東京電力福島第1原子力発電所で増え続ける、有害放射性物質除去後の処理水の保管タンク。
放射性物質は除去されていますが、トリチウムは除去できないので、保管されていることは諸兄がご承知の通りです。
地元漁協の風評被害を恐れる声に対応した政府の暫定処置です。
しかし、貯蔵量は100万トンを超えてきて、タンク群も約千基にまで増え、3年後には設置スペースがなくなる見通しです。
目先の対応として保管を続けたままの処置。決断が迫られていますが、小泉新大臣=安倍内閣はどのような結論を出すのでしょうか。
有害放射性物質除去後の処理水の処理に関し、ズルズルと放置されてきたタンクへの保管対策。
保管スペースが有限であることは、最初から判っていること。
そして、トリチウムは放射線のエネルギーが弱く、体内に摂取しても速やかに排出されることから、原子力施設からのトリチウム水を海洋放出は世界の常識で、韓国も含め実施されているのですね。
原田氏の発言は、こうした現実を冷静に見つめ、熟慮を重ねた上での発言だろうと産経・正論。
これまで処理水問題解決に消極的だった安倍政権を前面に立たせる好機となったと評価しています。
最後っ屁で言うのではなく、在任中に取り組んでいただき、風評被害への防止策と地元漁協への説得をしていただきたかったのですが、閣内不一致を避けて抑制されていたのでしょうか。
唐突な感があるので、漁業関係者は猛烈に反発しました。風評被害の増大を懸念してのものですね。
日本批判で炎上中の韓国・文在寅政権は、早速食いついてきていますね。
原発処理水、韓国がIAEAで懸念表明 日本側「理性的な議論を」 - 産経ニュース
韓国・科学技術情報通信省は、世界の常識であることは知らないのでしょうか。
原田氏の発言に対し、新任の小泉大臣は福島県の漁業関係者に陳謝しました。
陳謝の意味が、漁業関係者との話し合いなどのない唐突のものであったということなのか、単に謝るとりあえずのものなのかは不明です。
産経・正論は、小泉氏が勉強し、風評被害という因習打破に動く姿を見たいと期待を寄せています。
経産省などと一致して、迫る限界への対処策の政府としての決断が望まれます。
大阪の松井市長は、前向きの名乗りを挙げておられます。国をあげての対処が望まれますね。
大阪市長、福島処理水受け入れに言及 記者団との一問一答 - 産経ニュース
# 冒頭の画像は、千葉県の台風災害を視察する小泉環境相
この花の名前は、マツムシソウ
↓よろしかったら、お願いします。
放射性物質は除去されていますが、トリチウムは除去できないので、保管されていることは諸兄がご承知の通りです。
地元漁協の風評被害を恐れる声に対応した政府の暫定処置です。
しかし、貯蔵量は100万トンを超えてきて、タンク群も約千基にまで増え、3年後には設置スペースがなくなる見通しです。
目先の対応として保管を続けたままの処置。決断が迫られていますが、小泉新大臣=安倍内閣はどのような結論を出すのでしょうか。
処理水と小泉氏 前環境相の決意受け継げ (9/17 産経 主張)
「思い切って放出して希釈する他に選択肢はない」と、退任直前の原田義昭環境相(当時)が発言した。
東京電力福島第1原子力発電所で増え続ける、有害放射性物質除去後の処理水に関する閣僚としての思いだ。批判を覚悟でよくぞ表明したと評価したい。本来は安倍晋三首相の口から聞きたかった所感である。
8年前の過酷事故で大破した3基の建屋では、溶けた燃料を冷やす注水と流入する地下水で日々、放射能汚染水が発生している。
東電は浄化装置で放射性物質を除去しているが、水素の仲間のトリチウムは、水そのものとして存在するので濾過(ろか)できない。
トリチウムを含む処理水は、第1原発の敷地内にタンクを設置して保管され、貯蔵量は100万トンを超えている。タンク群も約千基にまで増え、3年後には設置スペースがなくなる見通しだ。
タンク群が敷地を占拠したままでは廃炉作業に支障が出る。廃炉工程の安全確保と工事進展のためにも、たまった処理水を海洋に放出し、十分なスペースを確保することが必要だ。
原田氏の発言は、こうした現実を冷静に見つめ、熟慮を重ねた上での発言である。だが、漁業関係者は猛烈に反発した。風評被害の増大を懸念しての対応である。
その怒りと危惧は理解できる。しかし、処理水をため続けることの大きなマイナスも存在する。アンダーコントロールの枠からはみ出しつつある大量の処理水が、風評被害の温床になりつつある面はないのだろうか。
事態は事故当事者の東電の手に負えるレベルを超えている。原田氏の発言は、これまで処理水問題解決に消極的だった安倍政権を前面に立たせる好機だった。
