国内の報道は、自民党総裁選花盛りです。
米国でも、バイデン氏のアフガニスタン撤退作戦で、支持率が低下している様子ですね。
一方、政権を失ったトランプ大統領の共和党。トランプ氏の2024年の大統領選出馬の話も消えない様子。WSJエグゼクティブ・ワシントン・エディター・ジェラルド・F・サイブ氏が解説しておられます。
アフガン撤退で豹変した米国の世論:日経ビジネス電子版
トランプ氏がホワイトハウスを去りフロリダに向かったときから8カ月。共和党内で今だけでなく、しばらく先まで、トランプ主義が生き続けることが徐々に明らかになってきたとジェラルド・F・サイブ氏。問題の本質は、トランプ氏本人がいるかいないかに関わらず、トランプ主義が続くのかということだと。
トランプ氏の政治顧問のジェイソン・ミラー氏は「トランプ大統領が私にそういう言葉を使ったことはないが、2024年に出馬すると私は完全に確信している」と話したと。
トランプ氏は来年の中間選挙後に判断する意向を示している。
今のところ、トランプ氏は引き続き他の共和党議員に非常に大きな影響を及ぼしている。
貿易や移民、中国、外国への介入に対するトランプ氏の姿勢は、共和党所属の政治家の大半が模倣しているとサイブ氏。
ボクシングのようなトランプ式の政治スタイルが共和党にとって当たり前になった。落選した大統領候補の信奉者であること、少なくとも党に忠実な人物に対して主張しない共和党候補はまれ。米国の政治においてこうした展開は珍しいと。
トランプ陣営の世論調査担当者だったトニー・ファブリツィオ氏は「トランプ氏の支持を得た、アメリカ・ファーストの候補者になるために誰もが戦っている」と話しているのだそうです。
ファブリツィオ氏の世論調査では、共和党内には主にトランプ氏に対する見方の違いによる5つの「部族」があり、同氏はそれらに「筋金入りのトランプ支持者」「情報戦派」「トランプ推進派」「ポストトランプ派」「反トランプ派」という名前を付けていると。
「筋金入りのトランプ支持者」はその名の通り、トランプ氏が何を選んでも同氏を支持する人々で、党の4分の1近くを占める。
「情報戦派」は、党内で約11%。「Qアノン」と呼ばれる過激主義者が主張するような陰謀論を受け入れる人々。
「反トランプ派」は同氏に激しく反対する人々で、同氏を支持することはない。11%を占める。
注目すべきグループは中道寄りの2つで、党内では合わせて半数を若干上回るとサイブ氏。
「トランプ推進派」はトランプ氏に対する見方は肯定的だが、2024年の予備選に出馬したと想定した場合のトランプ氏に対する支持は他の候補者への支持をわずかに上回る程度で、29%。
「ポストトランプ派」は26%で、トランプ氏を肯定的に見ているが、他の候補がリードすることを期待している。
「トランプ氏の支持を得た、アメリカ・ファーストの候補者になるために誰もが戦っている」と話すファブリツィオ氏ですが、共和党内には5つの「部族」あり、トランプ氏が大統領選の指名候補となることを党内の誰もが期待しているとはとうてい言えないと。
共和党系の世論調査専門家、クリステン・ソルティス・アンダーソン氏によると、トランプ氏の再出馬を望んでいるかを尋ねたところ、「ほとんどがイエスと答えたが、やんわりとしたイエスだと思う」だと。
バイデン氏は、今回失った支持を、中間選挙までにどれだけ取り返すか。トランプ氏は、薄らぐ支持をどれだけ維持し続けられるかといった様子。
アフガニスタンから撤退し、戦費・戦力を対中抑止に重点を移し、クアッドの充実で外交安全保障を展開すると言うバイデン氏。
口では、敵基地攻撃能力云々を唱えているものの、内弁慶で中国や韓国にいいように振り回された外務大臣実績の岸田氏が総裁(=首相)本命(by 田崎氏)と言われる日本。
バイデン政権は、親中派の二階俊博幹事長や岸田派(宏池会)の古賀誠・前会長が推す候補者は望んでいないと言われている様ですが。</fonnt>
# 冒頭の画像は、トランプ大統領
この花の名前は、ノコンギク
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米国でも、バイデン氏のアフガニスタン撤退作戦で、支持率が低下している様子ですね。
一方、政権を失ったトランプ大統領の共和党。トランプ氏の2024年の大統領選出馬の話も消えない様子。WSJエグゼクティブ・ワシントン・エディター・ジェラルド・F・サイブ氏が解説しておられます。
アフガン撤退で豹変した米国の世論:日経ビジネス電子版
