遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

朝日新聞が取り消した従軍慰安婦記事を具体的に発表

2014-10-11 22:58:58 | 慰安婦問題
 朝日新聞は、吉田清二の捏造話を誤報と認めていましたが、具体的にどの記事かは明示していませんでした。ようやく、10日の朝刊で、16本の記事のうち、12本の掲載日と見出し、概略を公表したのだそうですね。(各紙が報道していますが残念ながら朝日の記事は直接確認出来ていません)
 読売が、新聞週間の特集記事で、「朝日慰安婦報道 信頼回復求め検証」の報道をすると共に、取り消し記事がどのような影響を及ぼしたのかに触れていましたので備忘録としてアップさせていただきます。
 

朝日誤報国内外に波及 吉田証言 「報道⇔活動」で虚偽増幅 (10/11 読売朝刊)

 朝日新聞社は10日の朝刊で、いわゆる従軍慰安婦報道に関して、「韓国の済州島で慰安婦を強制連行した」とする吉田清治氏(故人)の証言は虚偽だと判断して取り消した16本の記事のうち、12本を明らかにした。これらの記事は、「日本が朝鮮人女性を『性奴隷』にした」との誤解が国際社会に広まる大きな契機となった。一連の誤報は国内外にどのような影響を与えたのだろうか


■相互作用
 
「朝鮮の女性私も連行」。大きな見出しが、朝日の1982年9月2日の朝刊(大阪本社版)を飾った。「200人の若い朝鮮人女性を狩り出した」とした吉田氏の虚偽の証言内容を初めて詳しく報じた記事
だった。
 その後、吉田氏の活動は活発化する。83年7月、「私の戦争犯罪朝鮮人強制連行」を出版。同年12月には、強制連行を謝罪するための「謝罪の碑」を韓国・天安市に建てた。朝日は同月24日の朝刊で除幕式の様子を報じるなど、83年に少なくとも3回、吉田氏を取り上げた。
 92年1月、訪韓した宮沢首相が慰安婦問題について謝罪すると、朝日はコラムで続けて吉田氏の証言を紹介。吉田氏が同年8月12日、ソウルで元慰安婦の金学順さんに謝罪した時には、「元慰安婦に謝罪ソウルで吉田さん」との記事を掲載した。
朝日の報道で知名度を上げた吉田氏の行動を、さらに朝日が報じるということが繰り返された


■韓国も追随
 
朝日の報道がきっかけで、韓国メディアにも吉田氏は登場するようになった

 東亜日報は83年6月23日、吉田氏が在日本大韓婦人会中央本部(東京)に、「謝罪の碑」の建立への協力を要請したとの記事を掲載。ハンギョレ新聞も91年9月4日、吉田氏の強制連行に関する虚偽証言を詳しく報じた。
 
宮沢首相の謝罪があった92年には、吉田氏は韓国マスコミで「時の人」になる
。ハンギョレは同年8月13日、ソウルを訪問した吉田氏を大きな囲み記事で紹介。東亜日報も同日、吉田氏が金さんに頭を下げて謝罪する姿を収めた写真を社会面に大きく掲載した。
 
吉田証言は今も、韓国で紹介されている。
2013年の中学校の教科書「中学校歴史?」は、「性奴隷生活を強要された日本軍慰安婦」を1ページ割いて特集。「6000人ほど直接連行した。村に到着すればまず女性全員を道路に引っ張り出した。逃げ出したら木刀でなぐり、若く健康な女性を選んでトラックに乗せた」とする吉田氏の虚偽証言を、「日本軍慰安婦の真実」として紹介した。

■国連にも影響
 慰安婦問題は韓国だけでなく、国連などにも飛び火した。国連人権委員会は1996年4月19日、元慰安婦への補償支払いなどを日本に勧告する報告書(
クマラスワミ報告)を「留意する」との表現で採択。同報告は、「吉田証言」も一つの根拠に挙げ、慰安婦を「性的奴隷」と指弾
した。
 2007年7月30日には、米下院が慰安婦問題で日本に公式謝罪を求める決議を採択。
米国などで慰安婦の像などを設置する動きも続いている


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記事ごとの影響明確に 西岡力・東京基督教大教授(韓国・北朝鮮地域研究)

朝日新聞の「吉田証言」を基にした、慰安婦問題を巡る報道は、朝日が取り消した1994年1月25日の朝刊で自任していたように、92年に宮沢首相を韓国大統領への謝罪に追い込むなど、日本の世論をリードし、政治を動かしてきた。93年の河野洋平官房長官談話も、宮沢首相の謝罪から始まったものだ。
 本来は、
取り消した1本1本の記事が国内の世論、政治に与えた影響、責任について明確にして謝罪するべきだ。
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 朝日が記事で吉田清治の捏造話を取り上げる。→国内で反響を呼び吉田清治と捏造話が注目を浴びる。→注目を浴びた吉田清治の言動を記事にする。→吉田清治と捏造話は更に著名になる。これを繰り返すことで、芸能スター誕生の様にして吉田証言と捏造話を世に浸透させたのでした。
 そして、その朝日の記事を観て、韓国のメディアもこぞって吉田清治と捏造話を記事にして取り上げる。かくして吉田清治は「時の人」となり、吉田清治と捏造話は韓国の教科書に載せられ、今でも使用されている。
 韓国のメディアも国民も、教科書で教える教師も学ぶ生徒も、朝日新聞と吉田清治に騙されているのですね。
 
