遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

バイデン大統領施政方針演説

2021-04-30 01:33:55 | 米国 全般
 バイデン大統領は、上院議長を兼務するハリス副大統領とペロシ下院議長の2人の女性が議長席に着く中、就任から100日になるのに合わせて今後の施政方針を示す初めての演説を行い、「アメリカは再び動きだした」と述べて、新型コロナウイルス対策や経済対策で成果が出ているとアピールしました。その一方で、外交政策については1国だけではさまざまな問題に対処できないとして国際協調を重視する姿勢を鮮明にしました。

 米バイデン大統領 施政方針演説「アメリカは再び動きだした」 | 米 バイデン大統領 | NHKニュース

 いろいろな論評が見られますが、産経は、野党・共和党に向けて党派を超えた協力を訴えたが、急進左派的な主張も目立ち、法制化に向けた議会工作は難航が必至だと。
 
人種、警察改革、銃規制…バイデン氏の演説で目立つ左派色 - 産経ニュース 2021.4.29

 【ワシントン=大内清】バイデン米大統領は28日の施政方針演説の多くを、新型コロナウイルス禍への救済策の成果のほか、人種差別への取り組みや警察改革の推進、銃器犯罪の抑止などといった内政上の課題に割いた。民主党のバイデン氏は、野党・共和党に向けて党派を超えた協力を訴えたが、急進左派的な主張も目立ち、法制化に向けた議会工作は難航が必至だ。

 
バイデン氏は3月に成立した1・9兆ドル(約206兆円)規模の新型コロナ流行を受けた経済対策を「米史上で最も重要な救済パッケージ」と自賛。「ガードを下げるべきではない」として、新型コロナ禍に立ち向かう考えを強調した。

 共和党との立場の違いが大きい問題に切り込む姿勢も示した。

 昨年5月、中西部ミネソタ州で白人警官による暴力で黒人男性が死亡した事件に触れ、「刑事司法システムから組織的な人種差別を根絶する」と宣言。同事件を機に、
主として急進左派から要求が高まった警察改革について「今こそ真に進歩する機会だ」と述べ、共和党に協力を迫った

 バイデン氏が
人種問題や警察改革などを重視するのは、こうした課題が自身を大統領の座に押し上げた側面もあるためだ。昨年の抗議デモ拡大を受けてトランプ前政権が「法と秩序」の維持を掲げたのに対し、バイデン氏は警察改革を支持する立場をとった。

 
だが、大胆な社会変革を目指す急進左派的な主張を強めることは、共和党のみならず民主党穏健派の反発も呼びかねない「もろ刃の剣」だ。上下両院で両党の勢力がほぼ拮抗(きっこう)する現状で合意を取り付けることは容易ではない。

 バイデン氏はまた、相次ぐ銃器犯罪を「米国で広がる疫病」と形容し、銃購入者の身元確認を厳格化することや、「ゴーストガン」と呼ばれる製造番号がない手製銃や殺傷力の高い銃の規制強化を主張。米国へのヒスパニック(中南米系)移民の大量流入については「(母国の)暴力や腐敗、犯罪組織、政治不安などが原因だ」とし、中南米諸国への支援強化を訴えた。

 バイデン氏は 3月に成立した新型コロナ流行を受けた経済対策を「米史上で最も重要な救済パッケージ」と自賛。新型コロナ禍に立ち向かう考えを強調したのだそうです。

 今回の大統領選の勝敗を左右したのは、新型コロナ感染拡大。これが無ければ、中国との新冷戦を優位に進めていたトランプ氏の楽勝でした。
 コロナ感染に対しては、マスクに拘らないトランプ氏に対し、マスク着用を推進するバイデン氏の対立が象徴的でしたが、ウイルスと闘うワクチンについては、トランプ氏がいち早く大きな投資をし、今日の早期接種を可能にしたのですね。

 もうひとつ、バイデン氏の勝利に貢献したのは、中西部ミネソタ州で白人警官による暴力で黒人男性が死亡した事件。
 主として急進左派から要求が高まった警察改革についてバイデン氏は、「今こそ真に進歩する機会だ」と述べ、共和党に協力を迫ったのだそうです。
 上下議員選挙では、下院は多数派を守り、上院では議員数を同数に漕ぎつけ、副大統領の採決で共和党を上回る議決権を得た民主党。
 バイデン氏は、野党・共和党に向けて党派を超えた協力を訴えましたが、急進左派的な主張も目立ち、法制化に向けた議会工作は難航が必至だと産経。
 
 バイデン氏が人種問題や警察改革などを重視するのは、こうした課題が自身を大統領の座に押し上げた側面もあるためだと。

 だが、大胆な社会変革を目指す急進左派的な主張を強めることは、共和党のみならず民主党穏健派の反発も呼びかねない「もろ刃の剣」だと産経。

 民主党内の大統領候補選ではリードしていた、左派・社会主義者系のサンダース氏が、大統領選で反トランプ票を獲得して政権交代を勝ち取る為に候補者選から降りて、人畜無害のバイデン氏を担いだことは諸兄がご承知の通りです。
 民主党内では、この左派・社会主義者勢力が台頭しているのですね。
  
 他人と逢うのが苦手ともささやかれるバイデン氏。ハリス副大統領が積極手に外国要人と面談を進めているとの記事がありますね。
 米国のトップはカマラ・ハリス副大統領なのか? 各国首脳と重要案件で会談、薄れるバイデン大統領の存在感 | JBpress(Japan Business Press)

 菅首相の今回の訪米でホワイトハウスに入った時、出迎えたのはバイデン氏ではなくハリス氏。
 そしてそのハリス氏が菅総理の出迎えにあたって冒頭に述べたのは、菅総理に対する歓迎とねぎらいではなく、彼女が真っ先に口にしたのは、前日の夜にインディアナポリスで起こった銃乱射事件について!

 野党・共和党には議会で多数派を勝ち取ったものの、党内で左派・社会主義者の台頭を抱えるバイデン氏。
 新任米大統領のハネムーン期としてメディアが批判を抑える100日が経過したバイデン新政権。
 これからが本番ですね。



 # 冒頭の画像は、ハンバーガーの昼食で会談した菅首相とバイデン大統領
  首脳会談のハンバーガーは中国への秘密メッセ―ジ? バイデン政権の本音、中国と軍事衝突する気は皆無 | JBpress(Japan Business Press)




  この花の名前は、リュウキンカ

↓よろしかったら、お願いします。



写真素材のピクスタ


Fotolia






 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「中国に舐められてる!」ト... | トップ | クアッドのインドでのワクチ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

米国 全般」カテゴリの最新記事