遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

中国・海警が16日間連続で尖閣近海に出没

2015-09-10 23:07:40 | 東シナ海尖閣諸島
 尖閣諸島への中国・海警の出没が、16日間続いていて領海侵入や接続水域の航行をしてるのだそうです。
 政府と翁長知事との話し合いが続いていましたが、歩み寄りはなく、政府は工事の再開、翁長知事は、仲井真前知事が承認した工事の承認を取り消すとうそぶいていますね。
 政府と県との協議に合わせるように尖閣近海に出没した海警。大型の新造船を次々と投入しています。そして、海保の巡視船が領海に近づかないよう警告すると、中国語と日本語で「釣魚島は古来、中国固有の領土だ。わが国の法律を守ってください」と応答しているのだそうです。
 翁長知事は、世界一危険な普天間基地を、辺野古のキャンプシュアブに統廃合して、危険な基地を減らそうという、県民の安全の為の工事に反対して、工事を止めさせようといるのです。
 中国が、尖閣を自国領だと主張し、石垣の漁船は漁が出来なくなっているのですが、県知事として、漁民の方々の生活を護らないのでしょうか。それは国の仕事だと言うのなら、国に護ってもらう様陳情こそすれ、護る為の工事をさせないとは、どっちを向いて県政をすすめているのでしょう。

 
中国海警局、16日連続航行 尖閣周辺に3隻 - 産経ニュース
 【中国海警局】3000トン級「海警2308」 東海分局の海監型3000トン級海警船、新型4隻全てが尖閣に - pelicanmemo
 沖縄・翁長県政ますます迷走 承認取り消し主管部署さえ決まらず - 産経ニュース
 崖っぷちに立つ翁長知事の「辺野古反対」
 
尖閣対立に慣れは禁物だ (9/10 日経 社説)

 初めは重大問題だと思っていたことが、時間がたつうちに神経がマヒし、たいしたことだと感じなくなってしまう。何事においてもあってはならないことだが、とりわけ安全保障では禁物
だ。
 政府が尖閣諸島を国有化してから、まもなく3年になる。中国は強く反発し、それ以来、監視船を尖閣付近に送り込み、領海にも侵入させ続けている。
 ただ、侵入の頻度はかつてより下がっている。国有化後の1年間は月間8件にのぼることもあったが、2013年10月以降はおおむね2~3件で推移している。
 
怖いのは日本の政府や世論の緊張の糸が緩んでしまい、結果的に、侵入が常態化するのを許してしまうこと
だ。それこそ、中国が望んでいることだからである。
 中国側は当初、尖閣を激しく揺さぶり、領土問題が存在する、と日本側に認めさせようとした。それがうまくいかないため、今度は侵入数を減らす代わりに、長期戦で臨むことにしたのだろう。
 日本はどう対応すべきか。まず、
この対立は長年にわたって続くという前提に立って、海上保安庁による警備体制をさらに固めることが肝心
だ。
 同庁はいま、366隻の巡視船艇を持っているが、耐用年数切れの装備が今年度末に35%に達するという。同様に、74機ある航空機も約1割が耐用年数を超える。
 
監視船を急速に増強する中国に対応するには、心もとない
と言わざるを得ない。予算が限られているとはいえ、少なくとも老朽化した装備の更新は急ぐべきだ。
 このほか、海保の人材確保や、自衛隊との連携策などの課題も残る。尖閣だけでなく、排他的経済水域(EEZ)の資源をどう守るかといった観点も含め、長期的に取り組んでいく必要がある。
 そのうえで、中国との衝突を防ぐ制度づくりが大切なのは言うまでもない。日中で大筋合意している「海空連絡メカニズム」を早く始動できるよう、中国側に強く働きかけてほしい。


 中国の戦術は、長期にわたりしつこいものが多いですね。二歩前進で突っ込んで、批難を浴びると一歩後退。そしてまた、機を観て二歩前進。気が付いたら、侵食されていたというものです。
 EEZの境界でのガス田開発で揉めていたのですが、今は、尖閣諸島は中国領だと言って、海監の巡回を大型艦を増強して行っています。
 領海侵犯も交えながらの巡回は、尖閣を管理下に置いているとの実績創りですね。何故なら、米国が、尖閣を日米同盟の範囲内と言う根拠が、日本の管理下にあることを理由にしているからですね。
 
 龍柱(中国の冊封地を示すシンボル)建設にも熱心な翁長氏。4月に河野洋平氏と訪中し李克強首相と面談しましたが、属国になって琉球王の地位を貰おうとしたのでしょうか。

 日経の社説が指摘する通りで、中国の尖閣への侵入に、慣らされてはいけません。それには、メディアが辛抱強く状況を報じていただくことです。
 中国の、「抗日戦争勝利70年」の軍事パレードは、習近平が銃口がペンになっている銃を掲げる姿を表紙にして、英・エコノミスト誌が指摘した様に、力で歴史を書き換えようとしているのは中国だということが世界に認知されました。

 キャンプシュアブへの普天間基地の統廃合を新基地建設反対と虚偽を唱え、県民を翻弄する翁長氏。基地反対を唱えて政府から金を出させると、集めた市長に語るという政策・ビジョンの無さ。
 沖縄が、中国の属国になって、チベットやウィグルの様に、漢民族との民族差別をされる暮らしを、沖縄県民の皆さんは、望んでおられるのでしょうか。
 かつて、民主党に翻弄されたように、政局の具にされて暮らしを踏み散らかされてもいいのでしょうか。
 遊爺は、中国の属国になって暮らしたいとは思いません。

 翁長氏と、中国との関係を、青山繁晴氏が述べておられます。(画面下部のルーラーで、18分07秒 経過したところからです。)
 2015/09/10 ザ・ボイス 青山繁晴 ニュース解説「栃木・茨城で記録的な大雨」「沖縄の翁長知事が辺野古の埋め立て取り消しへ」など


余談ですが、青山繁晴氏が沖縄で、島尻青年会議所主催の講演会をされるのだそうです。
 沖縄は遠くて参加出来ませんが、地元の方々は、参加できるので羨ましい。
 沖縄は生易しい情況ではありませぬ|青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road


 # 冒頭の画像は、今年4月に訪中し、李克強首相に諂う翁長氏




  この花の名前は、ダイリントキワソウ


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日本の国境 (新潮新書)
尖閣諸島灯台物語




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