韓国のことはほったらかすしかないと言いながら、また朴槿恵政権の話を取り上げざるをえず恐縮です。
9月末にヘーゲル国防長官が訪韓し米韓安保協議が行われ、朴槿恵とも会見し日韓関係の緩和を呼びかけましたが、朴槿恵が歴史問題を持ち出し、責任は日本側にあるとヘーゲル長官の呼びかけに応じようとしなかったことは、諸兄がご承知の通りです。
ところが同時に、米国はかねて韓国に自立を求めていた、戦時作戦統制権の移管を協議したのだそうですが、韓国側は振り払おうとする米国に縋り付いて延期を要請したのだそうです。日本には、歴史問題ですねかじりの補償を求めていますが、米国にも寄生しているのですね。
<日韓関係>米国防長官の“仲裁”に、韓国大統領「責任は日本側にある」―中国メディア - ライブドアニュース
更に、米韓連合司令部の解体を要求する米国に対してもすがりつき、一方で米国の駐留の為の負担費用は値切っている。
そういう国なのですね。
北朝鮮(含バックの中国)に対抗するための日米韓の連携を重視する米国は、中国の切り崩し作戦による日韓関係悪化を苦慮し、関係改善を日韓両国に圧力をかけています。
ヘーゲル、ケリー両長官が、2+2会談で訪日した時に、千鳥ヶ淵戦没者墓苑を訪れ、献花し、安倍総理の靖国参拝を牽制したことは衆知のことです。
米国務長官らが千鳥ヶ淵墓苑で献花 写真6枚 国際ニュース:AFPBB News
ところが、韓国にも圧力をかけていて、水面下ではその圧力に折れた韓国が日本への接近を始めているというのが、青山繁治氏。
10/23 水曜アンカー 青山繁晴 - Dailymotion動画
(開始から19分30秒あたりに早送りしてください。主題は靖国についてですが、関連して日韓関係に触れられています。)
勿論、日本は首脳会談の門戸は何時でも開いていますが、歴史問題に執着する朴槿恵が、条件をつけて会談を拒絶しているのですね。
国内の支持率維持の為の最後の切り札の反日を、就任早々から使用せざるを得ない、苦しい政権基盤がそうさせているのですね。
しかし、一段と苦境に陥った朴槿恵。反日を強めこそすれ、日本に接近することは不可能な台所事情の様子です。
朴大統領 情報機関の選挙介入問題で沈黙続ける
米国の仲介も実現にはまだ遠い様子ですね。
# 冒頭の画像は、千鳥ヶ淵戦没者墓苑を訪れ、献花したケリー、ヘーゲル両長官
この花の名前は、ムシトリナデシコ
↓よろしかったら、お願いします。
9月末にヘーゲル国防長官が訪韓し米韓安保協議が行われ、朴槿恵とも会見し日韓関係の緩和を呼びかけましたが、朴槿恵が歴史問題を持ち出し、責任は日本側にあるとヘーゲル長官の呼びかけに応じようとしなかったことは、諸兄がご承知の通りです。
ところが同時に、米国はかねて韓国に自立を求めていた、戦時作戦統制権の移管を協議したのだそうですが、韓国側は振り払おうとする米国に縋り付いて延期を要請したのだそうです。日本には、歴史問題ですねかじりの補償を求めていますが、米国にも寄生しているのですね。
<日韓関係>米国防長官の“仲裁”に、韓国大統領「責任は日本側にある」―中国メディア - ライブドアニュース
すれ違いの米韓同盟 (10/24 産経 【ハロランの眼 太平洋の真中で】)
■駐留米軍、他地域での有事に焦点
10月初旬にソウルで行われた米韓安保協議での美辞麗句や外交的な言辞をつぶさにみると、米韓の同盟関係が問題を抱えていることはすぐに明白になる。
ヘーゲル米国防長官と韓国の金寛鎮(キム・グァンジン)国防相は、韓国の防衛に誰が責任を負うのか、また誰が資金を提供するかについての意見の不一致を覆い隠そうとした。一方、ヘーゲル氏は米国の“核の傘”が韓国を防衛していると強引に再確認した。
協議の基本的な議題は、米軍が韓国軍に対して持つ戦時作戦統制権の移管だった。現在、朝鮮半島有事の際は米軍の司令官が米韓両軍への作戦統制権を持つ。韓国は平時における自国軍の訓練や配置を管轄する。
