日米首脳、緊急ミサイル会談 北朝鮮とは会談、韓国には制裁も

　北朝鮮が 4日、日本海に向けて飛翔体を発射したことを受け、安倍首相は 6日夜、ドナルド・トランプ米大統領と電話首脳会談を行い、両首脳は「北朝鮮の非核化」の早期実現を進める方針で一致。
　安倍首相は、拉致問題の解決に向けて、北朝鮮に無条件の会談実現を呼びかける一方、韓国には「制裁発動」も検討しているのだそうです。
　北朝鮮は、米国やロシアとの首脳会談で成果を挙げられず追い詰められている。
　電話会談で、日米首脳は南北朝鮮の攻略秘策が練られたのでしょうか。
　

日米首脳、緊急ミサイル会談で「南北朝鮮」攻略へ秘策！？　“好戦的”北朝鮮とは会談、“反日暴挙”韓国には制裁も - zakzak 2019.5.8

　安倍晋三首相は６日夜、ドナルド・トランプ米大統領と電話首脳会談を行った。金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮が４日、日本海に向けて飛翔（ひしょう）体を発射したことを受け、両首脳は「北朝鮮の非核化」の早期実現を進める方針で一致した。北朝鮮は、米国やロシアとの首脳会談で成果を挙げられず追い詰められている。安倍首相は拉致問題の解決に向けて、北朝鮮に無条件の会談実現を呼びかけた。一方、国際ルールを無視して「反日」暴挙を続ける文在寅（ムン・ジェイン）大統領率いる韓国には「制裁発動」も検討している。日米首脳は南北朝鮮の攻略秘策を練ったのか。

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　「（朝鮮半島の非核化で合意した）米朝合意の速やかな実現を目指していくことでトランプ氏と完全に一致した。今後の北朝鮮への対応は全ての面でトランプ氏と完全に一致しており、今後とも日米は完全に一致して対応していくことで認識を１つにした」
　安倍首相は、トランプ氏との電話会談終了後、記者団にこう述べた。

　会談では、北朝鮮の飛翔体に関する意見交換が行われ、安倍首相は「今後、日米の専門家同士で協力して分析していくことになる」と話した。
　安倍首相は、北朝鮮による拉致問題にも言及し、「拉致問題を解決するためにあらゆるチャンスを逃さず、私自身が金（正恩）氏と向き合わなければならない。条件をつけずに向き合わなければならないという考えだ」と決意を語った。

　北朝鮮は２０１８年初めから、「対話路線」に転じた。ところが、２月のトランプ氏との米朝首脳会談は決裂し、４月のロシアのウラジーミル・プーチン大統領との首脳会談でも制裁緩和を引き出せなかった。今月に入って、危機を演出する従来の「瀬戸際戦術」に先祖返りした。

　韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は４日午前、日本海に面した東部の虎島（ホド）半島付近から北東の日本海方向に飛翔体を数発発射した。７０～２００キロ程度飛行し、日本海に落下したとみられている。
　注目の飛翔体だが、国連安全保障理事会の決議違反である弾道ミサイルの疑いがあり、ロシアが開発した短距離弾道ミサイル「イスカンデル」に似ているとの見方も出ている。

　米ＣＮＮは６日、発射の様子を捉えた衛星画像を入手し、「分析に当たった研究機関によると、短距離弾道ミサイルが発射された可能性が高い」と報じた。

　北朝鮮の国営メディアも、「好戦的」な様子を伝えた。
　朝鮮中央通信は５日、正恩氏が４日に日本海で行われた火力打撃訓練を指導したと報じた。そのなかで、正恩氏は「強い力によってのみ真の平和と安全が保障される」と強調し、「いかなる勢力の脅威と侵略からも国の政治的自主権と経済的自立を固守し、革命の獲得物と人民の安全を守られるように高度の臨戦状態を維持しながら戦闘力強化のための闘いをいっそう力強く繰り広げなければならない」と述べた。

　関係各国の緊張が高まるなか、「従北」「反日」の韓国・文政権は、問題の矮小（わいしょう）化に躍起となっている。

　韓国紙、朝鮮日報（日本語版）は６日、社説で「韓国政府は『北朝鮮が発射したのはミサイルではない』として相変わらず北朝鮮を擁護している」と伝え、その理由を「文大統領の対北朝鮮政策が破綻した現実を受け入れたくないからだろう」と指摘した。

