遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

次期衆院選 近畿6府県では維新がトップ

2012-06-18 23:55:50 | 民主党の正体
 大阪版かと思わず確認してしまった読売の記事ですが、近畿2府4県でのアンケートの結果が載っています。何故関東で観ている(=全国版)のに近畿2府4県でのアンケートの結果なのかよく解りません。しかも3月に続いて2回目だと。(遊爺は3月は関西にいたので、関西版と理解して読んでいたはず。)
 結果は、次期衆院選の比例近畿ブロックでの投票先は、「大阪維新の会」が前回と同じ24%でトップだったのだそうです。
 橋下・維新の会人気は、この間にいろいろありましたが依然衰えていないという結果です。
 2位は自民党の20%(前回18%)、3位が民主党9%(同10%)でした。自民は微増で民主は微減。「決めていない」が、30%から26%に減ってきている中で自民は伸ばしていて民主が減って維新が横ばいというのは、記事では触れられていませんが、無党派層が自民に動く兆でしょうか。
 

「維新に投票」近畿トップ24% 衆院選6府県本社世論調査 橋下人気なお勢い (6/18 読売朝刊)

 
読売新聞社は15~17日、近畿2府4県の有権者を対象に世論調査を行い、次期衆院選の比例近畿ブロックでの投票先を聞いたところ、国政進出を目指す地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)が24%とトップだった。3月の調査と同じ結果だ。野田政権が消費税増税をめぐって民主、自民、公明3党の修正協議をまとめるなど、政治が大きく動いた直後にもかかわらず、関西の「橋下人気」は勢いを保っている。 (大阪社会部 十郎浩史、杉田義文、政治部 望月公一)

 「(大阪府知事を含む在任が)4年以上になるから、もう飽きられているはずだが」応援してもらって感謝としか言いようがない」
 橋下氏は17日夜、大阪府内での自らの支持率が72%に上ったことについて、記者団にこう喜びを語った。
 近畿2府4県を対象にした本社世論調査は3月に続き、2回目。維新の国政進出に期待する人は65%(前回63%)と前回より2ポイント伸びた。
比例選近畿ブロックの投票先でも維新は24%と、前回同様トップを維持。2位は自民党の20%(同18%)3位が民主党9%(同10%)だった。民主党は政党支持率でも前回から2ポイント下がって10%
にとどまり、維新に一段と侵食されている様子がうかがえる。
 橋下氏自身についても、衆院選に「立候補する方がよい」と答えた人が36%(同28%)で、8ポイント上がった。ただ、「そうは思わない」とした人は58%(同63%)。特に地元の大阪府では62%に上り、市長就任から半年での国政進出には否定的な意見が多かった。
 橋下氏は、衆参「ねじれ国会」などで政策決定に時間のかかる中央の政治や既成政党の現状を「決められない政治」と批判することで支持を集めてきた。橋下氏を支持するトップの理由も「指導力がある」58%(大阪府のみ)だった。
 今回の調査では、野田首相が「決められない政治」脱却を掲げ、それなりの成果を出し始めた後だったため、結果が注目された。特に、社会保障・税一体改革関連法案をめぐって、民主、自民、公明3党の修正協議が15日にまとまり、福井県の関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を16日に決定するという「大きな決断」(首相周辺)が相次いだ後だったが、橋下氏の支持に大きな変化はなかった。

 ただし、橋下氏の衆院選立候補については、否定が58%(前回63%)で、大阪府では62%が「そうは思わない」としているのだそうです。ご本人も、ご自身の国政への転出は否定されていますが。
 君が代の起立斉唱、刺青調査、市営バス民営化他、次々と打ち出される市政改革には、賛否両論が姦しいなか、多くの方々が評価しつつ、未だ大阪に居ろとのことですね。
 遊爺も、起立斉唱に代表される教育政策(小学校の落第には反対)や、公務員の意識改革のための数々の方策には、拍手を贈っているひとりです。

 維新八策が出されてはいますが、まだ煮詰まったものではなく、維新の会の国政に対する政策の評価は出来ない現状でも、比例代表の政党で維新の会に投票すると決めたのは、何が根拠なのでしょう。そして、維新の会には投票するが、橋下氏の国政進出はNGだと。

 橋下氏の国政レベルでの言動で注目されているのは、大飯の原発再稼働への姿勢です。
 

大飯再稼働 「賛成」49% 「反対」41% 近畿6府県本社世論調査 (6/18 読売)

 読売新聞社は15~17日にかけて近畿2府4県を対象に世論調査(電話方式)を実施した。福井県の関西電力大飯原子力発電所を運転再開する政府の方針に「賛成」と答えた人は49%で、「反対」41%を上回った

 府県別にみると、大阪府は賛成52%、反対39%、兵庫県でも賛成51%、反対37%となった。奈良、和歌山両県も賛成が反対よりも多かった。福井県に隣接する滋賀県では反対が多く、京都府は賛否が拮抗した。
 大飯原発の運転再開に反対していた
橋下徹大阪市長が、最終的に容認に転じたことについては、「理解できる」67%が「理解できない」24%を大きく上回った

 調査は、橋下市長が19日に就任半年を迎えるのを前に、無作為に作成した番号に電話をかける方式で実施。有権者在住が判明した3498世帯から2212人の回答を得た(回答率63%)

  橋下氏の原発に対する見解についての遊爺の理解は、浜岡原発停止時に、関電から融通するから止めろと言って、実は融通は限度があることの認識が薄かったことを後で知り、ボタンを掛け違って以来、なんだか焦った発言が続いていて、本意が理解出来ないという見解です。
 大飯の再稼働については、再稼働をさせないと言うからには、計画停電を受け入れる覚悟を持っていなければならない。皆がそういう覚悟があるというなら、再稼働に反対する。とどこかで言っておられたところが真意だと理解していました。
 民主党に大いに噛みついたのは、仙谷流の安全基準の決め方や、それをもっての進め方について怒っていたのです。
 マスコミが、大飯再稼働反対から容認にブレたような表現をし、橋下氏の発言をことさらそこにこじつけるのは、真意を読み違えていると考えています。
 橋下氏の容認に対する調査結果も、真意を理解しているのだと考えます。とりまきブレーンとされる、タレント化した有識者さんたちの発言と、橋下氏の真意とは必ずしも同じではないでしょう。

 60年体制をそのまま持ち込んで、政策では対立するのに政権与党の座に着きたいとの一点だけで集まっている民主党が、分裂する運命に最初からありながら、ここまでその欲でつながってきましたが、ようやく分裂の兆が見えてきました。
 この騒動こそが、国政の具体的施策が見えない維新の会に投票するという意思表示に至らしめる理由なのですね。
 国会議員は、政策を議論して法案化し決議し政策を実行に移すのが使命です。
 小田原評議をして報酬を貰っているのは、議員とは言えません。
 
  世界に信頼される日本に、速く戻しましょう。



 # 冒頭の画像は、大阪府職員らと君が代を斉唱する橋下知事



  この花の名前は、カタクリ

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民主党の正体  矛盾と欺瞞と疑惑に満ちた、日本人への恐怖の罠(OAK MOOK 305 撃論ムック)
民主党政権では日本が持たない




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