クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の話題を続けます。
日本政府の対応に海外から厳しい視線が向けられているのだそうですね。乗船者らがメディアを通じて船内環境に不満の声を上げ、それに各国政府が反応する構図なのだそうです。
日本でもそうですが、メディアは、メディアの意図で編集して報道します。それに国民や政府が煽られるのは、自由主義国の定めですね。
肝心なのは、それぞれの国の国民を護る責務を負う政府同士の連携ですが、これは必ずしも内容のすべてが報道はされない。
なので、メディアが世論をリードすることが多いのも事実。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の感染者数は、全ての乗員・乗客の検査には遠い人数の検査の状況にもかかわらず、突出した数字であることは、まぎれもない事実。
日本政府の対応も、厚労省と菅官房長官との全員検査に関する方針が異なるなど混乱し、後手後手になっているのも事実。
感染者が多く、重症者が発生している局面となっている今、医療設備や体制がないに等しい船内の体制には頼れなくなってきており、乗客、乗務員の生命を護ることを最優先とした対応を優先すべきとの、専門家の意見を尊重する時がきているのですね。
80歳以上の高齢者の下船開始に踏み切ったのは、選択権を得られた乗客の不安解消にもなる次善の策ですね。
日本政府が、船内の全権を有する船長や船籍のある英国や、米国の運用会社と協議し、船内の感染拡大や、乗客・乗員の安全と命を護る行動に全力を傾けるのは、当然の事。
と同時に、国内の国民を護るための水際作戦として、検疫を行い、入国(下船・上陸)許可の判断をするのも、国際常識。
乗客が、自国政府に救出依頼をするのは、当然の権利で、武漢からの救出で各国と中国との政府間協議で各国が迎えの航空機を差し向けましたが、こうした緊急例外措置もありうる話。
各国から、しかるべき空港に、迎えの便を差し向けていただき、そこまで隔離したバスなどで移動して乗っていただく方法の可能性はあるでしょう。
カンボジアにようやく寄港出来たクルーズ船の乗客は、全員即時下船して帰国ということですが、検疫や帰国の便と、感染防止策はどうだったのでしょう。
米国については、両国政府間で協議の結果、現状のクルーズ船に留まることとなったのですね。
(654) 米国人乗船客の対応は日本政府に一任・・・米政府、判断(20/02/08) - YouTube
なので、メディアがクレームをつけるなら、米国政府にもクレームをつけ、計画された救出機手配を要請すべきです。
クルーズ船の運用は、米国のサンタクラリタに本社を置くクルーズ会社、プリンセス・クルーズ(Princess Cruises)でもありますね。
余談ですが、乗客のツイートは、「 #DiamondPrincess 」で見ることが出来ます。
腰が重く、後手後手の日本政府ですが、命を護ることを優先すべきとの専門家などの世論に押されたのかどうか、高齢者の下船・入院を始めましたね。
クルーズ船乗客ようやく下船 「災害派遣」バスなど大黒ふ頭に - 産経ニュース
病院に運ばれるより、船内に留まる方がよいと、留まる人もいるのだとか。
長期停留延長の中、感染者を出しながらも顧客サービスに働く乗務員さんへ、乗客が感謝やねぎらいのメールや、ドアへの張り紙をし、船長が謝辞と団結をアナウンスしたのだそうですね。
クルーズ船員「何より励み」乗客の励まし手紙に感謝(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
日本国内に目を転じると、感染経路がたどれない、二次三次以上の感染者が発見され始めています。
国内での感染拡大対応策の構築が急がれます。
国内の感染者については、疑わしいと判断した医師が、PCR検査を依頼してもも厚生省による「湖北省縛り」があって検査が拒否されることや、PCR検査での発見率が半分ていどの能力ということで、感染者の正確な把握が出来ていないことが原因とされていますね。
大阪、京都他の自治体ではこの「湖北省縛り」は無視して検査をすることにしましたね。
政府は水際対策として、入国を拒否する対象地域を発生地の中国湖北省だけでなく、同浙江省に滞在歴のある外国人らに拡大しましたが、米国、オーストラリア他、各国は中国全土を対象としています。