　日米電話首脳会談で、韓国問題が話し合われたとの発表はない。ただ、両首脳間では、異常な「従北」「反日」政策を強硬して、「日米韓の連携」を傷つける文政権への不信感はピークに達している。対北戦略を話し合う中で、韓国問題が語られた可能性は十分ある。

　北朝鮮の飛翔体発射を受けた、各国の動きをどう見るか。拉致問題解決の可能性はあるのか。
　朝鮮半島情勢に詳しい麗澤大学の西岡力客員教授は「国際的制裁が効いて手詰まりになっている北朝鮮は、ギリギリのところで緊張を高め、米に話し合いを再開させたい狙いがあるのではないか。安倍首相が『無条件』と言ったのは、正恩氏が『拉致問題を動かさないと経済支援を得られない』と知っているためではないか。正恩氏が米朝首脳会談で拉致問題に言及したという報道もある。首脳会談が近づいているという意味ではチャンスだ」と語る。

　米国政治に詳しい福井県立大学の島田洋一教授も「連休に訪米した際、米国では韓国に対して、『北朝鮮の召使い』という不信感にあふれていた。黙っていれば、韓国は国連安保理制裁決議に違反する北朝鮮支援を行う恐れがある。日米で韓国を牽制（けんせい）していくことになるのではないか」と話した。

　「今後とも日米は完全に一致して対応していくことで認識を１つにした」
　安倍首相は、トランプ氏との電話会談終了後、記者団にこう述べたのだそうです。
　更に、北朝鮮による拉致問題にも言及し、「私自身が金氏と向き合わなければならない。条件をつけずに向き合わなければならないという考えだ」と決意を語ったとも。

　2月のトランプ氏との米朝首脳会談は決裂し、4月のロシアのプーチン大統領との首脳会談でも制裁緩和を引き出せず、成果を挙げられず追い詰められている金正恩。
　従来の「瀬戸際戦術」に先祖返りした様子の飛翔体発射です。
　その飛翔体は、ロシアが開発した短距離弾道ミサイル「イスカンデル」に似ているとの見方がされていて、国連安全保障理事会の決議違反である弾道ミサイルの疑いがある。

　朝鮮中央通信は、金正恩の強気の発言を伝え、「好戦的」な姿勢だと。
　
　他方、「従北」「反日」の韓国・文政権は、問題の矮小化に躍起。
　朝鮮日報でさえ、社説で「韓国政府は『北朝鮮が発射したのはミサイルではない』として相変わらず北朝鮮を擁護している」と伝え、その理由を「文大統領の対北朝鮮政策が破綻した現実を受け入れたくないからだろう」と指摘する醜態。

　日米両首脳間では、異常な「従北」「反日」政策を強硬して、「日米韓の連携」を傷つける文政権への不信感はピークに達しているのだと。

　制裁緩和を求めながら、手詰まりに陥っている金正恩が、旧来の瀬戸際外交に戻るかに見える局面展開の「北朝鮮製イスカンデル」とみられる飛翔体の発射。
　麗澤大学の西岡力客員教授は「国際的制裁が効いて手詰まりになっている北朝鮮は、ギリギリのところで緊張を高め、米に話し合いを再開させたい狙いがあると。
　北方領土問題で、四島が二島になり、遂にはゼロ島返還に陥った二の舞となりかねない「『無条件での首脳会談開始』については、正恩氏が『拉致問題を動かさないと経済支援を得られない』と知っている」ためではないかと忖度。
　「正恩氏が米朝首脳会談で拉致問題に言及したという報道もある。首脳会談が近づいているという意味ではチャンスだ」と。
　金正恩やその参謀達が、そんなあまちゃんとはおもえませんが。。

　福井県立大学の島田洋一教授は、「米国では韓国に対して、『北朝鮮の召使い』という不信感にあふれていた。黙っていれば、韓国は国連安保理制裁決議に違反する北朝鮮支援を行う恐れがある。日米で韓国を牽制（けんせい）していくことになるのではないか」と話しておられるのだと。

　経済制裁が効いているとされる中、その緩和が得られない金正恩。
　北朝鮮は詰め路に追い込まれるのか、伝統の瀬戸際外交で凌ぐのか。戦後補償と拉致家族返還の課題を抱える日本の外交が、対露領土交渉の様な失敗に陥らない様、しっかり進められるか。
　節目を迎え、注目されますね。


　# 冒頭の画像は、プーチン氏と金正恩




　この花の名前は、ネモフィラ・マキュラータ


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