民主党沖縄県連は、民主党政府が普天間移設をキャンプシュアブが最適とすることに対し、県外・国外移設を唱えています。沖縄出身の国会議員も同様です。これに対し、民主党本部は放任に近い現状です。自民党も似たようなものですが。
更に今回、オスプレイ配備の森本新大臣の発言に対し、辞任要求を出しました。田中大臣が4月のモロッコでの墜落事故原因を配備の前に明らかにするとしていたことを、森本新大臣が事故原因公表と配備との関係を否定したのが原因で、政府の方針のブレに対する抗議なのでしょうが、同じ党の中の問題ですから、党内での議論をつくした後、党の方針に従うのが政権与党の政権を担う上での義務だと考えますが、増税にしても、社会保障との一体改革にしても、野党以上に党内が対立する民主党です。もともと政権奪取のひとつが合言葉の烏合の衆の政党ですから、党内が60年体制をそのまま包含しているので、政策が一本化できるはずもないことは最初から分かっていることで、その正体が露呈してきただけのことではありますが。
読売と産経が、同一人物が書いたのかと紛う程似た社説で訴えています。
オスプレイ配備 着目すべき米軍の即応力強化 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
オスプレイと言えば事故を連想させるイメージです。
この花の名前は、クリンソウ
↓よろしかったら、お願いします。
更に今回、オスプレイ配備の森本新大臣の発言に対し、辞任要求を出しました。田中大臣が4月のモロッコでの墜落事故原因を配備の前に明らかにするとしていたことを、森本新大臣が事故原因公表と配備との関係を否定したのが原因で、政府の方針のブレに対する抗議なのでしょうが、同じ党の中の問題ですから、党内での議論をつくした後、党の方針に従うのが政権与党の政権を担う上での義務だと考えますが、増税にしても、社会保障との一体改革にしても、野党以上に党内が対立する民主党です。もともと政権奪取のひとつが合言葉の烏合の衆の政党ですから、党内が60年体制をそのまま包含しているので、政策が一本化できるはずもないことは最初から分かっていることで、その正体が露呈してきただけのことではありますが。
読売と産経が、同一人物が書いたのかと紛う程似た社説で訴えています。
オスプレイ配備 日本の平和と安全を守る (6/13 産経・主張)
米軍が来月にも沖縄の普天間飛行場に配備を予定する垂直離着陸輸送機MV22オスプレイをめぐり、野田佳彦政権が関係自治体への協力要請など準備作業に着手した。
北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の海洋進出などで日本の周辺環境が険悪化する中で、米海兵隊の装備・能力を向上させるオスプレイの導入は、日本の平和を守り、日米同盟の抑止力を高める上で不可欠といえる。
初仕事にあたる森本敏防衛相には、丁寧な説明などを通じて粛々と配備を進めてもらいたい。同時に、日本の安全に欠かせないのは普天間移設だ。野田首相もこれを機に地元説得を強め、移設実現に改めて全力を投じてほしい。
オスプレイは海兵隊の主力兵員輸送機の後継機で、沖縄には計24機が順次配備される。飛行機とヘリの機能を併せ持ち、現行の大型ヘリCH46よりも騒音が少なく、速度は約2倍、搭載重量は3倍という。航続距離が約6倍の2200キロあり、無着陸で朝鮮半島をカバーできる点も重要だ。日本の防衛や地域の安全に対する貢献を飛躍的に高めることができる。
配備に地元自治体の許可は不要だが、政府が安全性などに配慮して岩国基地(山口県)へ一時駐機させ、事前に試験飛行を行う対応を選んだのは妥当といえる。
見過ごせないのは、4月にモロッコで起きたオスプレイの事故について、森本氏の「配備前に米側報告書が出るのが望ましいが、そうならないこともあり得る」との発言に、民主党沖縄県連が辞任を要求したことだ。首相は12日の衆院予算委員会で「大臣の真意も聞かずに罷免要求とは飛躍がある」と県連に不快感を示したが、それですむ問題ではあるまい。
同県連は普天間問題でも「県外・国外移設」を掲げ、政府・党中央の方針に真っ向から対立している。党代表でもある野田氏が県連のこうした矛盾を放置しているのは到底理解しがたい。
10日行われた沖縄県議選で民主党は1議席しかとれない惨敗だった。同県連の無責任な主張を県民が厳しく見ている表れだろう。
野田首相は23日に糸満市で開かれる沖縄全戦没者追悼式への出席を検討中という。危機に直面する日本の安保情勢と普天間移設の必要性を地元で根気よく説明し、党県連の誤った姿勢をただす機会にしてもらいたい。
米軍が来月にも沖縄の普天間飛行場に配備を予定する垂直離着陸輸送機MV22オスプレイをめぐり、野田佳彦政権が関係自治体への協力要請など準備作業に着手した。
