テレビ朝日の三反園氏が「かなり自信喪失していて、来週から再来週もしかしたらと注目される」と発言していましたし、お騒がせガセネタの渡辺黄門は「辞めると言ったらとめない」といっている様に、鳩山氏の命運は尽きた気配です。ただ、後釜の引き受けてがいなくて、ずるずる行きそうですが、小沢氏も「代表の発言と、党の公約は一般論では同じ」と発言し、突き放す姿勢です。
再度の「不起訴」でとりあえず参院選までをしのいだ小沢氏は、参院選に一段と勝負を賭けることとなり、専制化と、国政より自分達の票獲得優先に突き進んでいるようですね。
民主党の小沢幹事長が、郵政民営化を抜本的に見直す郵政改革法案の今国会成立に強い意欲を示している。夏の参院選で郵政関係者の支援を得るのに加え、国民新党との「合併」の布石にしたい思惑もあるようだ。ただ、6月16日の会期末が迫る中、審議日程は厳しく、成立にはかなり強引な国会運営が必要となる。
小沢氏は24日の記者会見で、郵政民営化の見直しを党是とする国民新党との関係について、「郵政改革法案をやるなら、一緒になってやったほうがいいんじゃないかと申しあげた経緯もある」と述べ、以前に合併を持ちかけたことを明らかにした。さらに、同法案に関し、「全力で今国会中に成立を期す」と明言した。
小沢氏は10日夜、国民新党代表の亀井金融相と都内で会食し、参院選で民主党が現職と新入の候補を擁立する2人区などでの支援を要請した。関係者によると、小沢氏は合併も話題にしたが、亀井氏は拒否したとされる。
小沢氏は23日に名古屋市で開かれた全国郵便局長会(全特)の総会でも、約7000人の郵便局長を前に今国会成立を約束した。全特は参院選で、国民新党が推薦する民主党候補を支援する方針だ。鳩山内閣の支持率低迷などの逆風が強まる中、小沢氏は法案を成立させて、「郵政票を確実につなぎ留めたい」(周辺)と考えているようだ。
ただ、法案審議は波乱含みの展開になりそうだ。衆院で審議中だが、採決の見通しは立っていない。政府・与党は会期を延長しない方針を固めており、佐藤泰介参院総務委員長(民主)は23日の全特の総会で、「(国会の)最終盤に相当強引なことをやらないといけない」と述べた。
しかし、採決を強行すれば、国民の批判を招く恐れがある。民主党内でも「郵政票欲しさに郵政改革法案だけを優先するのはおかしい」という声が出ており、党執行部は難しい判断を迫られそうだ。
党の選挙資金「私が決定する」
小沢氏
民主党の小沢幹事長は24日の記者会見で、夏の参院選に向けた党の資金配分について、「最終的に私のいろいろな判断を基礎にしながら、財務委員長と相談して決定している」と述べ、自らの裁量で決める意向を強調した。
2人区である静岡選挙区を抱える党静岡県連の牧野聖修会長が「2人区に2人擁立」という小沢氏の方針に異を唱えたことで県連に資金が配分されていないと主張しているが、こうした対応をとっていると暗に認めた形だ。牧野氏は23日、静岡選挙区で再選を目指す藤本祐司国土交通政務官の集会で、「党本部から選挙資金は出ない。県連が本部の言うことを聞かないから、ペナルティーを科すという」と語った。
金融界を筆頭に世間(世論調査も)では反発が多く、亀井氏の怨念と、小沢氏の票優先(郵政票を得ても、そのために逃げる票があると思いますが?)の、欧米がWTO提訴の動きを見せている郵政改革法案が、今国会での成立に向け、普天間や、南北朝鮮半島の緊迫、小沢+北教組の政治資金疑惑、口蹄疫などの影に隠れて、粛々と進められています。
このまま、歴史が過去の田中、金丸時代に逆戻りしていくのを、黙って見過ごしていいのでしょうか?
事業仕分けでテーマにしている無駄な特殊法人の出費への金の元を断つのが郵政改革の目的のひとつであり、多くの人々が支持したのですが、宝くじの運用部分が悪く地方自治の貴重な財源となっていて、国民のささやかな楽しみでもある事業そのものを中断するという筋違いの判断で、目先を見て元に考えが及んでいない事業仕分けパフォーマンス(やらないよりやったほうがいいのですが。)より、よほど構造改革されているのですが!
余談になりますが、現行郵政改革ではトヨタ経営方式のコンサルが入り、成果を挙げていることは諸兄がご承知の通りです。郵便局の窓口でも、速達・書留などの配達の方々もサービスの向上ぶりは、まるで違う会社になりましたね。自動入出金機での振込みも、17:30まで出来るし、手書きの用紙を差し込んで口座番号を読み取る(OCR)ものが実用化(省人コストダウン&そのぶん窓口サービス向上)されているのには、驚きました。
民主党が政権亡者の集団で、政策より政局優先集団であることはご承知の通りで、票のためには政策や理念はかなぐり捨てた輩の集まりです。多かれ少なかれ大きな政党内では意見の食い違う集団があるとはいえ、田中、金丸の大昔の自民党から旧社会党や反日・売国団体の支援を得る極左まで、小沢主義でとにかく数を優先で集めた、内部矛盾の集団なのですね。
だから、そうなるべくしてなっているのが、普天間問題。高速無料化やガソリン税も、高校無料化や子供手当ての外国人がらみも、みんな総論はいいのですが、実施段階での各論では結局詰めが甘く実現しない...。
着々と実現されていることで明白なのは、小沢集権専制政治化です。
民意民意といいながら、実は密室で専断し、お札で人心を揺らし反抗するとお金を断つ。およそ民主主義とはかけ離れた政治へ向かっています。
参院選の結果が、日本はこのまま民主党に勝手にさせてよいのか、世論結果に現れている様に、正体に気付いて鉄槌を食らわすのか、この国の進むべき道を、諸外国に心配される前に、この国の我々が示さねばなりませんね。
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