EU加盟27カ国の首脳は25日、ブレグジット(英国のEU離脱)とブレグジット後の英国との関係を定めた条件を正式承認しました。2017年3月に始まった英国とEUのブレグジット交渉は、これで終結し、英国は来年3月29日にEUを離脱する予定となりました。
ただ、国内では、メイ首相の“ソフト・ブレグジット路線”に反発した交渉責任者のラーブ離脱担当相ら閣僚を含む7人が要職を辞任。ハード(強硬離脱)からソフトに舵を切り、中途半端な印象を与えたことで、世論調査でも、離脱交渉の不支持率は73%に達しているのだそうです。
国内、EU諸国、米国などの海外諸国との関係で味方が少なくなっているメイ首相ですが、「EU離脱後の英国がTPPに加盟するのを心から歓迎している」とエールを送る安倍首相が支えになっているのではとの見方もある様です。
英国とEU、離脱条件で正式合意 「最善で唯一可能な合意」 - BBCニュース
EU離脱で孤立 英国・メイ首相の心の支えは安倍首相だけ? | 文春オンライン
昨年8、9月に日本を初訪問したメイ首相は、日本を「同志(ライク・マインディド)の国。アジアで最大のパートナー」と評していたのですね。
トランプ大統領とメイ首相の関係はさておき、英米の同盟は古く堅い。日米同盟は戦後強い絆で結ばれている。日英もかつては同盟関係があった。
キャメロン首相(当時)とは、日本で開催したG7で、世界経済の見通しで対立見解を示されたこともあった安倍首相。
キャメロン氏は、ウイリアム王子に大企業団を引きつれさせて訪中させたり、習近平の訪英時には、女王陛下に馬車で習近平を迎えに行かせ、AIIB設立時には、G7で先陣を切って参入し、欧州勢の雪崩を打つ参入の口火を切ったのでした。
大英帝国時代には中国を植民地の様に接していた面影はかなぐり捨てて、貿易(=お金)の為には媚中に転じてへりくだっていました。
英国は、英連邦の豪、加、ニュージーランドが加入している「CPTPP(TPP11)」への加入に意欲を示しているとのことです。
TPP11加盟 EU離脱の英国が「強い関心」を表明
話題の日産は、欧州最大の生産拠点のサンダーランド工場をかかえています。
ブレグジットに加えて、今回のゴーン氏解任事件。こちらの行方も先が見えません。日英が協力してフランスと接する必要があります。
日産ゴーン氏解任とEU離脱に揺れる英最大工場:日経ビジネスオンライン
発端は外部要因とも言えますが、新たな日英関係が誕生しそうで、要注目ですね。
# 冒頭の画像は、英ロンドンの国会議事堂前でデモ隊が掲げた「ブレグジット、価値はあるのか?」と書かれた幕
ブレグジットは英国崩壊への道 突如見えてきた終点、破産よりひどい結果になる恐れ | JBpress(日本ビジネスプレス)
キアシナガバチ
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ただ、国内では、メイ首相の“ソフト・ブレグジット路線”に反発した交渉責任者のラーブ離脱担当相ら閣僚を含む7人が要職を辞任。ハード(強硬離脱)からソフトに舵を切り、中途半端な印象を与えたことで、世論調査でも、離脱交渉の不支持率は73%に達しているのだそうです。
国内、EU諸国、米国などの海外諸国との関係で味方が少なくなっているメイ首相ですが、「EU離脱後の英国がTPPに加盟するのを心から歓迎している」とエールを送る安倍首相が支えになっているのではとの見方もある様です。
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EU離脱で孤立 英国・メイ首相の心の支えは安倍首相だけ? | 文春オンライン
【ロンドンの甍】同志・日本に粋な計らい - 産経ニュース 2018.11.29
「同志(ライク・マインディド)の国。アジアで最大のパートナー」。欧州連合(EU)からの離脱に奮闘するメイ英首相が昨年8、9月に初訪問した日本をこう評した。英国では、英語を公用語とする特別な関係の米国と英連邦の豪、加、ニュージーランドのアングロサクソン諸国を「同志の国」としているが、日本も同様に扱ったのだ。