米国は長年、韓国が自国の防衛に全責任を持つべきだとし、戦時作戦統制権の移管を望んできた。しかし韓国の指導者らは、自分たちは準備不足で、そのような変化の後には北朝鮮が攻撃を仕掛けたくなるなどと異議を唱え、2度にわたり移管の延期に成功した。移管は2015年末まで行われない予定だ。
記者会見で金氏は「ヘーゲル氏と私は、状況に応じた作戦統制権の移管について理解を共有している」とし、「これらの問題を討議するための共同作業部会を韓米間で設置することに合意した」と述べた。
ヘーゲル氏は両国が合意することに楽観的だとし、「われわれは、われわれが必要なところに行き着くだろう」と語った。言い換えれば、「われわれは何にも合意しておらず、今後も話し合いを続ける」ということだ。
さらに米国は米韓連合司令部の解体を希望しているが、両国はこれについても、作戦統制権の移管と同様の論争を行っている。
韓国人の根本的な懸念は、米国が韓国の防衛に尽力すると繰り返し約束しているにもかかわらず、朝鮮半島から軍を撤退するのではないかということだ。
声明でヘーゲル氏は、韓国における「駐留米兵の現在の水準を維持するという約束を繰り返し表明した」としている。米国は朝鮮半島に2万8500人の人員を維持すると約束しているが、国防総省や太平洋軍、在韓米軍は実際の数字の公表を拒んでいる。
事情に詳しい軍幹部らは、実際の兵士数は2万5千人を大きく下回っており、彼らの大半は戦闘部隊ではなく支援部隊だと非公式に教えてくれた。
さらに、米陸軍は兵士を1、2年の単位で駐留させるのではなく、米国から交代で部隊を送り始めた。9月下旬、380人の兵士と30機のヘリコプターからなる武装偵察飛行隊が朝鮮半島にやってきた。彼らは9カ月後には帰国する。
そのうえ、朝鮮半島に駐留する米軍の任務も変化した。彼らは韓国の防衛を手助けする一方、日本の沖縄に駐留する米軍のように、他の地域での不測の事態に備えることに、より焦点を合わせている。
新たな任務に対応するため、在韓米軍はより少ない数の基地に集約されつつあり、それにより緊急の命令にも即応できるようにしている。
陸軍の歩兵部隊はソウル北部の野営地から引き揚げられ、空軍基地や港に近い、ソウルから南に約60キロ離れた平沢(ピョンテク)市の新基地に集められつつある。
朝鮮半島に米軍を駐留させるために、どれだけの費用を韓国が負担するのかという問いに、金氏は「まだ交渉中だ」と述べた。
韓国の聯合ニュースによると、米国は韓国に来年、9億3400万ドル(約909億円)の負担を求めているが、韓国の提示額はそれを1億8600万ドル(約181億円)下回っているという。
■駐留米軍、他地域での有事に焦点
10月初旬にソウルで行われた米韓安保協議での美辞麗句や外交的な言辞をつぶさにみると、米韓の同盟関係が問題を抱えていることはすぐに明白になる。
ヘーゲル米国防長官と韓国の金寛鎮(キム・グァンジン)国防相は、韓国の防衛に誰が責任を負うのか、また誰が資金を提供するかについての意見の不一致を覆い隠そうとした。一方、ヘーゲル氏は米国の“核の傘”が韓国を防衛していると強引に再確認した。
協議の基本的な議題は、米軍が韓国軍に対して持つ戦時作戦統制権の移管だった。現在、朝鮮半島有事の際は米軍の司令官が米韓両軍への作戦統制権を持つ。韓国は平時における自国軍の訓練や配置を管轄する。
米国は長年、韓国が自国の防衛に全責任を持つべきだとし、戦時作戦統制権の移管を望んできた。しかし韓国の指導者らは、自分たちは準備不足で、そのような変化の後には北朝鮮が攻撃を仕掛けたくなるなどと異議を唱え、2度にわたり移管の延期に成功した。移管は2015年末まで行われない予定だ。