米共和党の未来、トランプ主義が支配か - WSJ 2021年 9月13日 WSJエグゼクティブ・ワシントン・エディター ジェラルド・F・サイブ
そのメールは定期的に送られてくる。1日に何度も届くこともある。差出人が「トランプ大統領」や「ドナルド・J・トランプ」のときもあれば、トランプ氏の息子のときもある。どのメールも民主党とジョー・バイデン大統領が米国に嘆かわしい害を及ぼしていると断じ、トランプ氏の政治団体への献金をしつこく求める。
しかし、そもそも何のための献金なのだろうか。
トランプ氏がホワイトハウスを去りフロリダに向かったときも現在も、確実にこの疑問は共和党にのしかかっている。あれから8カ月がたち、共和党内で今だけでなく、しばらく先まで、トランプ主義が生き続けることが徐々に明らかになってきた。問題の本質は、トランプ氏本人がいるかいないかに関わらず、トランプ主義が続くのかということだ。
トランプ氏はなぜ何百万ドルもの献金を集めているのか。共和党では誰もがこのことに不安を抱いているにもかかわらず、それを口にする人はいない。おそらくトランプブランドを確かなものにして、同じ考えを持つ共和党議員が議会の主導権を取り戻せるよう支援するため、あるいは2024年大統領選への出馬に向けた下準備のためだろう。
トランプ氏に近い人物の中には、同氏が再び大統領選に立候補するのはほぼ確実だと考えている人もいる。同氏の政治顧問のジェイソン・ミラー氏は「トランプ大統領が私にそういう言葉を使ったことはないが、2024年に出馬すると私は完全に確信している」と話した。ミラー氏は現在、保守派向けのソーシャルメディアプラットフォーム「Gettr」の最高経営責任者(CEO)を務める。
トランプ氏は来年の中間選挙後に判断する意向を示している。中間選挙に至るまでの選挙戦と中間選挙をどう乗り切るかは、党がトランプ氏の再出馬をどの程度受け入れる気があるのかを見極める上で、また、他の潜在的な候補が大統領選に出馬するかどうかを決断する上でも極めて重要だろう。
今のところ、トランプ氏は引き続き他の共和党議員に非常に大きな影響を及ぼしている。本人の姿を公の場で見ることはあまりなくなったものの、貿易や移民、中国、外国への介入に対するトランプ氏の姿勢――同氏が2016年の大統領選に出馬した際には共和党の主流派から外れているように思えた――は共和党所属の政治家の大半が模倣している。
その上、ほとんどの共和党議員はトランプ氏が声高に要求してきた選挙法の改正を支持している。同氏は昨年の大統領選が自身に不利になるように不正に操作されていたと根拠もなく訴え、法改正を求めていた。
政策課題以外にも、相手に一歩も譲らない、ボクシングのようなトランプ式の政治スタイルが共和党にとって当たり前になった。落選した大統領候補の信奉者であることを、少なくとも党に忠実な人物に対して主張しない共和党候補はまれだ。米国の政治においてこうした展開は珍しい。大統領選でトランプ陣営の世論調査担当者だったトニー・ファブリツィオ氏は「トランプ氏の支持を得た、アメリカ・ファーストの候補者になるために誰もが戦っている」と話した。「過去を振り返っても、そんなことがいったい何度あっただろうか」
ファブリツィオ氏の世論調査を見ると、共和党支持者の間のトランプ支持がどれほど強いかだけでなく、支持にも微妙な違いがあることが分かる。同氏によると、共和党内には主にトランプ氏に対する見方の違いによる5つの「部族」がある。同氏はそれらに「筋金入りのトランプ支持者」「情報戦派」「トランプ推進派」「ポストトランプ派」「反トランプ派」という名前を付けている。
「筋金入りのトランプ支持者」はその名の通り、トランプ氏が何を選んでも同氏を支持する人々で、党の4分の1近くを占める。党内で約11%を占める「情報戦派」は「Qアノン」と呼ばれる過激主義者が主張するような陰謀論を受け入れる人々で、同氏の熱烈なファンだ。同じく11%を占める「反トランプ派」は同氏に激しく反対する人々で、同氏を支持することはない。
それよりもっと興味深く、注目すべきグループは中道寄りの2つで、党内では合わせて半数を若干上回る。党内で29%を占める「トランプ推進派」はトランプ氏に対する見方は肯定的だが、2024年の予備選に出馬したと想定した場合のトランプ氏に対する支持は他の候補者への支持をわずかに上回る程度だった。党内に占める割合が26%の「ポストトランプ派」もトランプ氏を肯定的に見ているが、他の候補がリードすることを期待している。