北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の海洋進出などで日本の周辺環境が険悪化する中で、米海兵隊の装備・能力を向上させるオスプレイの導入は、日本の平和を守り、日米同盟の抑止力を高める上で不可欠といえる。
初仕事にあたる森本敏防衛相には、丁寧な説明などを通じて粛々と配備を進めてもらいたい。同時に、日本の安全に欠かせないのは普天間移設だ。野田首相もこれを機に地元説得を強め、移設実現に改めて全力を投じてほしい。
オスプレイは海兵隊の主力兵員輸送機の後継機で、沖縄には計24機が順次配備される。飛行機とヘリの機能を併せ持ち、現行の大型ヘリCH46よりも騒音が少なく、速度は約2倍、搭載重量は3倍という。航続距離が約6倍の2200キロあり、無着陸で朝鮮半島をカバーできる点も重要だ。日本の防衛や地域の安全に対する貢献を飛躍的に高めることができる。
配備に地元自治体の許可は不要だが、政府が安全性などに配慮して岩国基地(山口県)へ一時駐機させ、事前に試験飛行を行う対応を選んだのは妥当といえる。
見過ごせないのは、4月にモロッコで起きたオスプレイの事故について、森本氏の「配備前に米側報告書が出るのが望ましいが、そうならないこともあり得る」との発言に、民主党沖縄県連が辞任を要求したことだ。首相は12日の衆院予算委員会で「大臣の真意も聞かずに罷免要求とは飛躍がある」と県連に不快感を示したが、それですむ問題ではあるまい。
同県連は普天間問題でも「県外・国外移設」を掲げ、政府・党中央の方針に真っ向から対立している。党代表でもある野田氏が県連のこうした矛盾を放置しているのは到底理解しがたい。
10日行われた沖縄県議選で民主党は1議席しかとれない惨敗だった。同県連の無責任な主張を県民が厳しく見ている表れだろう。
野田首相は23日に糸満市で開かれる沖縄全戦没者追悼式への出席を検討中という。危機に直面する日本の安保情勢と普天間移設の必要性を地元で根気よく説明し、党県連の誤った姿勢をただす機会にしてもらいたい。
オスプレイ配備 着目すべき米軍の即応力強化 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
オスプレイと言えば事故を連想させるイメージです。
V-22 (航空機) - wikipedia
<前略>
安全性に対する懸念
事故の多さから試作段階においては"Widow Maker"(未亡人製造機)とも呼ばれたこともあったが、2009年の時点で技術的問題はほぼ解決しているとされる。
2008年7月22日、次期大統領候補のバラク・オバマ上院議員(当時)がイラク電撃訪問の際に搭乗。その安全性に対する信頼は高かったといえる。
海兵隊要人輸送ヘリコプターVH-3の老朽化に伴い、次期海兵隊(マリーンワン用)要人輸送ヘリコプター後継機として、V-22は候補にも挙がったが、度重なる試験・実験段階の事故が相次ぎ、安全性が問題とされて候補から除外された。
FAAはV-22などのティルトローター機を対象として「Powered Lift」という新しいカテゴリーのライセンスを設置している。
エンジン熱に対する懸念
オスプレイのエンジン熱、正確にはエンジン排気プルームの過剰な熱衝撃によって生じる熱(excessive heat impact from engine exhaust plumes)は、米海軍の一部の揚陸艦のフライトデッキを損傷する恐れがあることがわかっている。海軍航空システム司令部(NAVAIR)は、エンジンの下に携帯式の耐熱シールドを設置してデッキへの損傷を防止する一時的解決策を考案したが、この問題の長期的解決を図りV-22や F-35Bを運用するには、まずデッキ自体を耐熱コーティングやパッシプサーマルバリアーを施したものへと再設計し、さらに船体の構造も変える必要があるとしている。これを受け国防高等研究計画局(DARPA)では、フライトデッキ上に設置可能な堅牢な冷却システムの開発を産業側に求めたという。
2009年5月27日、米国ノースカロライナ州において、訓練飛行中のMV-22が燃料切れで国営狩猟区に予防着陸した際、同機を給油して離陸しようとしたところ、エンジンの排気熱で植生が燃え始め、機体の外装を損傷する事故が発生したことがあった。2011年6月24日、沖縄県は同事故を含めた「高温排気と周辺への影響」について質問する照会書を防衛省に送付。防衛省は同12月19日の回答書で、過去に火災が発生していることを認めた上で、同機のハワイへの配備に関する環境影響評価書案(DEIS)を引用して、運用措置・手順の改善により安全な運用を確保することを米国側に申し入れる旨回答した。
政府としては、過去に火災が発生していることから、