記者会見で金氏は「ヘーゲル氏と私は、状況に応じた作戦統制権の移管について理解を共有している」とし、「これらの問題を討議するための共同作業部会を韓米間で設置することに合意した」と述べた。
ヘーゲル氏は両国が合意することに楽観的だとし、「われわれは、われわれが必要なところに行き着くだろう」と語った。言い換えれば、「われわれは何にも合意しておらず、今後も話し合いを続ける」ということだ。
さらに米国は米韓連合司令部の解体を希望しているが、両国はこれについても、作戦統制権の移管と同様の論争を行っている。
韓国人の根本的な懸念は、米国が韓国の防衛に尽力すると繰り返し約束しているにもかかわらず、朝鮮半島から軍を撤退するのではないかということだ。
声明でヘーゲル氏は、韓国における「駐留米兵の現在の水準を維持するという約束を繰り返し表明した」としている。米国は朝鮮半島に2万8500人の人員を維持すると約束しているが、国防総省や太平洋軍、在韓米軍は実際の数字の公表を拒んでいる。
事情に詳しい軍幹部らは、実際の兵士数は2万5千人を大きく下回っており、彼らの大半は戦闘部隊ではなく支援部隊だと非公式に教えてくれた。
さらに、米陸軍は兵士を1、2年の単位で駐留させるのではなく、米国から交代で部隊を送り始めた。9月下旬、380人の兵士と30機のヘリコプターからなる武装偵察飛行隊が朝鮮半島にやってきた。彼らは9カ月後には帰国する。
そのうえ、朝鮮半島に駐留する米軍の任務も変化した。彼らは韓国の防衛を手助けする一方、日本の沖縄に駐留する米軍のように、他の地域での不測の事態に備えることに、より焦点を合わせている。
新たな任務に対応するため、在韓米軍はより少ない数の基地に集約されつつあり、それにより緊急の命令にも即応できるようにしている。
陸軍の歩兵部隊はソウル北部の野営地から引き揚げられ、空軍基地や港に近い、ソウルから南に約60キロ離れた平沢(ピョンテク)市の新基地に集められつつある。
朝鮮半島に米軍を駐留させるために、どれだけの費用を韓国が負担するのかという問いに、金氏は「まだ交渉中だ」と述べた。
韓国の聯合ニュースによると、米国は韓国に来年、9億3400万ドル(約909億円)の負担を求めているが、韓国の提示額はそれを1億8600万ドル(約181億円)下回っているという。
更に、米韓連合司令部の解体を要求する米国に対してもすがりつき、一方で米国の駐留の為の負担費用は値切っている。
そういう国なのですね。
北朝鮮(含バックの中国)に対抗するための日米韓の連携を重視する米国は、中国の切り崩し作戦による日韓関係悪化を苦慮し、関係改善を日韓両国に圧力をかけています。
ヘーゲル、ケリー両長官が、2+2会談で訪日した時に、千鳥ヶ淵戦没者墓苑を訪れ、献花し、安倍総理の靖国参拝を牽制したことは衆知のことです。
米国務長官らが千鳥ヶ淵墓苑で献花 写真6枚 国際ニュース:AFPBB News
ところが、韓国にも圧力をかけていて、水面下ではその圧力に折れた韓国が日本への接近を始めているというのが、青山繁治氏。
10/23 水曜アンカー 青山繁晴 - Dailymotion動画
(開始から19分30秒あたりに早送りしてください。主題は靖国についてですが、関連して日韓関係に触れられています。)
勿論、日本は首脳会談の門戸は何時でも開いていますが、歴史問題に執着する朴槿恵が、条件をつけて会談を拒絶しているのですね。
国内の支持率維持の為の最後の切り札の反日を、就任早々から使用せざるを得ない、苦しい政権基盤がそうさせているのですね。
しかし、一段と苦境に陥った朴槿恵。反日を強めこそすれ、日本に接近することは不可能な台所事情の様子です。
朴大統領 情報機関の選挙介入問題で沈黙続ける
米国の仲介も実現にはまだ遠い様子ですね。
# 冒頭の画像は、千鳥ヶ淵戦没者墓苑を訪れ、献花したケリー、ヘーゲル両長官
この花の名前は、ムシトリナデシコ
↓よろしかったら、お願いします。