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この内の海洋監視船の建造増強は今進められていますが、2011年以降もさらに大幅増強する計画を明らかにしたのだそうです。
【成都(中国四川省)=峯村健司】中国国家海洋局の幹部は6日、2011年から新たに36隻の海洋監視船を建造する計画があることを明らかにした。うち1千トン以上の大型船が22隻占める。領有権を主張する尖閣諸島(沖縄県)や南シナ海での常時巡航を強化するものとみられる。
国家海洋局北海分局の房建孟局長が6日、新華社通信の取材に対して語った。海洋局幹部が具体的な監視船の建造計画を公表するのは異例だ。
6月までに1千トン以上の26隻を含む計47隻の監視船が完成するが、房局長は「総延長3.2万キロに及ぶ海岸線を守り、海洋権益を巡り争いが激化している情勢を考えれば極めて不十分」と指摘。今年から新たに1500トン級7隻、1千トン級15隻、600トン級14隻の建造に乗り出すと明らかにした。
さらに、今年中に島の保護管理に当たるための快速艇を54隻増やす予定という。
日本の巡視船で、700トン以上のPLH型、PL型は合計で、51隻です。
ようこそ!装備技術部へ/海上保安庁
これで、世界で6番目と言われる広いEEZ海域を巡視しています。
「魚政」は、1,000トン級以上の48隻を含め、合計で84隻にするという計画です。「海監」については、勉強不足で数は解っていませんが、EEZや領海を徘徊する中国艦船としてはさらにプラスされます。
海自の巡視船(巡視艇他は除く)は、300トン級以下を含めると116隻ですが、増強で予算化されたのは 1隻で、老朽化している艦船を新型と入れ替えるのに精一杯の状況とのことです。
200隻以上と言われる中国漁船団(含偽装漁船)と、武装した「魚政」「海監」が、尖閣上陸作戦に出ることが予測される今、海上保安庁だけで防ぐことは至難の業に見えます。
その後ろに控えるのが、人民解放軍の陸のミサイルと、海軍とになり、日本の自衛隊と、同盟国(主に米国)の軍隊となりますが、日本の防衛費は削減が進められ、人民解放軍は年々増加を続けています。
人民解放軍は、陸上のミサイルに加え空母をもつことで、第一列島線から第二列島線へと制空権・制海権を広げようとしています。
中国の対艦弾道ミサイル、米国防長官が強く警戒 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
田母神氏は、こども手当の2/3あれば、米軍への依存も減らし、日本の独自防衛が可能と唱えておられます。
「子ども手当の3分の2で独自防衛可能」 田母神氏ら自衛隊OB試算 (1/2ページ) - MSN産経ニュース
海上保安庁を含めた一体での国境警備体制構築と、侵入への抑止力増強が望まれます。
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