錦糸梅は公園などの散策路脇に植えられていたりしますが、山吹色の鮮やかな色彩が梅雨時の鬱陶しさを吹き払ってくれます。
細い枝を糸のように伸ばして沢山の花を付けた梅の花の形をしたこの花の名前、錦糸梅は、名前通りのネーミングです。

桔梗は秋の季語にもなる花ですが、五角錘のお手玉のようにプックリ膨らんだ蕾はつい指で挟んで潰したくなる誘惑に駆られます。
おそらくプチンと小さな音を立てて弾ける事でしょうが、可憐なこの花の蕾に、そんな残酷な事は出来ません。

河原撫子は私の子供の頃には本当に河原に自生していた花です。
この白花河原撫子は園芸種だから大輪の白い花ですが、子供の頃に河原で見掛けたものは、薄いピンクのもっと小振りの花でした。
人に獲り尽くされてしまったのか、外来植物のセイタカアワダチソウに駆逐されてしまったのか、自生の河原撫子が見掛けられなくなったのは寂しいです。
