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この時期なので、政府批判は控えていますが、民主党の政権の座へのしがみつき優先姿勢は、この国難での休戦や、最高裁判決をもその道具にしようとしている卑劣さに、読売の記事で、ややマッチポンプ的な面がありそれにひっかけられたところもありますが、我慢しきれず筆をとらせていただきました。
政府・民主党内で、大震災での休戦ムードに加え、最高裁の「一票格差違憲判決」が加わったことで、解散は遠のき、衆参同時選挙の時期まで延びるとの見方が出てきていると言うのです。
枝野氏は判決が首相の解散権行使を縛るものではないと否定したそうですが、民主党内では「衆院解散は当分ない」との見方が主力なのだとか。
「一票の格差」の違憲判決が出ましたが、その衆議院選挙が無効とまではされませんでした。しかし、違憲の状態は早急に改善すべきです。与野党合意の改革案が出来ればいいのですが、記事にもあるようにそれぞれ思惑があり合意案がまとまるとは思えません。民主党内ですら複数案がありまとまっていない。
なので、各党が案をまとめ、その案を掲げて解散総選挙をして国民に問うのです。あるいは、各党の案を、国民投票で賛否を問い、その結果に基づいた方法で解散総選挙をする。いずれにしても、解散総選挙を急ぎおこない、違憲状態を改善しなくてはならないのです。民主党が戸別補償制度で稼いだ農村部の一人区の票が、参院選では裏目にでていましたが、どうなるのか。
話が横道に逸れますが、少しお付き合いください。
「一票の格差」も重要ですが、遊爺は、小選挙区制による、議席数と得票数の乖離の大きさも、民意が反映されず、選ばれた党も勘違いした強行姿勢の政治をして民意と乖離した政策を実行し、国民の支持を失い短命でコロコロ総理大臣が変わる状態を産んでいると考えるのです。
前回の衆議院選挙では、民主党の小選挙区、比例区の合計の得票率は、44.9%でしたが、獲得議席数は、64.2%でした。自民党は、得票率が32.7%で、議席数は24.8%。民主党は、過半数に満たない得票率なのに、議席数では2/3に迫る議席を獲得したのでした。その前の、小泉・郵政選挙では逆の現象でしたし、さきの参院選でも、民主党は議席数ほどには獲得票数は負けていませんでした。
中選挙区がいいのか、比例部分を増やすのが良いのか、要は民意と議席数が等しく連動する制度にしていただきたい。風に騙されて選んでしまった政権を、後から急いで交代させる必要がない選挙制度で、国を安定させるべきでしょう。
抑えていた政権批判ですが、今日はついでにもう一つ。
東日本大震災の国難を乗り切るのに、誰が国を引っ張るのかは、言うまでもなく内閣総理大臣です。中国での大地震では、胡錦濤主席、温家宝首相のコンビが先頭に立って指揮しました。米国の台風被害では、大統領が話題となりました。どの国でも、政権トップが危機感を持ち、素早い判断と行動の指揮を執ります。
カンカラ菅は、パフォーマンスだけで、そのパフォーマンスを指摘されると、すっかり穴倉にお籠りです。(=カンカラ菅と仙谷の就任当初からの非公開政治姿勢)
【政論】「引きこもり」首相限界 震災後2週間ぶら下がり取材を拒否 指揮官の自覚は?+(1/3ページ) - MSN産経ニュース
異例・姿見えぬ菅首相、関係者から不満の声 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
官邸肥大化、参与が14人…組織も増殖 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
【注】読売のこの二つのリンクは、紙上では一つの記事にまとめられているような?
カンカラ菅は独自に谷垣氏に副総裁就任を要請し、仙谷は仙谷で別途大島氏に要請していたのだとか。この国難の時に、こんなトップを仰いでしまっていることが、不幸を大きくしています。
だからと言って、今は休戦で、国難を乗り越えるのが最優先です。
カンカラ菅も仙谷も、ギブアップしたのなら、入閣させて責任を逃れるのではなく、提案を丸呑みして実行すればいいのです。
責任は俺が持つと、良い提案を即時採用実行する器量をみせれば、最後の花道を飾れる可能性があります。もともと風前の灯だった今の座です。そのまま消えてしまったはずが、国の為の仕事を出来る機会に遭遇したのですから、命がけで国を護ろうと奮闘している英雄の方々に恥じない行動をしていただきたいものです。
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↓よろしかったら、お願いします。
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政府・民主党内で、大震災での休戦ムードに加え、最高裁の「一票格差違憲判決」が加わったことで、解散は遠のき、衆参同時選挙の時期まで延びるとの見方が出てきていると言うのです。
政府・民主「解散遠のいた」の声 衆参ダブル選予想も (3/24 読売朝刊)
最高裁の23日の「違憲状態」判決を受け、政府・民主党内では「最高裁が『違憲状態』と断定した政治環境の下、首相は衆院の解散権を行使しにくいはずだ」として、衆院解散・総選挙はさらに遠のいたとの見方が多い。
枝野官房長官は23日の記者会見で、今回の判決に関連し、「首相の専権事項である解散権を制約する要因にはならない」と述べ、判決は首相の解散権行使を縛るものではないとの考えを示した。
だが、民主党内では、東日本巨大地震による政治休戦ムードに今回の判決が加わったことで、「衆院解散は当分ない」(中堅)との見方が支配的だ。解散時期については、衆院が任期満了を迎える2013年の「衆参ダブル選挙」を予想する向きが多くなっている。
