まっています。
政府 「敵基地攻撃」能力を持つミサイル導入予算化 - 遊爺雑記帳
6月29日にIHIより防衛装備庁に「XF9-1」という戦闘機用エンジンが納入されるなど、国産技術も進歩しており、将来の国産技術への期待も膨らんでいて、共同開発の内容も注目されますね。
ついに日の目見た世界最高水準の国産ジェットエンジン 世界の空を飛ぶ旅客機のエンジンではすでに日本製部品が重要不可欠に | JBpress(日本ビジネスプレス)
# 冒頭の画像は、世界の一流戦闘機と同等の能力を持つとされる、IHIが納入したXF9-1エンジン
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