遊爺雑記帳

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米欧から供与の兵器使いウクライナが反攻 プーチン氏の戦略目的は達成できない

2022-07-29 01:23:56 | ウクライナ全般
 ウクライナでのロシアとの攻防は、東部では露軍が優勢で、ウクライナ軍の撤退が報じられていましたが、米欧から供与の兵器が戦線に配備されはじめ、反攻が戦果をあげてきている様子。
 プーチン氏の戦略目標は、明らかに達成できず、獲得地域の保持ですら無残に打ち砕かれるだろうとの見通しを示しておられるのは、前・陸上自衛隊東部方面総監の渡部悦和氏。
 
ロシア、東部で主導権失う 米欧から供与の兵器使いウクライナが反攻、軍事支援1兆円で南部奪還へ 「プーチン氏の戦略目的は達成できない」渡部悦和氏 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2022.7/28

 英PA通信は27日、西側当局者の話として、ウクライナ東部ドンバス地域(ルガンスク、ドネツク両州)でロシアが戦闘の主導権を「決定的に失った」と報じた。ウクライナは南部ヘルソン州でも反転攻勢に出るなど米欧が供与した兵器が威力を発揮している対するロシア軍には人員不足や戦略的葛藤も露呈する。

 西側当局者は、
ロシアがドネツク州全域を今後数カ月で制圧する可能性は一層低くなったと指摘南部でロシアの補給路となっていた橋をウクライナが攻撃したことも痛手になっているとの見方を示した。

 
ウクライナの現地メディアは25日、ヘルソン州でウクライナ軍が交通インフラを一部奪還したと伝えたレズニコフ国防相は、欧米から供与された高機動ロケット砲システム「ハイマース」でロシアの50の弾薬庫を破壊したと明らかにした。

 
「南部はウクライナが生きていく上で取られたくない地域だ」と解説するのは、元陸上自衛隊東部方面総監の渡部悦和氏。作戦の背景を「南部はクリミア半島と東部ドンバスをつなぐ兵站線が通過する戦略的地域で、露軍が『航空優勢』を得られていない地域でもある。黒海沿岸の港湾は輸出の拠点で、ウクライナ経済にとっても重要だ。露軍は東部に戦闘力を集中しているため、弱点となっており、南部の奪回は可能と見積もったのだろう」と解説する。

 
英秘密情報局(MI6)のムーア長官は21日、「われわれはロシアが今後数週間にわたって人員供給が徐々に難しくなると考えている。何かしらの形で一時的に戦闘をやめなければならなくなる」と述べ、一時停戦の可能性を指摘した。

 
ロシア側の兵力について渡部氏は「正規軍ではない準軍事組織や、占領地域の現地での徴兵などに頼っており、人員補充がきかないプーチン大統領は自身の存立基盤を危うくするため、総動員令もかけられない状況だ」とみる。

 
米国による軍事支援は約76億ドル(約1兆円)に上る。ハイマース4基に加え、自爆型無人機「フェニックスゴースト」最大580機、3万6000発の砲弾なども追加供与され、ハイマースは計16基となった。

 渡部氏は「
約80キロの射程があるハイマースにより対砲兵戦でも安全な場所から攻撃が可能となったフェニックスゴーストも詳細は不明だが、電波妨害を受けたり撃墜されるなど弱点があったこれまでの無人機より効果を発揮しているとみていい」と話す。

 
今後の戦局はどうなるか渡部氏はゼレンスキー大統領は、クリミア半島も奪還目標としている可能性もある。ロシア側は東部で反撃されるリスクもあって兵力を削減できないというジレンマを抱えている。長期戦になれば、士気が低下する露軍はさらに離脱を生み、確実に排除されるプーチン氏の戦略目的は明らかに達成できず、獲得地域の保持ですら無残に打ち砕かれるだろう」との見通しを示した

 (強調の赤色部が多くなり、見づらくなってしまいましたが、ご容赦下さい。)

 西側当局者は、ロシアがドネツク州全域を今後数カ月で制圧する可能性は一層低くなったと指摘。南部でロシアの補給路となっていた橋をウクライナが攻撃したことも痛手になっているとの見方を示したと、渡部氏。
 ウクライナの現地メディアは25日、ヘルソン州でウクライナ軍が交通インフラを一部奪還したと伝えた。レズニコフ国防相は、欧米から供与された高機動ロケット砲システム「ハイマース」でロシアの50の弾薬庫を破壊したと明らかにしたのだそうです。
 「南部は、クリミア半島と東部ドンバスをつなぐ兵站線が通過する戦略的地域で、露軍が『航空優勢』を得られていない地域でもある。黒海沿岸の港湾は輸出の拠点で、ウクライナ経済にとっても重要だ。露軍は東部に戦闘力を集中しているため、弱点となっており、南部の奪回は可能と見積もったのだろう」とも。

 英秘密情報局(M16)のムーア長官は21日、「われわれはロシアが今後数週間にわたって人員供給が徐々に難しくなると考えている。何かしらの形で一時的に戦闘をやめなければならなくなる」と述べ、一時停戦の可能性を指摘したのだそうです。

 ロシア側の兵力について渡部氏は「正規軍ではない準軍事組織や、占領地域の現地での徴兵などに頼っており、人員補充がきかない。プーチン大統領は自身の存立基盤を危うくするため、総動員令もかけられない状況だ」と。

 米国による軍事支援は約76億ドル(約 1兆円)に上る。ハイマース 4基に加え、自爆型無人機「フェニックスゴースト」最大580機、3万6000発の砲弾なども追加供与され、ハイマースは計16基となった。
 「約80キロの射程があるハイマースにより対砲兵戦でも安全な場所から攻撃が可能となった。フェニックスゴーストも詳細は不明だが、電波妨害を受けたり撃墜されるなど弱点があったこれまでの無人機より効果を発揮しているとみていい」と、渡部氏。

 今後の戦局はどうなるのか。
 渡部氏は「ゼレンスキー大統領は、クリミア半島も奪還目標としている可能性もある。ロシア側は東部で反撃されるリスクもあって兵力を削減できないというジレンマを抱えている。長期戦になれば、士気が低下する露軍はさらに離脱を生み、確実に排除される。プーチン氏の戦略目的は明らかに達成できず、獲得地域の保持ですら無残に打ち砕かれるだろう」との見通しを示しておられます。

 一進一退の戦況が報じられるウクライナ情勢。期待される米欧の支援兵器がウクライナ軍の前線に配備され始め、劣勢だった戦況が一転。反攻が始まった様子。
 穀物輸出ルートの稼働合意ともども、ウクライナやその支援陣営には朗報ですね。

 相変わらず優柔不断な「けんとうし」の岸田氏。
 日本が、国際支援包囲網に反する行為で落ちこぼれない、内外での言行が一致し、安倍氏に築いていただいた日本外交の信頼を崩さない行動をお願いします。

 ロシア艦また炎上、ウクライナ軍の反撃が加速か オデッサ沖で複数撃破 軍用機200機を撃墜で航空戦力も損傷 - zakzak:夕刊フジ公式サイト

 【社説】ドイツ戦車、ようやくウクライナ到着 - WSJ

 米、ウクライナへの戦闘機供与の可能性巡り方針転換 - WSJ

潮目変わったウクライナ侵略戦争、苦境に立たされるロシア ハイマースの効果絶大、一部で包囲殲滅される露軍大隊も(1/8) | JBpress (ジェイビープレス) 



 # 冒頭の画像は、米軍の高機動ロケット砲システム「ハイマース」




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