1.米国政府に対して、我が国においてMV-22を運用する場合は、パイロットに義務付けられている排気デフレクタの作動確認及び同装置の継続監視の遵守を徹底すること
2.排気デフレクタを含めた機体システムに故障等が発生しないよう確実な整備を行うこと
3.着陸している時間を制限すること
などといった運用措置・手順を追求することにより、排気ガスによる火災発生のリスクの更なる低減を図り、安全な運用の確保に万全を期すよう、しっかりと申し入れてまいりたい。
騒音に対する懸念
V-22の沖縄配備等において騒音を懸念する声もあるが、アメリカでの調査で現用のCH-46Eと比較して、飛行中は全ての領域でより静かであるという結果が出ている。
<前略>
安全性に対する懸念
事故の多さから試作段階においては"Widow Maker"(未亡人製造機)とも呼ばれたこともあったが、2009年の時点で技術的問題はほぼ解決しているとされる。
2008年7月22日、次期大統領候補のバラク・オバマ上院議員(当時)がイラク電撃訪問の際に搭乗。その安全性に対する信頼は高かったといえる。
海兵隊要人輸送ヘリコプターVH-3の老朽化に伴い、次期海兵隊(マリーンワン用)要人輸送ヘリコプター後継機として、V-22は候補にも挙がったが、度重なる試験・実験段階の事故が相次ぎ、安全性が問題とされて候補から除外された。
FAAはV-22などのティルトローター機を対象として「Powered Lift」という新しいカテゴリーのライセンスを設置している。
エンジン熱に対する懸念
オスプレイのエンジン熱、正確にはエンジン排気プルームの過剰な熱衝撃によって生じる熱(excessive heat impact from engine exhaust plumes)は、米海軍の一部の揚陸艦のフライトデッキを損傷する恐れがあることがわかっている。海軍航空システム司令部(NAVAIR)は、エンジンの下に携帯式の耐熱シールドを設置してデッキへの損傷を防止する一時的解決策を考案したが、この問題の長期的解決を図りV-22や F-35Bを運用するには、まずデッキ自体を耐熱コーティングやパッシプサーマルバリアーを施したものへと再設計し、さらに船体の構造も変える必要があるとしている。これを受け国防高等研究計画局(DARPA)では、フライトデッキ上に設置可能な堅牢な冷却システムの開発を産業側に求めたという。
2009年5月27日、米国ノースカロライナ州において、訓練飛行中のMV-22が燃料切れで国営狩猟区に予防着陸した際、同機を給油して離陸しようとしたところ、エンジンの排気熱で植生が燃え始め、機体の外装を損傷する事故が発生したことがあった。2011年6月24日、沖縄県は同事故を含めた「高温排気と周辺への影響」について質問する照会書を防衛省に送付。防衛省は同12月19日の回答書で、過去に火災が発生していることを認めた上で、同機のハワイへの配備に関する環境影響評価書案(DEIS)を引用して、運用措置・手順の改善により安全な運用を確保することを米国側に申し入れる旨回答した。
政府としては、過去に火災が発生していることから、
1.米国政府に対して、我が国においてMV-22を運用する場合は、パイロットに義務付けられている排気デフレクタの作動確認及び同装置の継続監視の遵守を徹底すること
2.排気デフレクタを含めた機体システムに故障等が発生しないよう確実な整備を行うこと
3.着陸している時間を制限すること
などといった運用措置・手順を追求することにより、排気ガスによる火災発生のリスクの更なる低減を図り、安全な運用の確保に万全を期すよう、しっかりと申し入れてまいりたい。
騒音に対する懸念
V-22の沖縄配備等において騒音を懸念する声もあるが、アメリカでの調査で現用のCH-46Eと比較して、飛行中は全ての領域でより静かであるという結果が出ている。
安全には一抹の不安が残ります。MV22 オスプレイと、CH-46の事故率の数値についても諸説があり定かではない様です。
「そもそも米兵の生命に直結する航空機の安全性に最も注意しているのは、米軍自身のはずだ。」という読売・社説の言葉がありますが、オバマ次期大統領(当時)が乗った実績もありますが、次期要人輸送機の候補から外されているのは、どう理解したらよいのでしょう。
航続距離、輸送重量、航行速度といった機能は大幅に向上しますし、騒音の低下、地上シミュレーション設備による実飛行訓練の約 1割削減といったメリットもあります。
民主党政府は、政権与党の義務として、民主党沖縄県連の説得が必要です。自党内での説得が出来ずに、県民や国民の説得が出来るはずがありません。(市民団体を自称するノイジーマイノリティは説得しようがありません。)
オスプレイ調査結果 沖縄県に NHKニュース
この花の名前は、クリンソウ
↓よろしかったら、お願いします。