従ってトランプ氏が大統領選の指名候補となることを党内の誰もが期待しているとはとうてい言えない。共和党系の世論調査専門家、クリステン・ソルティス・アンダーソン氏によると、共和党支持者がトランプ氏の再出馬を望んでいるかを自身の最近の調査で尋ねたところ、「ほとんどがイエスと答えたが、やんわりとしたイエスだと思う」という。同氏が今年の夏に調査した共和党支持者のうち、トランプ氏以外に必ずまたはおそらく投票すると回答した人は4分の1で、43%は自身についてトランプ氏個人の支持者というより共和党の支持者だと回答した。
そのメールは定期的に送られてくる。1日に何度も届くこともある。差出人が「トランプ大統領」や「ドナルド・J・トランプ」のときもあれば、トランプ氏の息子のときもある。どのメールも民主党とジョー・バイデン大統領が米国に嘆かわしい害を及ぼしていると断じ、トランプ氏の政治団体への献金をしつこく求める。
しかし、そもそも何のための献金なのだろうか。
トランプ氏がホワイトハウスを去りフロリダに向かったときも現在も、確実にこの疑問は共和党にのしかかっている。あれから8カ月がたち、共和党内で今だけでなく、しばらく先まで、トランプ主義が生き続けることが徐々に明らかになってきた。問題の本質は、トランプ氏本人がいるかいないかに関わらず、トランプ主義が続くのかということだ。
トランプ氏はなぜ何百万ドルもの献金を集めているのか。共和党では誰もがこのことに不安を抱いているにもかかわらず、それを口にする人はいない。おそらくトランプブランドを確かなものにして、同じ考えを持つ共和党議員が議会の主導権を取り戻せるよう支援するため、あるいは2024年大統領選への出馬に向けた下準備のためだろう。
トランプ氏に近い人物の中には、同氏が再び大統領選に立候補するのはほぼ確実だと考えている人もいる。同氏の政治顧問のジェイソン・ミラー氏は「トランプ大統領が私にそういう言葉を使ったことはないが、2024年に出馬すると私は完全に確信している」と話した。ミラー氏は現在、保守派向けのソーシャルメディアプラットフォーム「Gettr」の最高経営責任者(CEO)を務める。
トランプ氏は来年の中間選挙後に判断する意向を示している。中間選挙に至るまでの選挙戦と中間選挙をどう乗り切るかは、党がトランプ氏の再出馬をどの程度受け入れる気があるのかを見極める上で、また、他の潜在的な候補が大統領選に出馬するかどうかを決断する上でも極めて重要だろう。
今のところ、トランプ氏は引き続き他の共和党議員に非常に大きな影響を及ぼしている。本人の姿を公の場で見ることはあまりなくなったものの、貿易や移民、中国、外国への介入に対するトランプ氏の姿勢――同氏が2016年の大統領選に出馬した際には共和党の主流派から外れているように思えた――は共和党所属の政治家の大半が模倣している。
その上、ほとんどの共和党議員はトランプ氏が声高に要求してきた選挙法の改正を支持している。同氏は昨年の大統領選が自身に不利になるように不正に操作されていたと根拠もなく訴え、法改正を求めていた。
政策課題以外にも、相手に一歩も譲らない、ボクシングのようなトランプ式の政治スタイルが共和党にとって当たり前になった。落選した大統領候補の信奉者であることを、少なくとも党に忠実な人物に対して主張しない共和党候補はまれだ。米国の政治においてこうした展開は珍しい。大統領選でトランプ陣営の世論調査担当者だったトニー・ファブリツィオ氏は「トランプ氏の支持を得た、アメリカ・ファーストの候補者になるために誰もが戦っている」と話した。「過去を振り返っても、そんなことがいったい何度あっただろうか」
ファブリツィオ氏の世論調査を見ると、共和党支持者の間のトランプ支持がどれほど強いかだけでなく、支持にも微妙な違いがあることが分かる。同氏によると、共和党内には主にトランプ氏に対する見方の違いによる5つの「部族」がある。同氏はそれらに「筋金入りのトランプ支持者」「情報戦派」「トランプ推進派」「ポストトランプ派」「反トランプ派」という名前を付けている。
「筋金入りのトランプ支持者」はその名の通り、トランプ氏が何を選んでも同氏を支持する人々で、党の4分の1近くを占める。党内で約11%を占める「情報戦派」は「Qアノン」と呼ばれる過激主義者が主張するような陰謀論を受け入れる人々で、同氏の熱烈なファンだ。同じく11%を占める「反トランプ派」は同氏に激しく反対する人々で、同氏を支持することはない。