 近年の韓国の歴代大統領は、政権の支持率が低迷すると、反日色を強めることで支持率を回復させるのが常套手段となり、慰安婦問題を持ち出し、倍賞と謝罪を求めるパターンが定着したのです。
 なを、河野談話協議時の金泳三大統領は「従軍慰安婦問題に対し日本に物質的な補償は求めない方針」としていましたが...。また、朴槿恵は、前任の李明博が政権末期の支持率維持の為の乱行で反日政策の嵐を起こしたことと、憲法裁判所が慰安婦の賠償請求を政府に科したこともあり、父親の対日政策の影を払拭することとあいまって、就任早々から強硬な反日政策を採り、慰安婦問題に強く執着し、告げ口外交を展開していることは、諸兄がご承知の通りです。
 
 こうして、韓国政府が熱中する反日プロパガンダにより、世界に慰安婦=性奴隷の捏造話が浸透し、米国での議会決議や慰安婦像設置がすすみ、国連では、クマラスワミ報告が採択されるに至っていますね。

 吉田清治の捏造話を、朝日が芸能スターを育てるようにして16回の取り消しせねばならない記事を載せたことの影響です。
 日本国および、日本国民に、あらぬ汚名を招く元となったし、在米の日本人や日系米国人の子女が、学校でいじめにあっているとの話も聞きます。

 西岡氏が書かれている通りで、「取り消した1本1本の記事が国内の世論、政治に与えた影響、責任について明確にして謝罪するべき」です。
 しかし、朝日は、記事取り消し発表当時は、英語版の発信もしませんでした。
 そこで、読売が、迅速に英語版で世界に発信し、浸透した韓国の誤ったプロパガンダの回復に努力を始めていただいています。
 

「遅すぎた訂正」英語で速報…The Japan News (10/11 読売朝刊 新聞週間 「朝日慰安婦報道 信頼回復求め検証」)

 国際社会に広がった誤解をいかに解くのか読売新聞発行の英字紙「ジャパン・ニューズ」は、朝日新聞が8月5日に特集記事を掲載した直後から英語で素早く正確に伝える態勢を取った

 7日付では、Asahi Shimbun makes long‐overdue corrections over ’comfort women’(朝日新聞が慰安婦問題で遅すぎた訂正)と題した長文の社説記事を掲載。当初、
朝日など主要メディアが本格的な英文報道を見送る中、記事は大きな関心を集めた

 ジャパン・ニューズのサイトにも載せたところ、多くの読者が「読売は素早く翻訳した」とツイッターなどで紹介、閲覧が急増。8~9月に読まれた回数は全記事中の1位で、2位の約3倍に上った。9月2日付で2回目の特集面を掲載し、政治面などの検証企画も緊急連載した。
 
スピード感とともに、正確な訳出
には神経を使った。例えば、論議のカギになる「強制連行」という言葉。一般にはforced transportationといった直訳調の表現が当てられていたが、英語を母国語とする記者から「正確に意味を伝えていない」との指摘を受け、議論を重ねた。紙面では、吉田清治氏の「証言」内容を反映するよう、forcibly round up and take away(強制的に集め、連れ去る)などと言葉を補い、世界に広まった誤解が史実とは異なることを鮮明にした。
 英語での積極的な情報発信には
「知らなかった事実がたくさんあった。深く考えずに使っていた『性的奴隷』の表現は控える」(米研究者)と評価の一方、歴史を修正しようとする試みではないか、という根拠を欠く臆測もあった。ジャパン・ニューズは今後も、事実を客観的に伝える方針だ。

 朝日は第三者委員会を立ち上げ、初会合がもたれました。
 
朝日「慰安婦」報道 第3者委「解体して出直すよう提言も」(フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース

 中込委員長は、検証次第では、朝日新聞に対し、解体して出直すよう提言する可能性もあるとの考えを示したのだそうですが、国民の眼での監視が必要です。
 読売が、しっかり監視してくれるそうです。
 

朝日の対応 引き続き注視 (10/11 読売朝刊 新聞週間 「朝日慰安婦報道 信頼回復求め検証」)

 朝日の一連の報道が引き金となって結果的に慰安婦問題はゆがめられ、日韓関係は大きく傷ついた。国際社会では「日本は20万人の女性を強制連行し、性奴隷にした」「日本は元慰安婦に何の救済もしていない」とのいわれなき批判が日本に浴びせられている
。朝日慰安婦報道の誤りや行き過ぎが深刻な国際問題を引き起こしたことは指摘しなければならなかった。
 朝日批判が強まる中、与党などから、朝日関係者の国会招致を求める声も出たが、読売は報道の自由への介入につながりかねないと判断し、こうした主張からは距離を置くよう努めた。
 朝日は9月11日、木村伊量ただかず社長が記者会見し、「吉田証言」の記事の訂正が遅れたことについて読者にわびた。だが、
木村社長は特集記事について「自信を持っている」と述べ、過去の慰安婦報道を原則として肯定する立場を変えなかった

 朝日は10月9日、
第三者委員会の初会合を開き、過去の慰安婦報道の経緯や国際社会に与えた影響などの検証を始めた。読売は責任ある報道機関として、朝日の検証結果についても引き続き注視していきたい

 朝日によって失われた新聞への信頼。間違いの上塗りになりかねない言い訳と論点ずらしを続けている朝日に対し、朝日の第三者検証が間違いの上塗りの結論を出さない様、日本のメディアがあげて、冷静に監視・検証をしていただくことと、読売同様に、世界に対して真実の情報を発信して、浸透してしまった捏造のプロパガンダの訂正に取り組んでいただくことを切望します。


 # 冒頭の画像は、在韓米軍慰安婦




  この花の名前は、ゲンカイツツジ


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