遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

韓国が竹島問題で外交攻勢

2006-04-29 19:45:01 | 竹島
 韓国外交通商省は、日本のEEZへの調査船派遣問題で、韓国・盧武鉉大統領の25日の特別談話の後続措置として、世界各国に竹島問題をPRしていくのだそうです。(4/28 日経朝刊)
 NIKKEI NET:国際 ニュース/韓国政府、竹島問題で外国大使に説明会・「不当な仕打ち」
 中央日報/「独島は韓国領土」…在韓大使にマンツーマンPR
 中央日報/盧大統領特別談話要旨

 27日に、外交部庁舎に、欧州やアジア各国の在韓大使らが個別に招請されたそうですが、大統領の談話文がそのテキストだったのだそうです。
 東南アジア国家連合(アセアン)国家大使たちを対象にイ・ヒョクアジア太平洋局長がマンツーマン説明会を開いたり、世界各地でも韓国の大使らが現地の政府に韓国への支持を働き掛けているのだそうです。

 韓国政府は、独島(日本名竹島)問題に関する「政府幹部級タスクフォース(特別作業班)」を組織することにしたのだそうです。
 このタスクフォースは外交通商部、海洋水産部などに設置された独島関連のタスクフォースを統轄・調整し、盧武鉉大統領の特別談話に続く総合的な対策を講じていくとのことで、現在政府に設置されているタスクフォースは、外交通商部の「独島・EEZ境界画定タスクフォース」、海洋水産部の「海底地名登録タスクフォース」、正しい歴史企画団の「独島関連タスクフォース」の3つがあります。

 日本の外務省幹部は「心ある国は韓国の対応にへきえきしている」と不快感をあらわにしながらも、静観する構えを示したそうですが、竹島問題が存在することを日本国内でも知られているとは言えない状況であった中で、国際的にPRしてくれているのですから、むしろ感謝しなくてはなりません。そして、国際世論が韓国の主張を間違って容認することがないように、日本としての態度も別途公にPRする必用はあると考えます。

 中央日報は、日本の新聞の盧大統領談話への批判論調を取り上げています。大統領談話が韓国国内でも必ずしも100%支持されていない...?
 親韓メディア(朝日・毎日)という表現も面白いですが...。
 中央日報/親韓メディアも背を向ける…日本主要メディアが「盧大統領談話」批判

 国際司法裁判所に取り上げることが出来れば、日本のものなのですが、このことは韓国でも解っている様子で、国際司法裁判所に持ち込むのは避けるべきと政府関係者は言っています。
 朝鮮日報/「国際司法裁で争う場合、結果を100%確信できない」
 
 盧武鉉大統領も解っていて、国際法の専門家を大統領府に招き今回のトラブルに関し意見を聞いた席で、韓日漁業協定に関し意見が分かれた中で、「漁業協定が破棄されれば、互いに相手国の漁船を拿捕するような事態となり、漁民たちの生業に支障が生じるだろう」とし、一部で提起されている協定破棄について否定的な立場を明らかにしています。
 朝鮮日報/盧大統領、韓日漁業協定破棄には否定的

  

 

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日本は国境を守れるか  竹島は日韓どちらのものか

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