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東北電力女川原子力発電所の2号機が、原子力規制委員会による安全審査に、6年の長きの審査期間を経て、ようやく正式合格したのだそうです。
震源に最も近い原発ですが、震災の揺れにも津波にも耐え、被災どころか逆に地元民の避難所となり約3カ月にわたって避難生活を送ったのが女川原発。産経・主張が、「女川スリーマンス」と命名する由縁です。
福島第一原発が、大地震の揺れには耐えながらも、津波による地下の発電設備の被災で原子炉を冷やす機能が停止し、炉心溶融と水素爆発事故を発生させました。
津波対策の防波堤の強化案が持ち上がりながらもコスト負担が大きいと却下、事故発生時の非常用電源の為の発電設備が地下に設置されていたことから冠水、電源喪失し原子炉冷却が不能となるという基本設計ミスの人災が原因でした。(裁判では何故か無罪)
それに対し、海から高い岩盤の上に建設された東北電力の女川原発は、地震にも津波にも被災することなく、逆に地元民の避難所ととして貢献したことは衆知のことです。
東京電力福島第1原子力発電所と同じ沸騰水型原発ですが、東京電力のほうは、いまだに汚染被害を出し続けるありさま。
両者の違いは、原子炉の問題より、その環境=津波対策の違い=人災につきますが、何故か女川の審査は、約6年を要しています。
地球温暖化対策としてのCO2削減が求められ、日本の貢献が取りざたされるなか、石炭や原油・ガスのCO2発生削減のために原子力発電は選択肢のひとつとして、世界では採用され続けています。(使用済核燃料の処理・保存に課題はありますが。)
地震の揺れにも、津波にも耐えた女川原発。あるべき原発の姿を証明してくれています。
日本の技術を結集して、世界で存在する原子力発電所の需要(=CO2削減)に応えるべきだと考えますが、いかがでしょう。
余談ですが、福島第1のトリチウム水の処理は、その後進んでいるのでしょうか。
福島第一原発のトリチウム水 報告書を提出 | NHKニュース
# 冒頭の画像は、更に津波対策を強化された女川原発
発電所を見学しよう!バーチャル見学|東北電力
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震源に最も近い原発ですが、震災の揺れにも津波にも耐え、被災どころか逆に地元民の避難所となり約3カ月にわたって避難生活を送ったのが女川原発。産経・主張が、「女川スリーマンス」と命名する由縁です。
【主張】女川スリーマンス 信頼された原発の合格だ - 産経ニュース 2020.3.1
長いトンネルの出口がようやく見えてきた。
東日本大震災の巨大津波を耐え抜いた東北電力女川原子力発電所(宮城県)の2号機(出力82・5万キロワット)が、原子力規制委員会による安全審査に正式合格した。
新規制基準の下での安全審査合格は16基目で、東京電力福島第1原子力発電所と同じ沸騰水型原発としては4基目に当たる。東北地方の原発では、初めての合格だ。
再稼働までには、工事計画の認可など日数を要する複数の審査が待っているが、一日も早く東北地方の復興促進に、この安定電源を役立ててもらいたい。
牡鹿半島に立地する女川原発の所員一同は、あの震災時に原子炉だけでなく大津波で被災した地元住民を守り抜いている。
寒さに震える人々を温かく受け入れて、毎日2食の食事や生活の場を提供した。備蓄食は不足して所員は1日1食で耐えた。
最多の時点で364人を数えた地元の人たちが、発電所内で約3カ月にわたって避難生活を送ったのだ。「フクシマフィフティ」にならって「女川スリーマンス(3カ月)」と呼びたい。
未曽有の災害時に人々は堅固な岩盤に建つ原発を頼った。日頃から立地地域の人々と女川原発との間での信頼関係が培われていた証左であろう。
この女川2号機の審査を東北電力が規制委に申請したのは、平成25年12月なので、約6年を経ての合格だ。原発の安全審査は、おしなべて牛歩の進行だ。前規制委員長の田中俊一氏は審査期間を「半年から1年程度」と言っていたはずだ。驚くべき遅滞である。
しかも福島事故後の法改正で、原発の運転期間は原則40年に制限されている。安全審査で停止している間も40年に含まれるので、日本の原発の寿命は実質30年に向かって収縮しつつある。
