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日英両政府は、14日の外務・防衛閣僚会合(2プラス2)で安全保障協力の強化を確認したのだそうです。日本が欧州の国と安保協力に関する「行動計画」を取りまとめるのは英国が初めてなのだそうです。
日米安保条約が、日本の安全保障同盟の基本ですが、米国の同盟国で基本的価値を共有する英国との「準同盟国」関係を強化することで、米国一辺倒の安全保障体制に幅を持たせることが出来ます。
アジアで覇権を拡大する中国に対し、イギリス連邦の国の、オーストラリアやインドとの関係強化を進めている日本ですが、イギリス本国との関係強化も進めることになります。
また、EUを離脱する英国も、アジアの諸国との関係強化を進める中で、価値観が共通するアジアの雄国・日本との関係を強化することとなります。
イギリス連邦加盟国 - ニコニコ大百科
日本政府が当面期待するのは、北朝鮮問題での連携で、北朝鮮と外交関係があり、国連安全保障理事会の常任理事国として発言力がある英国との関係強化で、日米の国連で進める政策を強化することなのですね。
他方、AIIBへの加盟をG7の先頭を切って行い、諸国が雪崩をうって加盟するきっかけを作った英国。前政権時とは言え、習近平の訪英時には、女王陛下が馬車で迎えに行く厚遇をするなど、対中国貿易はEU離脱を進める中で、こちらも重きをおくことでしょう。
ただ、先の共産党大会で、「ポスト習近平は習近平」の路線を打ち出し、政権基盤を固めたかに見える「中華の夢」を追い求める習近平は、覇権拡大を止めることなく続けてきます。
トランプ大統領の訪中は、事前の勢いはどこへやら、国賓以上の皇帝待遇の接待と、28兆円と言われる商談のお土産をもらって、南シナ海の覇権拡大や、貿易不均衡の話には触れない結果に、拍子抜けというか、アジア諸国の対中牽制への期待を裏切りました。
しかし、アジア、オセアニア地域には、イギリス連邦加盟国は、インド、シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ニュージランド他、自由と民主主義の価値観を共有する国は多く、その盟主の英国が、EU離脱を機に積極的に関係を強化してくることは、米国が国内優先で引き気味のなか、期待は膨らみます。
防衛装備品の共同開発が進められることは、日本の脱米国一辺倒にも道が開け、TPP離脱の米国との二国間経済交渉への牽制にもなりそうですね。
安倍首相が提唱する「インド太平洋戦略」に、トランプ大統領が合意しアジア歴訪時に唱えた、「自由で開かれたインド太平洋」。オーストラリア、インドも賛同していますが、イギリスも参画してくれば、強~い味方となりますね。
ロシア帝国の極東進出政策への対抗を目的として、1902年1月に同盟を締結した日英。第一次世界大戦の戦勝国、アメリカ・イギリス・フランス・日本の4か国条約により発展(?)解消されましたが、新しい日英関係の始まりとなり絆が強まればいいですね。
# 冒頭の画像は、日英2プラス2 での、ギャビン・ウィリアムソン国防相、小野寺防衛相、河野外相、ボリス・ジョンソン外相
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この花の名前は、クレマチス
↓よろしかったら、お願いします。
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日米安保条約が、日本の安全保障同盟の基本ですが、米国の同盟国で基本的価値を共有する英国との「準同盟国」関係を強化することで、米国一辺倒の安全保障体制に幅を持たせることが出来ます。
アジアで覇権を拡大する中国に対し、イギリス連邦の国の、オーストラリアやインドとの関係強化を進めている日本ですが、イギリス本国との関係強化も進めることになります。
また、EUを離脱する英国も、アジアの諸国との関係強化を進める中で、価値観が共通するアジアの雄国・日本との関係を強化することとなります。
安保「英は準同盟国」 2プラス2 (12/15 読売朝刊)
【ロンドン=谷川広二郎、角谷志保美】日英両政府は、14日の外務・防衛閣僚会合(2プラス2)で安全保障協力の強化を確認した。日本側は「準同盟国」の英国に、対北朝鮮での連携や中国を念頭に置いた海洋安保での協力を期待している。欧州連合(EU)から離脱する英国は、対日関係強化でアジア太平洋地域での存在感を高めたい考えだ。
対北・対中で連携
河野外相は会合後の共同記者会見で、「英国によるインド太平洋地域への関与、スエズ(運河)の東に戻ってくることを大いに歓迎する」と強調した。ジョンソン外相は「日英は偉大な海洋国家。同じ価値観を持って進展してきた」と述べ、連携強化に意欲を示した。
日英は急速に協力関係を強化しており、今年1月には弾薬提供などを可能とする物品役務相互提供協定(ACSA)を締結し、8月の首脳会談では安保協力の「共同宣言」を発表した。
2プラス2では安保協力に関する「行動計画」を取りまとめた。日本はオーストラリアやインドと策定しているが、欧州では英国が初めて。内容は非公表だが、共同訓練や国際的な平和協力活動、防衛装備品・技術協力などの分野での協力が具体的に盛り込まれ、安保協力は新たな段階に入る。
日本政府の外交・安保政策は「日米同盟」があくまでも基軸だが、米国一辺倒の危うさを指摘する見方もある。政策の幅を広げる上でも、日本は同じ米国の同盟国で基本的価値を共有する英国を重視している。
