日経6/3朝刊からです。
日本のEEZ内で(違法操業の)韓国漁船が、海上保安庁の巡視船の立ち入り検査を拒否して逃げた事件を巡り、日韓両国は2日、漁船と船長の身柄を韓国に引き渡すことで合意したとのこと。
国内犯の扱いを外国当局に委ねるのは極めて異例だが、日韓の関係悪化を懸念する日本が譲歩することで政治決着下のだそうです。
Sankei Web 社会 漁船逃走、暗闇の追跡劇 海保が映像公開(06/03 21:29)
逃走漁船を韓国側に引き渡し~船長、容疑認め担保金 : 週間ニュース : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
現場海域を引き揚げる海上保安庁の巡視船(150tクラス)と、韓国海洋警察庁の警備艦(250tクラス)と問題の漁船の写真が 43面に載っていますが、巡視船と漁船はそれほど変わらない大きさで、韓国の警備艦の一際大きなのが目立ちます。
漁船に乗り込むなどした「たつぐも」が所属する対馬海上保安部の小林正幸保安部長の記者会見では、「現場での捜査では、違法操業の事実は確認出来なかった」とし、韓国メディアが伝えた暴行行為については「そういう事実はない。もみ合いになった中で、何かあったことはあるかもしれないが」と答えたそうです。
「たつぐも」が 31日深夜にシンプン号に接舷した際、海上保安官3人のうち1人が「飛び損なって」海に転落。転落した保安官しか無線機を持っておらず連絡がとれなくなった。転落した保安官を救助したり、エンジン故障が発生したことで、漁船の逃亡を容易にしたことなどが合ったり、5月に共同訓練するなどして協調姿勢を作り始めていた韓国海洋警察庁の警備艦が、国際法に反する船長・
漁船の引き渡しを要求するなどのなか、命がけで体を張って頑張った保安官の皆様には、感謝するとともに、今回の決着にめげることなく、今後もびしびし取り締まっていただけるよう、お願いします。
MSN-Mainichi INTERACTIVE 国境の海、厳しさ印象づけ--海保、ミス重ねる
あちこちでの無駄遣いを止めて、巡視船の能力アップ(北朝鮮のスパイ船追跡の時も叫ばれた)や増量をして欲しいものです。
韓国海洋警察庁の警備艦乗組員は、韓国では表彰されるのだそうですね。
朝鮮日報 / 【韓日の海上対峙】蔚山海警30人を表彰へ
シンプン号側が損害賠償請求するとか、違反担保金50万円の処理を相変わらず云々している韓国ですが、以下のような冷静な記事もあり、良識に期待出来れば、我が国の今回の大人の譲歩も甲斐があるというものです。
朝鮮日報 / 漁船一隻をめぐり実戦さながらの対立を見せた韓日
日本のEEZ内で(違法操業の)韓国漁船が、海上保安庁の巡視船の立ち入り検査を拒否して逃げた事件を巡り、日韓両国は2日、漁船と船長の身柄を韓国に引き渡すことで合意したとのこと。
国内犯の扱いを外国当局に委ねるのは極めて異例だが、日韓の関係悪化を懸念する日本が譲歩することで政治決着下のだそうです。
日本政府はことを荒立てまいと現場での話し合いに委ねた結果、かえって事態をこじらせた。
半日たって
「連絡が遅い。昨夜あれば、小泉純一郎首相の耳に入れるべきだ」。警視庁出身の小野次郎首相秘書官は1日夕、海上保安庁の幹部を首相官邸に呼んで叱責した。同庁から官邸への連絡は同日朝。首相への第一報は事件発生から半日近く経過していた。
ただ、官邸が乗り出すと政治問題化するとみた首相周辺は「海上保安庁による実務レベルでの解決」を指示するにとどめた。
ところが事態はいっこうに解決に向かわず、両国が外交ルートでの本格交渉を始めたのはさらに半日たった、1日夕方だった。初めて報告をうけた町村信孝外相は「何をやってるんだ」と声を荒げた。
外交ルートと洋上での直接交渉が平行したが、両国の主張はぶつかりあった。
日本は国連海洋法条約に基づき、EEZでの違法操業について「韓国漁船が自国領海に逃げ込むまでは追跡や逮捕権限がある」と主張。海保庁は保安官が一時拉致された点も重くみて、妥協に難色を示した。
事態が動き出したのは2日になってから。保安官に船員がなぐられたとする韓国内の報道は過熱。国民感情に火がつく状況を懸念する空気が日韓ともに強まった。
韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は事態打開を指示。韓国も漁船の違法行為を認識し、強気一辺倒では分が悪いとの判断が働いたようだ。
Sankei Web 社会 漁船逃走、暗闇の追跡劇 海保が映像公開(06/03 21:29)
逃走漁船を韓国側に引き渡し~船長、容疑認め担保金 : 週間ニュース : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
現場海域を引き揚げる海上保安庁の巡視船(150tクラス)と、韓国海洋警察庁の警備艦(250tクラス)と問題の漁船の写真が 43面に載っていますが、巡視船と漁船はそれほど変わらない大きさで、韓国の警備艦の一際大きなのが目立ちます。
漁船に乗り込むなどした「たつぐも」が所属する対馬海上保安部の小林正幸保安部長の記者会見では、「現場での捜査では、違法操業の事実は確認出来なかった」とし、韓国メディアが伝えた暴行行為については「そういう事実はない。もみ合いになった中で、何かあったことはあるかもしれないが」と答えたそうです。
「たつぐも」が 31日深夜にシンプン号に接舷した際、海上保安官3人のうち1人が「飛び損なって」海に転落。転落した保安官しか無線機を持っておらず連絡がとれなくなった。転落した保安官を救助したり、エンジン故障が発生したことで、漁船の逃亡を容易にしたことなどが合ったり、5月に共同訓練するなどして協調姿勢を作り始めていた韓国海洋警察庁の警備艦が、国際法に反する船長・
漁船の引き渡しを要求するなどのなか、命がけで体を張って頑張った保安官の皆様には、感謝するとともに、今回の決着にめげることなく、今後もびしびし取り締まっていただけるよう、お願いします。
MSN-Mainichi INTERACTIVE 国境の海、厳しさ印象づけ--海保、ミス重ねる
あちこちでの無駄遣いを止めて、巡視船の能力アップ(北朝鮮のスパイ船追跡の時も叫ばれた)や増量をして欲しいものです。
韓国海洋警察庁の警備艦乗組員は、韓国では表彰されるのだそうですね。
朝鮮日報 / 【韓日の海上対峙】蔚山海警30人を表彰へ
シンプン号側が損害賠償請求するとか、違反担保金50万円の処理を相変わらず云々している韓国ですが、以下のような冷静な記事もあり、良識に期待出来れば、我が国の今回の大人の譲歩も甲斐があるというものです。
朝鮮日報 / 漁船一隻をめぐり実戦さながらの対立を見せた韓日
第三者への証明証拠として画像が記録されているのですね。ウェークアップで見られるかかすかに期待していましたが、期待に応えてくれました。辛坊キャスターに衣替えし、この関係の報道が一段と充実してきていています。
本当なら関係が悪化して損をするのは韓国だと思いますが、
日本政府の立場としては仕方がないことなのでしょうか。
無責任な一国民としては、海上保安庁の職員を拉致する行為は
許しがたい犯罪としか見えません。