こうした事情もあって電力会社による廃炉の決断が続出し、国内の原発はかつての6割の33基に減った。原発の数は中国とロシアに抜かれて世界3位から5位へと後退した。このままでは、地球温暖化防止のための二酸化炭素排出削減もままならない。
女川原発は巨大地震の震源に最も近い原発だったが、揺れもしのいだ。日本の技術力を象徴する存在だ。今回の合格を東北地方復興と原発活用の牽引(けんいん)力としたい。
長いトンネルの出口がようやく見えてきた。
東日本大震災の巨大津波を耐え抜いた東北電力女川原子力発電所(宮城県)の2号機(出力82・5万キロワット)が、原子力規制委員会による安全審査に正式合格した。
新規制基準の下での安全審査合格は16基目で、東京電力福島第1原子力発電所と同じ沸騰水型原発としては4基目に当たる。東北地方の原発では、初めての合格だ。
再稼働までには、工事計画の認可など日数を要する複数の審査が待っているが、一日も早く東北地方の復興促進に、この安定電源を役立ててもらいたい。
牡鹿半島に立地する女川原発の所員一同は、あの震災時に原子炉だけでなく大津波で被災した地元住民を守り抜いている。
寒さに震える人々を温かく受け入れて、毎日2食の食事や生活の場を提供した。備蓄食は不足して所員は1日1食で耐えた。
最多の時点で364人を数えた地元の人たちが、発電所内で約3カ月にわたって避難生活を送ったのだ。「フクシマフィフティ」にならって「女川スリーマンス(3カ月)」と呼びたい。
未曽有の災害時に人々は堅固な岩盤に建つ原発を頼った。日頃から立地地域の人々と女川原発との間での信頼関係が培われていた証左であろう。
この女川2号機の審査を東北電力が規制委に申請したのは、平成25年12月なので、約6年を経ての合格だ。原発の安全審査は、おしなべて牛歩の進行だ。前規制委員長の田中俊一氏は審査期間を「半年から1年程度」と言っていたはずだ。驚くべき遅滞である。
しかも福島事故後の法改正で、原発の運転期間は原則40年に制限されている。安全審査で停止している間も40年に含まれるので、日本の原発の寿命は実質30年に向かって収縮しつつある。
こうした事情もあって電力会社による廃炉の決断が続出し、国内の原発はかつての6割の33基に減った。原発の数は中国とロシアに抜かれて世界3位から5位へと後退した。このままでは、地球温暖化防止のための二酸化炭素排出削減もままならない。
女川原発は巨大地震の震源に最も近い原発だったが、揺れもしのいだ。日本の技術力を象徴する存在だ。今回の合格を東北地方復興と原発活用の牽引(けんいん)力としたい。
福島第一原発が、大地震の揺れには耐えながらも、津波による地下の発電設備の被災で原子炉を冷やす機能が停止し、炉心溶融と水素爆発事故を発生させました。
津波対策の防波堤の強化案が持ち上がりながらもコスト負担が大きいと却下、事故発生時の非常用電源の為の発電設備が地下に設置されていたことから冠水、電源喪失し原子炉冷却が不能となるという基本設計ミスの人災が原因でした。(裁判では何故か無罪)
それに対し、海から高い岩盤の上に建設された東北電力の女川原発は、地震にも津波にも被災することなく、逆に地元民の避難所ととして貢献したことは衆知のことです。
東京電力福島第1原子力発電所と同じ沸騰水型原発ですが、東京電力のほうは、いまだに汚染被害を出し続けるありさま。
両者の違いは、原子炉の問題より、その環境=津波対策の違い=人災につきますが、何故か女川の審査は、約6年を要しています。
地球温暖化対策としてのCO2削減が求められ、日本の貢献が取りざたされるなか、石炭や原油・ガスのCO2発生削減のために原子力発電は選択肢のひとつとして、世界では採用され続けています。(使用済核燃料の処理・保存に課題はありますが。)
地震の揺れにも、津波にも耐えた女川原発。あるべき原発の姿を証明してくれています。
日本の技術を結集して、世界で存在する原子力発電所の需要(=CO2削減)に応えるべきだと考えますが、いかがでしょう。
余談ですが、福島第1のトリチウム水の処理は、その後進んでいるのでしょうか。
福島第一原発のトリチウム水 報告書を提出 | NHKニュース
# 冒頭の画像は、更に津波対策を強化された女川原発
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