日本政府の度重なる中止要請を無視・放置=黙認された結果です。更に、チョ・ビョンジェ報道官に至っては日本側に解決を求める発言をしています。何の目的でやって来るのか、一時延期の話があった李大統領が訪日することになりましたが、当初は避ける予定だったこの問題を首脳会談の俎上にあげると韓国側から言いだしてくれたのだそうです。
これは絶好のチャンス到来です。
時事ドットコム:慰安婦問題「首脳会談で協議」=仲裁委での解決も模索-韓国
■駐韓大使「尊厳にかかわる」 撤去求める
【ソウル=加藤達也】日本による朝鮮半島統治時代の元慰安婦を支援する「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」は14日、ソウル市鍾路(チョンノ)区にある在韓日本大使館前の路上に元慰安婦を象徴する碑を建立、除幕式を行った。
大使館の目の前に反日的な構造物が設置されたことに日本側は反発しており、武藤正敏駐韓大使は韓国外交通商省を訪れ「外交公館の尊厳にかかわる」と抗議し、碑の撤去を求めた。
<中略>
■反日の虚構、定着危惧
【ソウル=黒田勝弘】ソウルの日本大使館前に建てられた反日団体による「慰安婦記念碑」は、国際的には前代未聞のことだろう。反米運動は世界各地にあるが、米国大使館前に反米記念碑が建てられたという話など聞いたことがない。
反日では“超法規的”に何でもありの韓国だが、これは明らかに度を越している。今週末、李明博大統領の訪日が予定されているが、民間団体の行為とはいえ、これでは日本の対韓感情の悪化は避けられない。
今回の“国家的侮辱”に対し日本大使館は、計画を思いとどまらせようと全力を挙げた。「大使館前は困る」と場所変更を含め、さまざまな筋に訴え続けた。
道路を管轄する地元の鍾路区は、最終的には「許可の権限外」として正式の許可は出さなかった。日本の訴えを受けた韓国政府の要請(?)があったためだ。“無許可建造物”にとどまったことは、日本側の外交努力の結果といっていい。
韓国では2002年、米軍車両による女子中学生轢死(れきし)事件で反米運動が高潮した際、反米団体が米大使館から離れた路上に記念碑を無許可で建てたことがある。しかし、鍾路区は半年後に撤去している。
それにしても国際化時代の真っただ中で「貿易額1兆ドル突破」を国を挙げて祝い、韓流ブームを世界に誇る韓国で、外国公館に対するこんな品のない行為が許されるとは。
「日本大使館前の慰安婦記念碑」に外交当局者など韓国政府も、内部的には困惑している。しかし市民運動全盛時代で、慰安婦支援団体の“無理押し”を説得できない。日本がらみだけに、マスコミなど世論の政府批判を恐れるのだ。
韓国政府が過剰に気遣いし、支援団体が「記念碑建立」を強行できた背景には慰安婦問題の“聖域化”がある。20年にわたる執拗(しつよう)な日本非難キャンペーンの結果、元慰安婦の老女たちは今や「独立運動功労者」のように英雄視され、亡くなると必ず経歴、写真付きで新聞に出る。
日本統治時代の戦時中、貧困などさまざまな理由で慰安婦生活を余儀なくされた彼女たちが、外地の慰安所などで日本軍将兵を相手にしたため「日本帝国主義の被害者」として今や、日本糾弾の反日運動のシンボルになってしまったのだ。
韓国では慰安婦問題をめぐって、すでにある種の「神話ないし虚構」ができあがっている。支援団体はそれを国際社会に拡大し日本非難を繰り返している。これに反論しその神話・虚構を崩すには、支援団体以上の熱意と執拗さが求められるが、日本には官民双方にそれがない。あらためて国家的レベルで調査や検証に取り組む覚悟が必要かもしれない。
■週末の首脳会談、政府配慮 李大統領に抗議せず
韓国の元慰安婦支援団体が在韓日本大使館前に「慰安婦の碑」を建立したことに対し日本政府は14日、韓国政府に撤去を求めた。ただ、繰り返し建設を認めないよう韓国側に要求してきたにもかかわらず「無視」された経緯を考えると、撤去要求にも効果は見込めない。しかも、政府高官らは17、18両日の李明博大統領の京都訪問では直接この問題を提起しないとするなど大統領に配慮を示した。
「建設が強行されたのは誠に残念だ」
藤村修官房長官は14日の記者会見でこう指摘した。それならば当然、大統領訪日の際に抗議するかというと、そうはならない。
藤村氏は首脳会談について「大きな(テーマの)話をする。『双方に難しい問題がある』という表現にはなると思う」と述べた。首相が碑建設問題に関して直接抗議することはないとの見通しを示したものだ。
玄葉光一郎外相も14日の記者会見で「誠に残念だ」との表現にとどめた。こうした対韓過剰配慮が、日韓間の歴史問題を長期化・複雑化させてきたのが実態だ。10月に訪韓した首相は、大統領に韓国側の非礼を説く絶好の機会だったにもかかわらず、慰安婦の碑建設について触れようとせず、それを「大人の外交」(同行筋)と自賛した。
自民党の外交部会、領土に関する特命委員会は14日の合同会議で、韓国に抗議し、碑の撤去を要求するよう求める決議を行った。会合で外務省は「外交機密」を理由にこれまでの対応について明らかにしなかったため、批判が続出した。
民主党政権の慰安婦問題へのあいまいな姿勢が国民のフラストレーションを増し、むしろ日韓関係の正常化を阻害している。(阿比留瑠比、坂井広志)
慰安婦問題については、日本政府が言うように、国と国との間で決着済みの問題を蒸し返し脛をかじっているのですが、韓国の最高裁までもが国家間の決着を覆す国際ルール無視の判決を下したのでした。
反日ならなんでもありの姿勢は、中国以上のお国です。ノーテンキな日本人は、韓流ブームでせっせと貢いでいて、民主党政府までもが朝貢外交を実行しているのは諸兄がご承知の通りです。
日本の民主党政権は、中露に対しても同様ですが、口先だけで行動がありません。その上、菅と仙石とで国家の主家に対する意識も軽薄であることが見透かされ、近隣諸国は侵略しほうだいの状況を産んでいます。
しかし、今回韓国側から「仲裁委員会による解決」を持ち出して来るのなら、願ってもないチャンスです。これまで売国奴民主党が、懸案事項を会談で取り上げる事を行わず、結果的に韓国の行為が黙認されてきていたものが、進展させることが出来る様になるのです。
「仲裁委員会による解決」結構!韓国内では聖域化しているとしても、国家の間での国際的決着がついている物が、虚構の証拠で覆せるのか、きっちり決着をつけましょう。
と当時に、竹島の不法占拠についても「国際司法裁判所」での決着をつけることが条件です。竹島近海の不法韓国漁船についても、キチンと取り締まるようお願いしますよ。
更に、「慰安婦の碑」を撤去しない限り、先日野田氏が朝貢のお土産で持ち出した、韓国の外貨不足救済のための「日韓通貨スワップ協定」は保留にしましょう。
李大統領との首脳会談は、是非これらの課題を日本の行動を伴う話を出して交渉し、ケリをつける会談となることを期待します。またまた、李氏の選挙支援のお土産造りを断固として拒否し、李氏の為の政治活動ではなく、日本の国益のための交渉がなされるか、注目です。
↓よろしかったら、お願いします。