遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

余命不明の日本政府との2+2が何故お流れにならなかったのでしょう?

2011-06-23 00:14:39 | 日本を護ろう

 定例で毎年行われていた日米 2+2会談が、民主党への政権交代以降、鳩のルーピーな言動がありお流れになることが続きましたが、ようやく開催されましたね。カンカラ菅の辞任表明(時期不明)で、今回もお流れになるのかと思いましたが、ゲーツ長官が退任とのことでけじめの意味もあり開催されたのだそうですね。
 日本側の松本、北澤両氏もカンカラ菅辞任となれば退任の可能性が高いと言う、次回の参加がない or ない可能性のあるひとが 4人中3人居るという会談となりました。
 主題は、台湾海峡、南シナ海、東シナ海、西太平洋への軍事進出が著しい中国への対応と牽制がひとつ。もう一つは、普天間移設期限の明示(平成26年まで)を取り下げ、「できる限り早い時期」との表現に変更したことです。
 

2プラス2 「1年で進展を」日本に宿題 (6/20 産経)

 民主党政権下で初の2プラス2は、対中抑止力の強化をてこに日米同盟を深化させる意図を鮮明にした。成否の鍵を握るのは、日本が自国防衛や地域の安定化の促進で役割を拡大できるかだ。ゲーツ米国防長官は協議後の記者会見で、最大の懸案である普天間飛行場の移設問題について「今後1年間で具体的な進展を遂げることが重要だ」と要求
した。菅直人首相の退陣時期で混乱が続く日本側は重い「宿題」を背負った。

 《核技術、戦域弾道ミサイルの拡散、アクセス(接近)拒否/エリア(領域)拒否能力…》

 共同発表は防衛協力強化の前提として、
米海軍艦艇の西太平洋進出を阻止する中国の能力を端的に指摘
している。昨年2月に本格化した同盟深化をめぐる日米協議において、対中認識で完全に一致した証しだ。
 中国を念頭に米軍は海空・宇宙・サイバー領域の全能力を活用した「統合エア・シー・バトル」で対抗する戦略を打ち出したが、共同発表にはそうした分野での協力もちりばめた。日米豪、日米韓の共同演習やインドとの対話促進も掲げ、自由主義連合による「中国包囲」戦略も提起した。
 ただ
最も重きを置いたのはより根本的な課題
だ。日米協力強化の筆頭には《2国間の計画を精緻化する努力》《米軍と自衛隊による日本国内の施設へのアクセスの改善》が掲げられた。
 
日本有事での「共同作戦計画」と、放置すれば日本の平和に影響を与える周辺事態での「相互協力計画」で、米軍が使用可能な空港・港湾を詰める作業の必要性を明記
したものだ。
 作業加速は平成9年の「日米防衛協力のための指針」(新ガイドライン)策定以降、幾度となく日米共同文書でうたわれてきた。だが、有事アレルギーの残る日本の関係省庁や自治体の腰が重く、検討は停滞。防衛省幹部は「インド洋など国際平和協力活動を拡大したのに比べ、同盟の根幹をなす事態への備えが疎かだった」と自戒を込める。
 
この状態を放置すれば中国や北朝鮮の挑発に対処できない。日本側は待ったなしで検討を進める必要があるが、領土意識が希薄な菅政権下
では昨年、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件などが相次いだ。
 加えて普天間移設実現の見通しはたっていない。北沢俊美防衛相は会見で、自公政権時代のV字形滑走路に戻ったことについて「
政権交代に伴う民主主義のコストだ」と正当化したが、米側は民主党政権の実行力を疑問視
している。
 米空母艦載機の陸上離着陸訓練の馬毛島移転も地元自治体の反対から「第二の普天間」となりかねない。

 《(震災の)経験から学び、将来における多様な事態に対応するための日米両国の能力を向上させる決意を共有した》
 トモダチ作戦で展開した自衛隊と米軍の協力は、有事での日米共同対処に援用できることも特記した。日本側は「決意」を重くかみしめ、実効性を担保する必要がある。(ワシントン 酒井充、半沢尚久)


  カンカラ菅が、9月に訪米を招聘されたことに対し、カンカラ菅を支援した行為と言う評論家がいたりしますが、9月には新総理が誕生しているだろうとの読みとみる評論家が多い様に思います。また、9月の首脳会談は自然消滅という評論家(時事通信・田崎氏)もいます。
 それでも首脳会談の露払いでもある2+2が開催されたのは、何故なのでしょう。メディアでの解説が見当たりません。(探し方が悪い。)
 そこで遊爺の勝手な妄想です。
 日本の政治のことを、経済一流政治三流と表現されることは諸兄がご承知のことです。特に外交に至っては、憲法に活動の制限があるとは言え、世界の紛争解決に積極的な貢献がないなど、四流以下の後進国と言えます。そこで、アジアの重要なパートナーと位置付けている米国は、WikiLeaksが公開した米公電が示すように、幼稚園の子供をあやすように、おだてながら指導したり、馬鹿さ加減におてあげだったりしているのです。
 大震災では「トモダチ作戦」で、素早く動きましたが、原発では馬鹿さかげんでお手上げ状態でした。
 普天間移転は、中東から東アジアにかけた米軍再編の歯車の一つなのですが、インドを含むアジア諸国にも日本にも安全保障(国防、エネルギー、食糧)の国益にかなうものなのですが、重要性をあやして聞かせ、道を示してあげようというのが、今回の2+2の米国側の趣旨だと考えるのですが、いかがでしょう。

 大統領選を控え、支持率アップを画するオバマ政権は、国内からも追及を受け、何時までも待っている余裕はなくなってきています。
 政局渡り術でカンカラ菅の信任が篤い北澤氏は「民主主義のコスト」ともっともらしいまやかし言葉をみつけてきて、関係者を愚ろうしています。訪米を控え数度パフォーマンスをしただけでは、誠意ある対話を尽くしているとはだれの目にも見えません。民主主義というより、独裁・専制に近い。橋本氏のほうがよほど民主主義的でした。

 松本、北澤両氏は、米国のお二方やオバマ氏が、いらだつ気持ちを抑えて、あやしながら説いて聞かせていることを理解したのでしょうか?
 先般、中国の梁国防相との会談でも、中国の姿勢を全く読み違えるコメントを発していた北澤氏、ズルズル先延ばしすることを「民主主義のコスト」と表現し、世界一危険な基地普天間がこのまま定着化することになってよいと考えているのではないでしょうね!

 なにもしないで、その場しのぎの思いつき発言と、民主党代議士や前任総理そして国民を騙すパフォーマンスと、総理をコロコロ変えてはいけないと言う御用マスコミや評論家に流布させたもっともらしい意味薄弱なことばとで支えられているだけの、史上最悪の狂人総理の政権。
 レームダックどころか、内部(党も内閣も)分裂でダッチロールを始めて、政治空白の弊害を広めています。
 日本人なら、日本の国と国民の為、一刻も早く潔い退陣をしていただきたい。
 ボロボロになって辞めたら、だ~れも遊んでくれなくなるよ。嫁さんとお遍路さんするだけの余生なの?





 絶滅危惧種のサンショウバラ

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