危機管理の原則は、初めに『やりすぎ』といわれるくらい対策して、状況に応じて緩めていくのが大原則。
それを、初めを緩くしてしまいましたから、感染の実態がつかめなくなってしまっているのですね。
政府もですが、国会を空転させることに熱心な野党ともども責任は大きい。
世界で日本が武漢なみの危険地域と報道されるいま。それは、国会の平和ボケと、政府の後手後手の危機管理不足が原因なのですね。
# 冒頭の画像は、ダイヤモンドプリンセスから下船者を病院に搬送する自衛隊の救急車
白山吹の果実
竹島に関する動画 / 政府広報 - YouTube
杉原由美子氏による絵本「メチのいた島」読み聞かせ - YouTube
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日本政府の対応に海外から厳しい視線が向けられているのだそうですね。乗船者らがメディアを通じて船内環境に不満の声を上げ、それに各国政府が反応する構図なのだそうです。
日本でもそうですが、メディアは、メディアの意図で編集して報道します。それに国民や政府が煽られるのは、自由主義国の定めですね。
肝心なのは、それぞれの国の国民を護る責務を負う政府同士の連携ですが、これは必ずしも内容のすべてが報道はされない。
なので、メディアが世論をリードすることが多いのも事実。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の感染者数は、全ての乗員・乗客の検査には遠い人数の検査の状況にもかかわらず、突出した数字であることは、まぎれもない事実。
日本政府の対応も、厚労省と菅官房長官との全員検査に関する方針が異なるなど混乱し、後手後手になっているのも事実。
感染者が多く、重症者が発生している局面となっている今、医療設備や体制がないに等しい船内の体制には頼れなくなってきており、乗客、乗務員の生命を護ることを最優先とした対応を優先すべきとの、専門家の意見を尊重する時がきているのですね。
80歳以上の高齢者の下船開始に踏み切ったのは、選択権を得られた乗客の不安解消にもなる次善の策ですね。
「カオス」「第2の感染中心地」 日本のクルーズ船対応に非難相次ぐ - 産経ニュース 2020.2.14
横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で広がる新型コロナウイルスの集団感染に関し、日本政府の対応に海外から厳しい視線が向けられている。乗船者らがメディアを通じて船内環境に不満の声を上げ、それに各国政府が反応する構図だ。14日には高齢者ら一部乗客の下船が始まったが、自国民の下船を求める動きは今後さらに拡大するとみられる。
「日本の対応は体系だっておらず、カオス(混沌)だ」。24人の乗客が確認されているロシアでは、外務省のザハロワ報道官がラジオ番組で日本政府を厳しく非難。「これまでの対応には多くの疑問がある」といらだちをあらわにした。
米国人乗船者の感染も相次ぎ確認される中、同国内では船内に乗客乗員をとどめる対応を疑問視する報道が拡大。クルーズ船を中国・武漢に次ぐ「第2の感染中心地」と表現するメディアもあり、CNNテレビは「私たちは安全で衛生的な環境で検疫を受けるべきだ」と訴える乗客の米国人女性の声を伝えた。
イスラエル外務省は12日、同国国籍の乗船者15人を下船させるよう日本側に要請し、交渉に向け代表団を派遣すると発表した。同国でも、乗船者らが一日も早い帰国を求め政府に嘆願する様子が報じられており、カッツ外相は「帰国に向けてあらゆる努力をする」と強調した。
一方、世界保健機関(WHO)で緊急事態への対応を統括するマイク・ライアン氏は13日の記者会見で「ダイヤモンド・プリンセスのケースを除き、中国国外での感染の劇的な増加は見られない」と発言。同船の状況を深刻に受け止める姿勢を強調した上で、船内に残る乗客が快適に過ごせる方法を日本当局と協議していると説明した。 (板東和正、時吉達也)
横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で広がる新型コロナウイルスの集団感染に関し、日本政府の対応に海外から厳しい視線が向けられている。乗船者らがメディアを通じて船内環境に不満の声を上げ、それに各国政府が反応する構図だ。14日には高齢者ら一部乗客の下船が始まったが、自国民の下船を求める動きは今後さらに拡大するとみられる。