米国の最も緊密な同盟国である日英は、同じ立憲民主主義国家で、法の支配という価値観を共有する。両国の絆を安倍晋三首相とともに、かつての日英同盟を想起させる「準同盟」に押し上げたメイ氏は「同志」の証しとして日本に粋な計らいをすることにした。
入国審査でEU域外の人に長蛇の列を強いることで悪名高いロンドンのヒースロー空港や高速鉄道で、アングロサクソン4カ国とともに日本の旅行者は来夏までに自動ゲートで入国できるようになる。ヒースロー空港では7月に2時間半待たされた人が出たが、日本人は顔認証技術の使用で本人確認し審査官による対面審査がなくなり、迅速に入国できる。EU市民と同じ扱いになるのはうれしい。
英国はアングロサクソン4カ国と情報機関の相互協定を結び、「ファイブ・アイズ」として機密情報を共有する。インテリジェンスでも「同志」日本を仲間に入れてほしい。(岡部伸)
「同志(ライク・マインディド)の国。アジアで最大のパートナー」。欧州連合(EU)からの離脱に奮闘するメイ英首相が昨年8、9月に初訪問した日本をこう評した。英国では、英語を公用語とする特別な関係の米国と英連邦の豪、加、ニュージーランドのアングロサクソン諸国を「同志の国」としているが、日本も同様に扱ったのだ。
米国の最も緊密な同盟国である日英は、同じ立憲民主主義国家で、法の支配という価値観を共有する。両国の絆を安倍晋三首相とともに、かつての日英同盟を想起させる「準同盟」に押し上げたメイ氏は「同志」の証しとして日本に粋な計らいをすることにした。
入国審査でEU域外の人に長蛇の列を強いることで悪名高いロンドンのヒースロー空港や高速鉄道で、アングロサクソン4カ国とともに日本の旅行者は来夏までに自動ゲートで入国できるようになる。ヒースロー空港では7月に2時間半待たされた人が出たが、日本人は顔認証技術の使用で本人確認し審査官による対面審査がなくなり、迅速に入国できる。EU市民と同じ扱いになるのはうれしい。
英国はアングロサクソン4カ国と情報機関の相互協定を結び、「ファイブ・アイズ」として機密情報を共有する。インテリジェンスでも「同志」日本を仲間に入れてほしい。(岡部伸)
昨年8、9月に日本を初訪問したメイ首相は、日本を「同志(ライク・マインディド)の国。アジアで最大のパートナー」と評していたのですね。
トランプ大統領とメイ首相の関係はさておき、英米の同盟は古く堅い。日米同盟は戦後強い絆で結ばれている。日英もかつては同盟関係があった。
キャメロン首相(当時)とは、日本で開催したG7で、世界経済の見通しで対立見解を示されたこともあった安倍首相。
キャメロン氏は、ウイリアム王子に大企業団を引きつれさせて訪中させたり、習近平の訪英時には、女王陛下に馬車で習近平を迎えに行かせ、AIIB設立時には、G7で先陣を切って参入し、欧州勢の雪崩を打つ参入の口火を切ったのでした。
大英帝国時代には中国を植民地の様に接していた面影はかなぐり捨てて、貿易(=お金)の為には媚中に転じてへりくだっていました。
英国は、英連邦の豪、加、ニュージーランドが加入している「CPTPP(TPP11)」への加入に意欲を示しているとのことです。
TPP11加盟 EU離脱の英国が「強い関心」を表明
話題の日産は、欧州最大の生産拠点のサンダーランド工場をかかえています。
ブレグジットに加えて、今回のゴーン氏解任事件。こちらの行方も先が見えません。日英が協力してフランスと接する必要があります。
日産ゴーン氏解任とEU離脱に揺れる英最大工場:日経ビジネスオンライン
発端は外部要因とも言えますが、新たな日英関係が誕生しそうで、要注目ですね。
# 冒頭の画像は、英ロンドンの国会議事堂前でデモ隊が掲げた「ブレグジット、価値はあるのか?」と書かれた幕
ブレグジットは英国崩壊への道 突如見えてきた終点、破産よりひどい結果になる恐れ | JBpress(日本ビジネスプレス)
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