遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

在沖縄米軍基地の返還を大きく進めた安倍政権 その立役者は菅官房長官

2020-09-25 01:23:56 | 沖縄全般
 安倍政権下で、沖縄基地負担軽減担当相を兼務し、基地軽減の立役者となった菅首相。
 がむしゃらに基地返還を推進した菅首相は、新内閣が掲げる重点政策の一つに、在沖縄米軍基地の整理・縮小をかかげ、沖縄基地負担軽減担当相を後任の加藤勝信官房長官に兼務させ、沖縄北方担当相は「弟分」の河野太郎行政改革担当相に託し、重厚な布陣を敷いているのですね。
 自身の配下に「菅義偉」がいないことが不安点と言われていますが、沖縄基地負担軽減担当相を後任の加藤勝信官房長官に兼務させるとともに、沖縄北方担当相を「弟分」の河野太郎行政改革担当相に託すという重厚な布陣を敷きました。
 防衛相経験者の沖縄北方担当相就任は異例とのこと。しかも、新内閣の目玉の行革担当と兼務。力が入っていることが伝わってきますね。
 
進んだ米軍基地返還…立役者は官房長官だった菅首相 - 産経ニュース 2020.9.22

 安倍晋三政権の7年9カ月で在沖縄米軍基地の返還は大きく進んだ。日米沖縄特別行動委員会(SACO)合意で基地の整理・縮小が決定した平成8年12月以降の政権と比較すると、安倍政権が返還を実現した基地は面積、件数で他の追随を許さないその立役者官房長官として沖縄基地負担軽減担当相を兼務した菅義偉(すが・よしひで)首相だった。

■不発弾除去作業で防衛省を一喝

 28年12月、菅首相は米軍北部訓練場(沖縄県東村など)の返還式典に出席するため訪れた名護市で防衛省の説明に目をつり上げた。

 「そんなのおかしいでしょ」

 
北部訓練場が返還されても不発弾や汚染物質の除去が必要で、防衛省は2~3年かかると説明した。当時、政府と地元は訓練場跡地の世界自然遺産登録を目指していた。菅首相の怒りに震えあがった防衛省は除去作業を1年で終わらせた

■工事妨害は排除…今も地元と接触
 北部訓練場はSACO合意で半分以上の約4千ヘクタールの返還が決まったが、
ヘリパッドを東村高江区に移設することに反対する活動家が大量に駆けつけ、ゲート前に車両を放置するなどして工事を妨害した

 
警察は反対派との衝突を恐れて介入を嫌ったが、菅首相は警察庁幹部を動かし、反対派を強制排除した。同時に高江区の区長と直接やり取りし、ヘリパッド移設容認を取り付けた

 訓練場の返還後も区長と連絡を取り合い、昨年末も名護市内のホテルで秘密裏に面会している。防衛省幹部は「北部訓練場は終わった話。それでも菅さんはケアするので地元対策に緊張感が出る」と打ち明ける。

■渋滞解消も…利便性アップに貢献
 北部訓練場を除けば、安倍政権が返還を実現した米軍基地の面積は小さい。だが、
渋滞が慢性化していた国道58号沿いの敷地を返還させることで4車線化するなど地元の利便性向上への貢献度は大きい

 「沖縄の人が理解してくれないのは基地負担軽減と口で言うばかりだったからだ」

 菅首相は口癖のように繰り返した。
がむしゃらに基地返還を推進した首相にとって、最大の不安は自身の配下に「菅義偉」がいないことかもしれない


 
見返り拒み辺野古邁進…沖縄シフトの菅政権、基地・振興リンク強める - 産経ニュース 2020.9.22

 菅義偉(すが・よしひで)内閣が掲げる重点政策の一つに、在沖縄米軍基地の整理・縮小がある。首相にとって沖縄問題は官房長官時代にこだわった課題。新内閣では沖縄基地負担軽減担当相を後任の加藤勝信官房長官に兼務させ、沖縄北方担当相は「弟分」の河野太郎行政改革担当相に託し、重厚な布陣を敷いている。(大島悠亮、杉本康士)

■防衛相だった河野氏を担当相に

 
首相が就任翌日の17日に足を向けたのは「沖縄」だった。過密日程の中、国会内で行われた自民党沖縄県連の研修会に飛び入り参加し「沖縄のために約束したことはしっかり行う」と強調した。首相が党県連の会合に出向くことは異例だ。

 
沖縄北方担当相を兼務する河野氏は直前まで防衛相だった。防衛相経験者の同担当相就任は異例で、防衛省幹部は「基地と振興がリンクしていることを如実に示すものだ」と解説する。

 政府は表向き、基地負担の見返りに振興予算を手厚くする「リンク論」を否定してきた。だが、
首相は官房長官時代に「両方の課題を全体として総合的に推進するという意味において、両者はリンクしている」と語っており、閣僚人事はその色合いを濃くした形だ