「日本の対応は体系だっておらず、カオス(混沌)だ」。24人の乗客が確認されているロシアでは、外務省のザハロワ報道官がラジオ番組で日本政府を厳しく非難。「これまでの対応には多くの疑問がある」といらだちをあらわにした。
米国人乗船者の感染も相次ぎ確認される中、同国内では船内に乗客乗員をとどめる対応を疑問視する報道が拡大。クルーズ船を中国・武漢に次ぐ「第2の感染中心地」と表現するメディアもあり、CNNテレビは「私たちは安全で衛生的な環境で検疫を受けるべきだ」と訴える乗客の米国人女性の声を伝えた。
イスラエル外務省は12日、同国国籍の乗船者15人を下船させるよう日本側に要請し、交渉に向け代表団を派遣すると発表した。同国でも、乗船者らが一日も早い帰国を求め政府に嘆願する様子が報じられており、カッツ外相は「帰国に向けてあらゆる努力をする」と強調した。
一方、世界保健機関(WHO)で緊急事態への対応を統括するマイク・ライアン氏は13日の記者会見で「ダイヤモンド・プリンセスのケースを除き、中国国外での感染の劇的な増加は見られない」と発言。同船の状況を深刻に受け止める姿勢を強調した上で、船内に残る乗客が快適に過ごせる方法を日本当局と協議していると説明した。 (板東和正、時吉達也)
日本政府が、船内の全権を有する船長や船籍のある英国や、米国の運用会社と協議し、船内の感染拡大や、乗客・乗員の安全と命を護る行動に全力を傾けるのは、当然の事。
と同時に、国内の国民を護るための水際作戦として、検疫を行い、入国(下船・上陸)許可の判断をするのも、国際常識。
乗客が、自国政府に救出依頼をするのは、当然の権利で、武漢からの救出で各国と中国との政府間協議で各国が迎えの航空機を差し向けましたが、こうした緊急例外措置もありうる話。
各国から、しかるべき空港に、迎えの便を差し向けていただき、そこまで隔離したバスなどで移動して乗っていただく方法の可能性はあるでしょう。
カンボジアにようやく寄港出来たクルーズ船の乗客は、全員即時下船して帰国ということですが、検疫や帰国の便と、感染防止策はどうだったのでしょう。
米国については、両国政府間で協議の結果、現状のクルーズ船に留まることとなったのですね。
(654) 米国人乗船客の対応は日本政府に一任・・・米政府、判断(20/02/08) - YouTube
なので、メディアがクレームをつけるなら、米国政府にもクレームをつけ、計画された救出機手配を要請すべきです。
クルーズ船の運用は、米国のサンタクラリタに本社を置くクルーズ会社、プリンセス・クルーズ(Princess Cruises)でもありますね。
余談ですが、乗客のツイートは、「 #DiamondPrincess 」で見ることが出来ます。
腰が重く、後手後手の日本政府ですが、命を護ることを優先すべきとの専門家などの世論に押されたのかどうか、高齢者の下船・入院を始めましたね。
クルーズ船乗客ようやく下船 「災害派遣」バスなど大黒ふ頭に - 産経ニュース
病院に運ばれるより、船内に留まる方がよいと、留まる人もいるのだとか。
長期停留延長の中、感染者を出しながらも顧客サービスに働く乗務員さんへ、乗客が感謝やねぎらいのメールや、ドアへの張り紙をし、船長が謝辞と団結をアナウンスしたのだそうですね。
クルーズ船員「何より励み」乗客の励まし手紙に感謝(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
日本国内に目を転じると、感染経路がたどれない、二次三次以上の感染者が発見され始めています。
国内での感染拡大対応策の構築が急がれます。
手ぬるい日本の入国規制 新型肺炎、各国は「中国全土」 - 産経ニュース 2020.2.13
政府は、新型コロナウイルスへの感染を防ぐ水際対策として、入国を拒否する対象地域を発生地の中国湖北省だけでなく、同浙江省に滞在歴のある外国人らに拡大した。規制の厳格化は東京五輪・パラリンピックへの影響を抑える狙いもあるとみられるが、主要国の多くは、より厳しい中国全土からの入国拒否に転じている。中国国内の限られた地域に抑えている日本は手ぬるいとの批判もある。