それよりもっと興味深く、注目すべきグループは中道寄りの2つで、党内では合わせて半数を若干上回る。党内で29%を占める「トランプ推進派」はトランプ氏に対する見方は肯定的だが、2024年の予備選に出馬したと想定した場合のトランプ氏に対する支持は他の候補者への支持をわずかに上回る程度だった。党内に占める割合が26%の「ポストトランプ派」もトランプ氏を肯定的に見ているが、他の候補がリードすることを期待している。
従ってトランプ氏が大統領選の指名候補となることを党内の誰もが期待しているとはとうてい言えない。共和党系の世論調査専門家、クリステン・ソルティス・アンダーソン氏によると、共和党支持者がトランプ氏の再出馬を望んでいるかを自身の最近の調査で尋ねたところ、「ほとんどがイエスと答えたが、やんわりとしたイエスだと思う」という。同氏が今年の夏に調査した共和党支持者のうち、トランプ氏以外に必ずまたはおそらく投票すると回答した人は4分の1で、43%は自身についてトランプ氏個人の支持者というより共和党の支持者だと回答した。
トランプ氏がホワイトハウスを去りフロリダに向かったときから8カ月。共和党内で今だけでなく、しばらく先まで、トランプ主義が生き続けることが徐々に明らかになってきたとジェラルド・F・サイブ氏。問題の本質は、トランプ氏本人がいるかいないかに関わらず、トランプ主義が続くのかということだと。
トランプ氏の政治顧問のジェイソン・ミラー氏は「トランプ大統領が私にそういう言葉を使ったことはないが、2024年に出馬すると私は完全に確信している」と話したと。
トランプ氏は来年の中間選挙後に判断する意向を示している。
今のところ、トランプ氏は引き続き他の共和党議員に非常に大きな影響を及ぼしている。
貿易や移民、中国、外国への介入に対するトランプ氏の姿勢は、共和党所属の政治家の大半が模倣しているとサイブ氏。
ボクシングのようなトランプ式の政治スタイルが共和党にとって当たり前になった。落選した大統領候補の信奉者であること、少なくとも党に忠実な人物に対して主張しない共和党候補はまれ。米国の政治においてこうした展開は珍しいと。
トランプ陣営の世論調査担当者だったトニー・ファブリツィオ氏は「トランプ氏の支持を得た、アメリカ・ファーストの候補者になるために誰もが戦っている」と話しているのだそうです。
ファブリツィオ氏の世論調査では、共和党内には主にトランプ氏に対する見方の違いによる5つの「部族」があり、同氏はそれらに「筋金入りのトランプ支持者」「情報戦派」「トランプ推進派」「ポストトランプ派」「反トランプ派」という名前を付けていると。
「筋金入りのトランプ支持者」はその名の通り、トランプ氏が何を選んでも同氏を支持する人々で、党の4分の1近くを占める。
「情報戦派」は、党内で約11%。「Qアノン」と呼ばれる過激主義者が主張するような陰謀論を受け入れる人々。
「反トランプ派」は同氏に激しく反対する人々で、同氏を支持することはない。11%を占める。
注目すべきグループは中道寄りの2つで、党内では合わせて半数を若干上回るとサイブ氏。
「トランプ推進派」はトランプ氏に対する見方は肯定的だが、2024年の予備選に出馬したと想定した場合のトランプ氏に対する支持は他の候補者への支持をわずかに上回る程度で、29%。
「ポストトランプ派」は26%で、トランプ氏を肯定的に見ているが、他の候補がリードすることを期待している。
「トランプ氏の支持を得た、アメリカ・ファーストの候補者になるために誰もが戦っている」と話すファブリツィオ氏ですが、共和党内には5つの「部族」あり、トランプ氏が大統領選の指名候補となることを党内の誰もが期待しているとはとうてい言えないと。
共和党系の世論調査専門家、クリステン・ソルティス・アンダーソン氏によると、トランプ氏の再出馬を望んでいるかを尋ねたところ、「ほとんどがイエスと答えたが、やんわりとしたイエスだと思う」だと。
バイデン氏は、今回失った支持を、中間選挙までにどれだけ取り返すか。トランプ氏は、薄らぐ支持をどれだけ維持し続けられるかといった様子。
アフガニスタンから撤退し、戦費・戦力を対中抑止に重点を移し、クアッドの充実で外交安全保障を展開すると言うバイデン氏。
口では、敵基地攻撃能力云々を唱えているものの、内弁慶で中国や韓国にいいように振り回された外務大臣実績の岸田氏が総裁(=首相)本命(by 田崎氏)と言われる日本。
バイデン政権は、親中派の二階俊博幹事長や岸田派(宏池会)の古賀誠・前会長が推す候補者は望んでいないと言われている様ですが。</fonnt>
# 冒頭の画像は、トランプ大統領
この花の名前は、ノコンギク
↓よろしかったら、お願いします。