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従軍慰安婦という用語自体から議論があるところですし、真偽が不明な自称慰安婦がいるとかいないとか、何処から資金が出てくるのか、米国をはじめ各国でのロビー活動も行い世論捏造を図るなど、この問題は触れるだけでも反吐が出るくらいの反日賠償産業話で、ふれるだけでもけがらわしい話ですが、あまりにもしつこいので一言書かせていただきます。
慰安婦問題については、諸兄もすでにご承知のことですので、ここでは詳細は触れません。以下でまとめられています。
慰安婦 - Wikipedia
慰安婦は、日本のケースでは民間業者が新聞広告などで広く募集するなどして採用していた軍相手の「管理売春」という商行為をおこなう存在で、慰安所営業者の半数以上は朝鮮人であり、日本軍は誇大広告を禁止するとともに渡航する女性が本人自ら警察署で身分証明書の発給を受けて誘拐でないことを確認するよう通達を出し、朝鮮では日本の官憲が日本人や朝鮮人の女性を誘拐して売買をおこなったものを取り締まっていたが、河野談話以降は海外から「日本政府が数十万人の女性を強制連行して性奴隷にした」として非難され、日本国内では女性の人権などの観点をめぐって様々な議論となっているのです。(上記慰安婦 - Wikipedia より)
そんな日本の状況に対し、朝鮮戦争では、韓国軍に慰安婦制度があったのだと言うのです。
朝鮮戦争時の韓国軍にも慰安婦制度があったことが23日(2002年 2月)、立命館大学(京都市北区)で開かれている「東アジアの平和と人権」国際シンポジウム日本大会(朝日新聞社後援)で明らかにされた。韓国軍慰安婦について日本で公になったのは初めて。発表した韓国・慶南大客員教授の金貴玉(キム・ギオク)さん(40)=社会学=は「日本軍の慰安婦制度をまねたものではないか」とみている。
「軍慰安婦は日・米・韓にまたがる問題。米兵の慰安所利用実態も明らかにしたい」と話す金貴玉さん=京都市北区の立命館大学で
金さんは96年、離散家族のインタビューの中で、「50年10月、韓国軍の捕虜になり、軍慰安隊の女性と出会った」という男性の証言を得た。以後5年間インタビューを重ね、「直接慰安所を利用した」「軍に拉致されて慰安婦にされかかった」という男女8人の証言を聞いた。
さらに金さんは、韓国の陸軍本部が56年に編さんした公文書『後方戦史(人事編)』に「固定式慰安所-特殊慰安隊」の記述を見つけた。設置目的として「異性に対するあこがれから引き起こされる生理作用による性格の変化等により、抑うつ症及びその他支障を来す事を予防するため」とあり、4カ所、89人の慰安婦が52年だけで20万4560回の慰安を行った、と記す特殊慰安隊実績統計表が付されている。
証言と併せ、軍隊が直接経営していた慰安所があった、と金さんは結論づけた。
軍関係者の証言の中には、軍の補給品は第1から第4までしかないのに、「第5種補給品」の受領指令があり、一個中隊に「昼間8時間の制限で6人の慰安婦があてがわれた」とする内容のものもある。
どんな人が慰安婦になったかは明らかではないが、朝鮮戦争時に娼婦(しょうふ)が急増し、30万人にも及んだことから、金さんは「戦時の強姦(ごうかん)や夫の戦死がきっかけで慰安婦になった民間人も少なくない」と見ている。
金さんは「設置主体だった陸軍の幹部の多くは日本軍の経験者だった。韓国軍の慰安婦が名乗り出るためには、日本軍慰安婦問題の解決が欠かせない。韓国政府と、当時軍統帥権を握っていた米国の責任も追及したい」と話している。
大阪外国語大学の藤目ゆき助教授(歴史学)の話 非常に重要な報告だ。軍慰安婦については、韓国でもほとんど知られておらず、発見といっていい。韓国にいて韓国軍の暗部を問うのは難しい。同胞の女性を性奴隷化した自国社会を直接問うことになるからだ。アジア女性史研究の上でも、軍慰安婦と現在の軍事基地周辺での性暴力がどのようにつながっているのかを知る助けになる。
これは、2002年2月の話です。その後の進展や、金貴玉教授の消息については、ネットで検索した限りでは見つかりません。
「韓国にも」とか「日本軍の慰安婦制度をまねたものではないか」「日本軍慰安婦問題の解決が欠かせない」といった件はひっかかるところですが、韓国の研究者で変なイデオロギーに取りつかれることなく純粋に追及を進めている話で、韓国軍と慰安婦の関係の信憑性は高いと考えられます。
また、上記「慰安婦 - Wikipedia 」によっても、 韓国のケースでは韓国政府やアメリカ政府による強制があったとされている。朝鮮戦争中に韓国軍に逮捕された北朝鮮人女性は強制的に慰安婦にされることもあった。さらに韓国軍の北派工作員は北朝鮮で拉致と強姦により慰安婦をおいていた。少なくとも1980年代までは韓国人女性達はアメリカ軍相手の売春を韓国政府やアメリカ人により強制されていた。
アメリカ軍相手の売春を強制されていた女性達は謝罪と補償を求めているが、自発的な売春婦であるとして一切の謝罪・補償をおこなっていない。アメリカ軍相手の売春を韓国政府やアメリカ人により強制されていた女性達は韓国政府の日本に対する絶え間ない賠償要求は韓国自身の歴史に対する欺瞞であると訴えていると言うことなのだそうです。
自国の軍隊が直接経営する慰安所を持ち、かつ強制的に売春を行わせていたことは、「自発的な売春婦」と一瞥もせず、韓国人の営業担当が過半数を占める民間の慰安所の日本軍には、憲法裁判所なるものが訴えに応じて政府を責める。それが韓国と言う国なのですね。
韓国の国民の方々は、この事実を知らない方が多いのだとか?
本当なら、直接慰安所を経営し、売春を強制した韓国軍に対してと、その犠牲者に対して、どう考えるのか、聞いてみたい話です。
自国の中で行われ、自国民で被害者が出ている話の解決もしないで、国家間で解決後も交渉を重ねてきている(河野談話など日本の失政を引き出している)ものを、交渉していないとする裁判所の国。遊爺には、とても理解しがたい国です。
裁判結果を導いた人物については以下をご参照ください。
続・慰安婦騒動を考える: 憲法裁判所決定を引き出した男 [慰安婦問題]
# 冒頭の写真は、金貴玉教授
オカトラノオの蜜を吸う蝶
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