地震発生以来、「解散要求」を封印していた自民党は、今回の判決が衆院選のさらなる先送りにつながることを懸念している。石破政調会長は23日の記者会見で「定数是正が首相の解散権を縛るものとは思っていない」と強調した。細田博之政治制度改革実行本部長も「今回の震災で選挙制度の議論どころではない」と語った。
一方、公明党の山口代表は「早急に今の(2倍以上の格差が残る)状態を解消する選挙制度を検討する必要がある。小選挙区制度は民意を代表しないという大きな欠陥がある」と述べ、選挙制度全体の改革が必要との考えを示した。共産党の穀田恵二国会対策委員長も、「比例代表的な制度に改めるべき」とのコメントを発表した。
最高裁の23日の「違憲状態」判決を受け、政府・民主党内では「最高裁が『違憲状態』と断定した政治環境の下、首相は衆院の解散権を行使しにくいはずだ」として、衆院解散・総選挙はさらに遠のいたとの見方が多い。
枝野官房長官は23日の記者会見で、今回の判決に関連し、「首相の専権事項である解散権を制約する要因にはならない」と述べ、判決は首相の解散権行使を縛るものではないとの考えを示した。
だが、民主党内では、東日本巨大地震による政治休戦ムードに今回の判決が加わったことで、「衆院解散は当分ない」(中堅)との見方が支配的だ。解散時期については、衆院が任期満了を迎える2013年の「衆参ダブル選挙」を予想する向きが多くなっている。
地震発生以来、「解散要求」を封印していた自民党は、今回の判決が衆院選のさらなる先送りにつながることを懸念している。石破政調会長は23日の記者会見で「定数是正が首相の解散権を縛るものとは思っていない」と強調した。細田博之政治制度改革実行本部長も「今回の震災で選挙制度の議論どころではない」と語った。
一方、公明党の山口代表は「早急に今の(2倍以上の格差が残る)状態を解消する選挙制度を検討する必要がある。小選挙区制度は民意を代表しないという大きな欠陥がある」と述べ、選挙制度全体の改革が必要との考えを示した。共産党の穀田恵二国会対策委員長も、「比例代表的な制度に改めるべき」とのコメントを発表した。
枝野氏は判決が首相の解散権行使を縛るものではないと否定したそうですが、民主党内では「衆院解散は当分ない」との見方が主力なのだとか。
「一票の格差」の違憲判決が出ましたが、その衆議院選挙が無効とまではされませんでした。しかし、違憲の状態は早急に改善すべきです。与野党合意の改革案が出来ればいいのですが、記事にもあるようにそれぞれ思惑があり合意案がまとまるとは思えません。民主党内ですら複数案がありまとまっていない。
なので、各党が案をまとめ、その案を掲げて解散総選挙をして国民に問うのです。あるいは、各党の案を、国民投票で賛否を問い、その結果に基づいた方法で解散総選挙をする。いずれにしても、解散総選挙を急ぎおこない、違憲状態を改善しなくてはならないのです。民主党が戸別補償制度で稼いだ農村部の一人区の票が、参院選では裏目にでていましたが、どうなるのか。
話が横道に逸れますが、少しお付き合いください。
「一票の格差」も重要ですが、遊爺は、小選挙区制による、議席数と得票数の乖離の大きさも、民意が反映されず、選ばれた党も勘違いした強行姿勢の政治をして民意と乖離した政策を実行し、国民の支持を失い短命でコロコロ総理大臣が変わる状態を産んでいると考えるのです。
前回の衆議院選挙では、民主党の小選挙区、比例区の合計の得票率は、44.9%でしたが、獲得議席数は、64.2%でした。自民党は、得票率が32.7%で、議席数は24.8%。民主党は、過半数に満たない得票率なのに、議席数では2/3に迫る議席を獲得したのでした。その前の、小泉・郵政選挙では逆の現象でしたし、さきの参院選でも、民主党は議席数ほどには獲得票数は負けていませんでした。
中選挙区がいいのか、比例部分を増やすのが良いのか、要は民意と議席数が等しく連動する制度にしていただきたい。風に騙されて選んでしまった政権を、後から急いで交代させる必要がない選挙制度で、国を安定させるべきでしょう。
抑えていた政権批判ですが、今日はついでにもう一つ。
東日本大震災の国難を乗り切るのに、誰が国を引っ張るのかは、言うまでもなく内閣総理大臣です。中国での大地震では、胡錦濤主席、温家宝首相のコンビが先頭に立って指揮しました。米国の台風被害では、大統領が話題となりました。どの国でも、政権トップが危機感を持ち、素早い判断と行動の指揮を執ります。
カンカラ菅は、パフォーマンスだけで、そのパフォーマンスを指摘されると、すっかり穴倉にお籠りです。(=カンカラ菅と仙谷の就任当初からの非公開政治姿勢)
【政論】「引きこもり」首相限界 震災後2週間ぶら下がり取材を拒否 指揮官の自覚は?+(1/3ページ) - MSN産経ニュース
異例・姿見えぬ菅首相、関係者から不満の声 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
官邸肥大化、参与が14人…組織も増殖 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
【注】読売のこの二つのリンクは、紙上では一つの記事にまとめられているような?
カンカラ菅は独自に谷垣氏に副総裁就任を要請し、仙谷は仙谷で別途大島氏に要請していたのだとか。この国難の時に、こんなトップを仰いでしまっていることが、不幸を大きくしています。
だからと言って、今は休戦で、国難を乗り越えるのが最優先です。
カンカラ菅も仙谷も、ギブアップしたのなら、入閣させて責任を逃れるのではなく、提案を丸呑みして実行すればいいのです。
責任は俺が持つと、良い提案を即時採用実行する器量をみせれば、最後の花道を飾れる可能性があります。もともと風前の灯だった今の座です。そのまま消えてしまったはずが、国の為の仕事を出来る機会に遭遇したのですから、命がけで国を護ろうと奮闘している英雄の方々に恥じない行動をしていただきたいものです。
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