政府はこれまで、入国を規制する対象地域を決めるたびに閣議了解を取り付けていた。規制の根拠とする出入国管理法第5条1項14号は「伝家の宝刀」と呼ばれ、法相の強い権限を認めていることから、適用に慎重論があったためだ。
しかし、中国国内の急速な感染拡大を受け、政府は12日、感染症が広がっている中国の特定地域に滞在歴があったり、感染症が発生した可能性のある旅客船に乗る外国人について、政府対策本部への報告と公表のみで迅速に入国拒否の手続きができるよう改めた。
現職閣僚は、規制強化について「国内で爆発的に感染が広がってからでは遅い。五輪への懸念も高まっており、今は『やりすぎ』といわれるくらいやらなければならない」と語った。
ただ、現状で「やりすぎ」とはいいがたい。米国やオーストラリアなどは、一定期間以内に中国本土に渡航歴がある外国人の入国を拒んでいる。中国国内で地域を限定しているのは日本や韓国などにとどまる。
日本では、感染が広がる地域から帰国した邦人を強制的に隔離することもできなかった。湖北省武漢市から政府チャーター機で帰国した男性が自宅待機中に発症したことが分かり、国内には衝撃が広がった。
政府は「人権」をしきりに口にするが、与野党からは「公共の福祉」などを理由に、規制の強化を求める声がある。(沢田大典)
政府は、新型コロナウイルスへの感染を防ぐ水際対策として、入国を拒否する対象地域を発生地の中国湖北省だけでなく、同浙江省に滞在歴のある外国人らに拡大した。規制の厳格化は東京五輪・パラリンピックへの影響を抑える狙いもあるとみられるが、主要国の多くは、より厳しい中国全土からの入国拒否に転じている。中国国内の限られた地域に抑えている日本は手ぬるいとの批判もある。
政府はこれまで、入国を規制する対象地域を決めるたびに閣議了解を取り付けていた。規制の根拠とする出入国管理法第5条1項14号は「伝家の宝刀」と呼ばれ、法相の強い権限を認めていることから、適用に慎重論があったためだ。
しかし、中国国内の急速な感染拡大を受け、政府は12日、感染症が広がっている中国の特定地域に滞在歴があったり、感染症が発生した可能性のある旅客船に乗る外国人について、政府対策本部への報告と公表のみで迅速に入国拒否の手続きができるよう改めた。
現職閣僚は、規制強化について「国内で爆発的に感染が広がってからでは遅い。五輪への懸念も高まっており、今は『やりすぎ』といわれるくらいやらなければならない」と語った。
ただ、現状で「やりすぎ」とはいいがたい。米国やオーストラリアなどは、一定期間以内に中国本土に渡航歴がある外国人の入国を拒んでいる。中国国内で地域を限定しているのは日本や韓国などにとどまる。
日本では、感染が広がる地域から帰国した邦人を強制的に隔離することもできなかった。湖北省武漢市から政府チャーター機で帰国した男性が自宅待機中に発症したことが分かり、国内には衝撃が広がった。
政府は「人権」をしきりに口にするが、与野党からは「公共の福祉」などを理由に、規制の強化を求める声がある。(沢田大典)
国内の感染者については、疑わしいと判断した医師が、PCR検査を依頼してもも厚生省による「湖北省縛り」があって検査が拒否されることや、PCR検査での発見率が半分ていどの能力ということで、感染者の正確な把握が出来ていないことが原因とされていますね。
大阪、京都他の自治体ではこの「湖北省縛り」は無視して検査をすることにしましたね。
政府は水際対策として、入国を拒否する対象地域を発生地の中国湖北省だけでなく、同浙江省に滞在歴のある外国人らに拡大しましたが、米国、オーストラリア他、各国は中国全土を対象としています。
危機管理の原則は、初めに『やりすぎ』といわれるくらい対策して、状況に応じて緩めていくのが大原則。
それを、初めを緩くしてしまいましたから、感染の実態がつかめなくなってしまっているのですね。
政府もですが、国会を空転させることに熱心な野党ともども責任は大きい。
世界で日本が武漢なみの危険地域と報道されるいま。それは、国会の平和ボケと、政府の後手後手の危機管理不足が原因なのですね。
# 冒頭の画像は、ダイヤモンドプリンセスから下船者を病院に搬送する自衛隊の救急車
白山吹の果実
竹島に関する動画 / 政府広報 - YouTube
杉原由美子氏による絵本「メチのいた島」読み聞かせ - YouTube
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