■執念…一度だけ苦手のカラオケも

 
首相が沖縄の基地負担軽減にのめり込んだきっかけは第2次安倍晋三政権発足直後の平成25年2月に行われた初の日米首脳会談だった。米側はこの場で3つの要求を行ったが、そのうちの1つが米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に向けた日本政府による県に対しての埋め立て申請書提出だった。

 
米政府は申請書の提出をわざわざ重要課題に位置付けた。首相は報告を聞き、日米関係が民主党政権時代にいかに傷ついたかを痛感。以降、辺野古移設実現に邁進(まいしん)し、25年12月には埋め立て承認を取り付けた。

 
26年11月の知事選で辺野古移設反対を掲げた翁長雄志(おなが・たけし)前知事が当選しても首相は執念を見せた。28年10月に米軍北部訓練場(同県東村など)約4千ヘクタールの返還にめどが立ったと伝え、この時は翁長氏も「歓迎する」と評価した。翁長氏にカラオケに誘われると、苦手なマイクを握り「さざんかの宿」を歌った。官房長官時代にカラオケを歌ったのはこの時だけだったと首相は周囲に明かしている。

■後援会、何度も断り「不思議な人だ」

 辺野古移設の陣頭指揮を執った首相は、移設反対派から敵視される一方、辺野古移設を容認する政財界関係者からも「菅さんは不思議な人だ」と評される。

 
沖縄財界関係者は「沖縄問題に取り組む政治家は利権や政治資金で見返りを求める人がほとんどだが、菅さんにはそれがない」と漏らす。首相をよく知る人物によると、沖縄県内の関係者から後援会設立を持ちかけられたことが過去10回ほどあったが、首相は断り続けたという。

 
首相が見据えるのは令和4年秋の知事選だ。前回知事選で玉城デニー氏に敗れた佐喜真淳前宜野湾市長が首相意中の候補といい、自民党が県政を奪還すれば普天間飛行場の返還を大きく引き寄せることになる

 北部訓練場が返還されても不発弾や汚染物質の除去が必要で、2~3年かかると説明した防衛省に、除去作業を1年で終わらせたとは、菅氏の仕事人振りが発揮された実例ですね。
 ヘリパッドを東村高江区に移設することへの反対派の工事妨害についても、警察庁幹部を動かし、反対派を強制排除。同時に高江区の区長と直接やり取りし、ヘリパッド移設容認を取り付けた件もしかり。
 渋滞が慢性化していた国道58号沿いの敷地を米軍から返還させることで4車線化するなど地元の利便性向上への貢献度は大きい。

 「沖縄の人が理解してくれないのは基地負担軽減と口で言うばかりだったからだ」
 と、菅首相は口癖のように繰り返し、がむしゃらに基地返還を推進したのだそうですが、就任翌日の17日には「沖縄」を訪問し、自民党沖縄県連の研修会に飛び入り参加したのだそうですね。
 首相が党県連の会合に出向くことは異例なことなのだそうです。

 菅首相が沖縄の基地負担軽減にのめり込んだきっかけは、第2次安倍晋三政権発足直後の平成25年 2月に行われた初の日米首脳会談だったと。
 米側はこの場で3つの要求を行ったが、そのうちの1つが米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古のキャンプシュアブへの移設統合に向けた日本政府による県に対しての埋め立て申請書提出だったのだそうです。
 米政府は申請書の提出をわざわざ重要課題に位置付けた。
 菅氏は報告を聞き、日米関係が民主党政権時代にいかに傷ついたかを痛感。以降、辺野古のキャンプシュアブへの統廃合移設実現に邁進し、25年12月には埋め立て承認を取り付けたのだと。
 
 菅首相が見据えるのは令和4年秋の知事選。
 自民党が県政を奪還すれば普天間飛行場の返還を大きく引き寄せることになりますね。

 キャンプシュアブの在る辺野古の名護市長は、2018年の市長選で、自称オール沖縄の稲嶺氏から、容認派の渡具知氏に交代しています。
 名護市長選の分析~辺野古反対派はなぜ敗北したのか?~ | ハフポスト

 翁長氏の弔い合戦となり玉城氏が当選した、前回の知事選。次回は、自民党候補が勝てるよう、菅、河野師弟コンビで頑張っていただきたい。
 かつて石破幹事長時代には、沖縄での選挙で敗北が続き、幹事長交代の一員となりました。
 次回の知事選でも負けるようなら、二階幹事長の交代も必須となるでしょう。
 菅首相の沖縄への熱意が成就するよう、知事選への闘いを進め、勝利されることを願います。



 # 冒頭の画像は、牧港補給地区の一部返還された土地を視察する官房長官時代の菅義偉首相




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