日本政府が期待するのは、北朝鮮問題での連携だ。英国は北朝鮮と外交関係があり、国連安全保障理事会の常任理事国として発言力がある。「海洋国家」である英国との協力により、中国をけん制する狙いもある。
英国は2019年3月末にEUからの離脱を控え、EU域外国との関係強化を目指す。なかでも日本との関係は、北朝鮮情勢など不安定要素も多いアジアで、「民主的な価値観を共有する」として重視している。
英国はこれまで、主に欧州諸国と防衛装備品の共同開発を行ってきた。技術力があり、防衛装備上の共通点も多い日本との共同開発への期待感も強い。共同研究を行ってきた新型空対空ミサイルについては、将来の輸出も視野に、早期に共同開発へ移行したい考えだ。
【ロンドン=谷川広二郎、角谷志保美】日英両政府は、14日の外務・防衛閣僚会合(2プラス2)で安全保障協力の強化を確認した。日本側は「準同盟国」の英国に、対北朝鮮での連携や中国を念頭に置いた海洋安保での協力を期待している。欧州連合(EU)から離脱する英国は、対日関係強化でアジア太平洋地域での存在感を高めたい考えだ。
対北・対中で連携
河野外相は会合後の共同記者会見で、「英国によるインド太平洋地域への関与、スエズ(運河)の東に戻ってくることを大いに歓迎する」と強調した。ジョンソン外相は「日英は偉大な海洋国家。同じ価値観を持って進展してきた」と述べ、連携強化に意欲を示した。
日英は急速に協力関係を強化しており、今年1月には弾薬提供などを可能とする物品役務相互提供協定(ACSA)を締結し、8月の首脳会談では安保協力の「共同宣言」を発表した。
2プラス2では安保協力に関する「行動計画」を取りまとめた。日本はオーストラリアやインドと策定しているが、欧州では英国が初めて。内容は非公表だが、共同訓練や国際的な平和協力活動、防衛装備品・技術協力などの分野での協力が具体的に盛り込まれ、安保協力は新たな段階に入る。
日本政府の外交・安保政策は「日米同盟」があくまでも基軸だが、米国一辺倒の危うさを指摘する見方もある。政策の幅を広げる上でも、日本は同じ米国の同盟国で基本的価値を共有する英国を重視している。
日本政府が期待するのは、北朝鮮問題での連携だ。英国は北朝鮮と外交関係があり、国連安全保障理事会の常任理事国として発言力がある。「海洋国家」である英国との協力により、中国をけん制する狙いもある。
英国は2019年3月末にEUからの離脱を控え、EU域外国との関係強化を目指す。なかでも日本との関係は、北朝鮮情勢など不安定要素も多いアジアで、「民主的な価値観を共有する」として重視している。
英国はこれまで、主に欧州諸国と防衛装備品の共同開発を行ってきた。技術力があり、防衛装備上の共通点も多い日本との共同開発への期待感も強い。共同研究を行ってきた新型空対空ミサイルについては、将来の輸出も視野に、早期に共同開発へ移行したい考えだ。
イギリス連邦加盟国 - ニコニコ大百科
日本政府が当面期待するのは、北朝鮮問題での連携で、北朝鮮と外交関係があり、国連安全保障理事会の常任理事国として発言力がある英国との関係強化で、日米の国連で進める政策を強化することなのですね。
他方、AIIBへの加盟をG7の先頭を切って行い、諸国が雪崩をうって加盟するきっかけを作った英国。前政権時とは言え、習近平の訪英時には、女王陛下が馬車で迎えに行く厚遇をするなど、対中国貿易はEU離脱を進める中で、こちらも重きをおくことでしょう。
ただ、先の共産党大会で、「ポスト習近平は習近平」の路線を打ち出し、政権基盤を固めたかに見える「中華の夢」を追い求める習近平は、覇権拡大を止めることなく続けてきます。
トランプ大統領の訪中は、事前の勢いはどこへやら、国賓以上の皇帝待遇の接待と、28兆円と言われる商談のお土産をもらって、南シナ海の覇権拡大や、貿易不均衡の話には触れない結果に、拍子抜けというか、アジア諸国の対中牽制への期待を裏切りました。
しかし、アジア、オセアニア地域には、イギリス連邦加盟国は、インド、シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ニュージランド他、自由と民主主義の価値観を共有する国は多く、その盟主の英国が、EU離脱を機に積極的に関係を強化してくることは、米国が国内優先で引き気味のなか、期待は膨らみます。
防衛装備品の共同開発が進められることは、日本の脱米国一辺倒にも道が開け、TPP離脱の米国との二国間経済交渉への牽制にもなりそうですね。
安倍首相が提唱する「インド太平洋戦略」に、トランプ大統領が合意しアジア歴訪時に唱えた、「自由で開かれたインド太平洋」。オーストラリア、インドも賛同していますが、イギリスも参画してくれば、強~い味方となりますね。
ロシア帝国の極東進出政策への対抗を目的として、1902年1月に同盟を締結した日英。第一次世界大戦の戦勝国、アメリカ・イギリス・フランス・日本の4か国条約により発展(?)解消されましたが、新しい日英関係の始まりとなり絆が強まればいいですね。
# 冒頭の画像は、日英2プラス2 での、ギャビン・ウィリアムソン国防相、小野寺防衛相、河野外相、ボリス・ジョンソン外相
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この花の名前は、クレマチス
↓よろしかったら、お願いします。
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