遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

南西諸島防衛 全容固まる

2015-11-24 23:58:58 | 東シナ海尖閣諸島
 翁長県知事が県の行政を放置して、普天間基地のキャンプシュアブへの統廃合反対(基地削減反対)に専念していることで、県民の安全や経済活動への施策がおろそかになっていることは、諸兄がご承知の通りです。
 遂に中国海軍の軍艦が示威行動を始めた南西諸島の現状は、対応策の構築が急がれます。本来、国防の問題ですから、国が主導するのが当然ですが、ようやく政府の南西諸島防衛の全体像が固まったのだそうです。
 

石垣配備 陸自500人規模 南西諸島防衛 全容固まる 中国念頭態勢強化 (11/24 読売朝刊)

 
政府が南西諸島防衛の強化のため石垣島(沖縄県)に配備を計画している陸上自衛隊が、500人規模となることが分かった。次期中期防衛力整備計画(中期防、2019~23年度)中の整備を目指す方針で、週内にも若宮健嗣防衛副大臣が石垣市を訪れ、中山義隆市長に理解を求める。
 配備を計画しているのは、大規模災害や離島攻撃の際に初動対応を担う警備部隊や、ミサイル部隊など。政府は当初、現中期防(14~18年度)中の配備を検討し、14年中に部隊規模などを決める方針だったが、11月に沖縄県知事選を控えていたこともあり、「負担を増やすべきではない」(防衛省幹部)として見送った。
 
政府が南西諸島防衛を強化するのは、中国が東シナ海でも海洋進出を活発化させているためだ。
今月11~12日には中国海軍の情報収集艦が沖縄県・尖閣諸島の接続水域(領海の外側約22キロ)に近づいた,政府は今年度中に日本最西端の与那国島(沖縄県)に150人の沿岸監視部隊を配備するほか、18年度までに宮古島(同)に700~800人、奄美大島(鹿児島県)に550人の、警備部隊やミサイル部隊を配備する。
 石垣島、宮古島、奄美大島には、射程の長い地対空、地対艦ミサイルを配備する方向で、接近を図る他国軍艦や艦船への抑止力は格段に高まる。
 
南西諸島は全長約1200キロに及ぶなど、安全保障上の要衝
だが、陸自部隊は現在、沖縄本島にしか駐留していない。
 
石垣島の配備内容の決定により、政府の南西諸島防衛の全体像が固まったことこなる。

 南シナ海での中国の人口島建設の暴挙による、海洋覇権拡大には、アジアの国々もようやく声をあげ、懸念を示すようになりました。
 その陰で、東シナ海でも、EEZの境界付近のガス田開発や、尖閣近海の示威活動は、着実に進められていますが、県民の方々の危惧には翁長知事は一顧だにせず、むしろ日米両国による対策の妨害に専心していますね。
 中国の行動を、脅威と感じずに、冊封の象徴の龍柱を完成させるなど、むしろ歓迎しているかの様子です。
  � 残念ながら建ってしまいました。 � Change.org

 南西諸島の防備の強化は、民主党政権でさえ、陸自の重点を北海道からこちらへ切り替える政策に転じたほどで、おもな与野党が一致する喫緊の命題です。
 与那国島では、住民の方々の意見が揺れ、3度に渡る民意を問う選挙がなされるといった経緯もあり、政府の対策も遅れていましたが、石垣島への自衛隊の配備内容の決定で、ようやく南西諸島防衛の全体像が固まったことは待望の歓迎されることですね。
 特に、射程の長い地対空、地対艦ミサイルを、石垣島、宮古島、奄美大島に配備されることは、侵入しようとする敵軍に対しては、抑止力が大幅に向上する画期的な体制ですね。
 早期に実現され、県民の方々をはじめ日本の安全保障が強化されることを期待します。





  この花の名前は、キョウガノコ


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中国、核ミサイルの標的 (角川oneテーマ21)
続 中国の海洋戦略




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