ロシアは、ウクライナに侵攻戦争中。中国は、台湾や尖閣諸島への不法侵入を繰り返し、台湾侵略が注目されている。
その、両ならず者国家が、連携した日本恫喝を繰り返しています。
中露艦による尖閣「航行の恫喝作戦」常態化 6年ぶりの「連携」で接続水域に侵入 「ならず者連合さながら」で問われる「日米台の連携」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2022.7/5
沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域に4日、中国海軍とロシア海軍のフリゲート各1隻が相次いで侵入した。中露の艦艇が同じタイミングで尖閣周辺に接近するのは、2016年以来の特異な動向だ。日本は外交ルートで厳重に抗議したが、権威・独裁主義国家である中露の軍事的恫喝(どうかつ)は常態化しつつある。参院選(10日投開票)終盤に強行された暴挙に、官邸や防衛省などは警戒を強めている。
「中露の軍事的な連携はますます深まり、こわもての『ならず者連合』『悪の枢軸』さながらだ。継続的、常態的に日本への圧力を高めるだろう」
国際政治に詳しい福井県立大学の島田洋一教授はこう警鐘を鳴らす。
防衛省によると、中国海軍のフリゲート艦が4日午前7時44分ごろから同50分ごろ、魚釣島南西の接続水域に入った。直前の同日午前7時5分ごろには、ロシア海軍のフリゲート艦が同海域に入り、中国艦が接続水域を出た後の午前8時16分ごろまで航行した。
中露艦艇がほぼ同じ時間帯に尖閣周辺の接続水域に入るのは16年6月以来で、日本は外交ルートで「重大な懸念」を表明したうえで抗議した。
今回の〝暴挙〟の狙いはどこにあるのか。
島田氏は「台湾侵攻を念頭に置く中国にとっては、有事も想定した示威行動だ。ウクライナ侵攻後に中国と連携を強めるロシアは、尖閣の『実効支配』アピールを狙う中国に乗ったかたちだ。示し合わせた行動だろう」と分析する。
ロシア艦は、台風4号の高波を避けるため接続水域へ入ったとの分析もあるが、中国艦はロシア艦の航行に沿うように航行した。
防衛関係者も「米国は、中露の過剰な海洋権益の主張に対抗して艦船を派遣する『航行の自由作戦』を行っている。今回は『中露版・航行の恫喝作戦』ともとれる」と指摘する。
実際に、日本の神経を逆なでするような軍事行動は繰り返されている。
先の大戦で激戦地となった沖縄の「慰霊の日」(6月23日)に合わせ、中国空軍の爆撃機3機が沖縄周辺に飛来し、沖縄本島と宮古島の間の海域を抜け、東シナ海と太平洋を往復した。
ロシアも、不法占拠された北方四島の返還を求める日本の「北方領土の日」(2月7日)にあわせて大規模な演習を行った。
中露の連携も緊密だ。ロシアがウクライナに侵攻した後の5月、中露の爆撃機が編隊飛行し日本周辺を長距離飛行した。6月には中国艦がロシア艦の後を追うかたちで、艦艇計8隻が日本列島を周回している。
島田氏は「安倍晋三元首相は『台湾有事は日本有事で、日米同盟の有事でもある』と指摘した。折しも参院選で、防衛費増額も重要な論点となっているが、日米台の連携も問われる」と強調した。
2月7日の「北方領土の日」にロシアは、大規模演習を実施。
中露が連携し、ロシアがウクライナに侵攻した後の5月、中露の爆撃機が編隊飛行し日本周辺を長距離飛行した。6月には中国艦がロシア艦の後を追うかたちで、艦艇計 8隻が日本列島を周回。
そして、今月 4日には、中国海軍とロシア海軍のフリゲート各 1隻が相次いで尖閣諸島周辺の接続水域に侵入。
中露の艦艇が同じタイミングで尖閣周辺に接近するのは、2016年以来の特異な動向なのだそうです。
権威・独裁主義国家である中露の軍事的恫喝(どうかつ)は常態化しつつあると夕刊フジ。
「中露の軍事的な連携はますます深まり、こわもての『ならず者連合』『悪の枢軸』さながらだ。継続的、常態的に日本への圧力を高めるだろう」と、福井県立大学の島田洋一教授。
今回の暴挙の狙いについて島田教授は、中国にとっては、台湾侵攻を念頭に置く、有事も想定した示威行動だと。
ウクライナ侵攻後に中国と連携を強めるロシアは、尖閣の『実効支配』アピールを狙う中国に乗ったかたちだ。示し合わせた行動だろう」と分析。
尖閣諸島が日米同盟の対象化田舎については、クリントン国務長官が、日本の実効支配下にあるかどうかだと明言し、以来トランプ政権でも引き継がれてきていました。
なので、中国は、「海警」を増強し、尖閣の実効支配実績造りに励んでいることは、諸兄がご承知の通りです。
ロシア艦を中国艦が監督したという実績造りと受け取る説も聞かれますね。
防衛関係者も「米国は、中露の過剰な海洋権益の主張に対抗して艦船を派遣する『航行の自由作戦』を行っている。今回は『中露版・航行の恫喝作戦』ともとれる」と指摘されているのだそうです。
島田教授は、「安倍晋三元首相は『台湾有事は日本有事で、日米同盟の有事でもある』と指摘した。折しも参院選で、防衛費増額も重要な論点となっているが、日米台の連携も問われる」と強調。
ウクライナ侵攻で、世界中から制裁を浴びているプーチンとの距離を微妙にはかる習近平。秋の党大会で、毛沢東並みの専制体制を固め、国境内戦の悲願の台湾併合を成し遂げたい習近平。
中国とも、ロシアとも海を隔てるものの国境を接し、しかも領土争いを現有する日本。
この環境の日本の国土と国民を護ってくれるのはどの政党なのか。参院選の投票の選択肢のひとつですね。
# 冒頭の画像は、尖閣諸島の接続水域を航行した中国海軍のフリゲート艦
この花の名前は、キンケイギク