遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

政府が作りすぎた委員会やポスト 世評通りに分解の兆

2011-04-30 00:47:42 | 民主党の正体
 「カンカラ菅内閣」が、思いつきか、責任回避のためか、やたらと創った震災対策の委員会や内閣内のポストは、とりまとめの体系が不鮮明で機能の発揮が危ぶまれていました。
 「復興構想会議」が冠組織として発足しましたが、案の定、下部組織との同期がとれない為、下部組織を一時休止させる話が浮上してきたのだそうですね。また、カンカラ菅が助言を求めるためにと次から次へと任命し 6人にのぼった原子力専門家の内閣官房参与のうち、小佐古東大大学院教授(放射線安全学)が、政府を批判し辞任届を提出しましたね。
 震災の復旧・復興や、原発事故の修復は、大丈夫なのでしょうか?
 
復興会議内輪もめ 下部組織・検討部会の休止案浮上 (4/29 朝日朝刊)

 
菅直人首相の諮問機関「復興構想会議」の下部組織である検討部会を一時休止する案が、政権内で浮上していることがわかった。部会が先行して具体論に入ろうとすることに対し、構想会議の委員から異論が出ているためだ。政権は混乱回避のため、当面は親会議である構想会議に議論を集約することを検討している。

議論リードの動き「違和感」 親会議、不満噴出

 
検討部会(部会長・飯尾潤政策研究大学院大教授)は復興構想会議(議長・五百旗頭真防衛大学校長)の下部組織
として置かれ、学識経験者や経済専門家ら計19人で構成。もとは「専門家に個別的課題を検討してもらい、我々(親会議)に報告してもらう」(五百旗頭氏)とされていた。
 そんななか、部会長の飯尾氏が20日の初会合で、財政再建も視野に入れながら復興財源についても検討する方針を表明。さらに26日の日本外国特派員協会での講演では、被災地を特徴が似通った4分類に分けてそれぞれ復興策を提言していく方針を明らかにした。
 
部会が財源や復興策の枠組みといった大テーマをリード
するような動きに対し、親会議のある委員は27日、内閣官房の事務局に「検討部会の部会長が親会議よりも自分の考えを前面に押し出すことには違和感を感じる」と抗議。別の委員からも「構想会議の位置づけが不明確だ。検討部会で復興財源まで話されたら、我々は何を議論するのか」と不満が出ている。
 首相は6月末に予定される親会議の第1次提言をもとに、第2次補正予算案の編成や復興施策を本格化させる姿勢を崩していない。このため政権内では、検討部会について、5月上旬に親会議に意見具申を行うことをもっていったん会合を止める案が浮上。休止期間を置くことで、両組織の折り合いを模索する考えだ。
 一方、
親会議にしても議論のテーマ設定に混乱がみられる。五百旗頭氏は14日の復興構想会議初会合に提出した「議長ペーパー」で、復興財源として震災復興税の創設を提起。会合では詳しい説明はなく、その後、飯尾氏が前向きに検討する姿勢を見せたことで、「復興プランができる前に税の話が先行するのはおかしい
」との不満が複数の委員から出ている。
 混乱の背景には人選をめぐる
政権内の確執がある。親会議の委員選びは首相や枝野幸男官房長官らが主導したのに対し、仙谷由人官房副長官が「若手の起用」を訴え、役割分担を十分整理しないまま検討部会が設けられた経緯がある。

 小佐古・内閣官房参与が辞意 政権の原発対応に不満(朝日新聞) - goo ニュース

 「復興構想会議」は、構想の議論に入る前に消費税増税論をぶち上げたり、内容が上積みされ被災が進行中の原発関連も取り込むなど手を広げていました。
 地震・津波の被災地の復旧・復興は、人々の生活を取り戻すためにすでに動き始めねばならず、復興構想の大筋明示は、一刻も早いスピードも求められています。一方、原発関連は事態は刻々と変動・進行中で、被災の拡大防止と、拡大する被災への対応が優先される、異なった構想が求められています。

 「復興構想会議」のスピードの遅さが、すべての会議のスピードを遅らせるボトルネックとなります。多くの委員会同志や、「復興構想会議」との重複の整理も時間と労力を要することは明らかです。
 作りすぎた各種委員会の仕訳・統廃合と、系統立てた組織の再構築が至急に必要です。
 ところが、民主党内の新たな分裂と言われる、かつては強く結ばれていた仙谷と枝野の対立が、委員会の乱立にも関係しているとの説。
 小沢の菅オロシも併せ、空中分解寸前の民主党は、歴史的危機に瀕している日本を救うリーダーシップを発揮できると、誰が考えるでしょう?
 1月に、政治の無為無策を指摘して格下げされた国債は、再び格下げの警告を発されましたね。
 このままでは、日本は沈没してしまいます。


 # 冒頭の写真は、辞任記者会見する、小佐古東大大学院教授(放射線安全学)




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民主党の正体  矛盾と欺瞞と疑惑に満ちた、日本人への恐怖の罠(OAK MOOK 305 撃論ムック)
民主党政権では日本が持たない







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