膝を交えた話し合いが実現すれば解決への道が見つかる可能性があった。だが、新任の小泉進次郎環境相は、原田氏の発言について福島県の漁業関係者に陳謝した。これで幕を引くのなら、若手ホープへの期待がしぼむ。
トリチウムは放射線のエネルギーが弱く、体内に摂取しても速やかに排出されるので、韓国を含め世界の原子力施設からトリチウム水は海洋放出されている。
小泉氏が勉強し、風評被害という因習打破に動く姿を見たい。はたして、それができるか。
「思い切って放出して希釈する他に選択肢はない」と、退任直前の原田義昭環境相(当時)が発言した。
東京電力福島第1原子力発電所で増え続ける、有害放射性物質除去後の処理水に関する閣僚としての思いだ。批判を覚悟でよくぞ表明したと評価したい。本来は安倍晋三首相の口から聞きたかった所感である。
8年前の過酷事故で大破した3基の建屋では、溶けた燃料を冷やす注水と流入する地下水で日々、放射能汚染水が発生している。
東電は浄化装置で放射性物質を除去しているが、水素の仲間のトリチウムは、水そのものとして存在するので濾過(ろか)できない。
トリチウムを含む処理水は、第1原発の敷地内にタンクを設置して保管され、貯蔵量は100万トンを超えている。タンク群も約千基にまで増え、3年後には設置スペースがなくなる見通しだ。
タンク群が敷地を占拠したままでは廃炉作業に支障が出る。廃炉工程の安全確保と工事進展のためにも、たまった処理水を海洋に放出し、十分なスペースを確保することが必要だ。
原田氏の発言は、こうした現実を冷静に見つめ、熟慮を重ねた上での発言である。だが、漁業関係者は猛烈に反発した。風評被害の増大を懸念しての対応である。
その怒りと危惧は理解できる。しかし、処理水をため続けることの大きなマイナスも存在する。アンダーコントロールの枠からはみ出しつつある大量の処理水が、風評被害の温床になりつつある面はないのだろうか。
事態は事故当事者の東電の手に負えるレベルを超えている。原田氏の発言は、これまで処理水問題解決に消極的だった安倍政権を前面に立たせる好機だった。
膝を交えた話し合いが実現すれば解決への道が見つかる可能性があった。だが、新任の小泉進次郎環境相は、原田氏の発言について福島県の漁業関係者に陳謝した。これで幕を引くのなら、若手ホープへの期待がしぼむ。
トリチウムは放射線のエネルギーが弱く、体内に摂取しても速やかに排出されるので、韓国を含め世界の原子力施設からトリチウム水は海洋放出されている。
小泉氏が勉強し、風評被害という因習打破に動く姿を見たい。はたして、それができるか。
有害放射性物質除去後の処理水の処理に関し、ズルズルと放置されてきたタンクへの保管対策。
保管スペースが有限であることは、最初から判っていること。
そして、トリチウムは放射線のエネルギーが弱く、体内に摂取しても速やかに排出されることから、原子力施設からのトリチウム水を海洋放出は世界の常識で、韓国も含め実施されているのですね。
原田氏の発言は、こうした現実を冷静に見つめ、熟慮を重ねた上での発言だろうと産経・正論。
これまで処理水問題解決に消極的だった安倍政権を前面に立たせる好機となったと評価しています。
最後っ屁で言うのではなく、在任中に取り組んでいただき、風評被害への防止策と地元漁協への説得をしていただきたかったのですが、閣内不一致を避けて抑制されていたのでしょうか。
唐突な感があるので、漁業関係者は猛烈に反発しました。風評被害の増大を懸念してのものですね。
日本批判で炎上中の韓国・文在寅政権は、早速食いついてきていますね。
原発処理水、韓国がIAEAで懸念表明 日本側「理性的な議論を」 - 産経ニュース
韓国・科学技術情報通信省は、世界の常識であることは知らないのでしょうか。
原田氏の発言に対し、新任の小泉大臣は福島県の漁業関係者に陳謝しました。
陳謝の意味が、漁業関係者との話し合いなどのない唐突のものであったということなのか、単に謝るとりあえずのものなのかは不明です。
産経・正論は、小泉氏が勉強し、風評被害という因習打破に動く姿を見たいと期待を寄せています。
経産省などと一致して、迫る限界への対処策の政府としての決断が望まれます。
大阪の松井市長は、前向きの名乗りを挙げておられます。国をあげての対処が望まれますね。
大阪市長、福島処理水受け入れに言及 記者団との一問一答 - 産経ニュース
# 冒頭の画像は、千葉県の台風災害を視察する小泉環境相
この花の名前は、マツムシソウ
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