遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

中国の外交人事変更 考察

2023-03-09 01:31:15 | 中国 全般
 習近平が居座った中国。外交関連人事は更新があり、楊潔篪(ヤン・ジエチー)党政治局員が退任。その後任に、69歳になる王毅(ワン・イー)国務委員兼外相が、68歳の党幹部は引退する年齢制限の慣例を破って、序列24位以内の政治局員に選ばれ、中国外交を取り仕切る党中央外事工作委員会弁公室の主任に就任。秦剛(しんごう)氏が外相に登用されました。
 秦氏とはどんな人物なのか。石平さんが解説しておられます。

 中国・王毅外相が政治局員に選出 外交担当トップに - 日本経済新聞

 
中国〝コワモテ新外相〟秦剛氏の素性 ただのイエスマンか 石平氏「前任の王毅氏と比べて外交経験では劣り。独自性がない『外務秘書』」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2023.3/8

 中国の秦剛外相が7日、北京で開催中の全国人民代表大会で記者会見し、日本や台湾への強硬姿勢を見せ、日米同盟強化を牽制(けんせい)した。本格始動する3期目の習近平指導部を象徴する存在として早速頭角を現した秦氏はどのような人物なのか

 秦氏は会見で、
日中関係をめぐり、「善隣友好を望む」としながら、日本は「中国を抑え込む新冷戦」に参画すべきではないと述べた

 米国の
インド太平洋戦略についても「中国包囲が目的だ」と非難するなど対米強硬姿勢も隠さなかった

 さらに
「台湾は中国の神聖な領土の一部」とする憲法を読み上げ、台湾は中国の「核心的利益の中の核心だ」と強調。米中関係にとって「越えてはならないレッドライン」と位置付け、関与しないよう米国に求めた。

 
秦氏は1966年3月生まれで天津市出身。前職の駐米大使時代には20州以上を訪れ、要人との関係構築に奔走したという。

 昨年8月のペロシ米下院議長(当時)の訪台を巡っては、米国を「台湾海峡の平和と安定にとってのトラブルメーカー(問題児)」とののしったほか、外務省報道官だった2012年には、日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化について繰り返し日本を非難するなど、挑発的な言動も目立つ。
ポーカーフェースの物おじしない姿勢が習氏に気に入られ、昨年12月に外相へのスピード出世を果たしたとされる。

 評論家の
石平氏は「習指導部にとっては対米関係改善を模索した人事だったのだろうが、偵察気球問題による米中関係悪化が影を落としている。秦氏は報道官時代から強硬姿勢で知られるが、前任の王毅氏と比べて外交経験では劣り、バランス感覚も欠ける習氏に取り入ることが巧みなイエスマンで、独自性がうかがえない。外相よりも習氏の『外務秘書』と言った方が適切ではないか」と指摘した。

 本格始動する3期目の習近平指導部を象徴する存在として早速頭角を現した秦氏はどのような人物なのかと、石平氏。
 
 7日、北京で開催中の全国人民代表大会で記者会見し、日本や台湾への強硬姿勢を見せ、日米同盟強化を牽制。
 米国のインド太平洋戦略についても「中国包囲が目的だ」と非難するなど対米強硬姿勢も隠さなかったのだそうです。
 さらに「台湾は中国の神聖な領土の一部」とする憲法を読み上げ、台湾は中国の「核心的利益の中の核心だ」と強調。米中関係にとって「越えてはならないレッドライン」と位置付け、関与しないよう米国に求めたのだと。

 前職は、駐米大使。
 昨年8月のペロシ米下院議長(当時)の訪台を巡っては、米国を「台湾海峡の平和と安定にとってのトラブルメーカー(問題児)」とののしったほか、外務省報道官だった2012年には、日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化について繰り返し日本を非難するなど、挑発的な言動も目立つのだそうです。
 
 ポーカーフェースの物おじしない姿勢が習氏に気に入られ、昨年12月に外相へのスピード出世を果たしたと。
 石平氏は「習指導部にとっては対米関係改善を模索した人事だったのだろうが、秦氏は報道官時代から強硬姿勢で知られるが、前任の王毅氏と比べて外交経験では劣り、バランス感覚も欠ける。習氏に取り入ることが巧みなイエスマンで、独自性がうかがえない。外相よりも習氏の『外務秘書』と言った方が適切ではないか」と指摘。

 鄧小平が松下幸之助氏に学び、今日の経済大国の中国を産んだのですが、その流れを継ぐ共青団派を一掃し、イエスマンで固めた新習近平体制。

 落ち込んだ経済の復興が最重要課題として求められる習近平新政権。
 これまでは、共青団派の民間の活力重視に対し、国有企業優先姿勢で対抗していたのに、民間経済の活力重視に方向転換した様ですね。
 習近平総書記が民間経済発展の方向性を示す--人民網日本語版--人民日報

 実務に未熟で、ゴマスリで出世した部下で固めた素人集団の新体制。
 前途が危ぶまれますが、日本の親中団体や議連幹部の岸田、林コンビの日本。変化に対応の準備は大丈夫でしょうか。



 # 冒頭の画像は、秦剛新外相
 
 

  この花の名前は、福寿草


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