私の旅もオランダからドイツに入りました。北ドイツの西側を南下してルクセンブル経由でパリを目指します。
ヨーロッパを歩いていて、何時も感心するのは田舎の小さな集落にも必ず中心となる場所に教会がある事です。
日本の田舎に行っても、古い集落なら、鎮守の杜と社、それに寺があって、地域の人達の心の拠り所になっているのと同じなのでしょう。
違うのは、日本の社や寺が、集落の外れにある事が多いのに対し、教会は集落の中心にあり、且つ集落を睥睨するかのような高い塔と集落の規模にはそぐわないと思われる威容の礼拝堂を構えている事です。
教会にしても、地域住民の家にしても頑丈な石造りで、数百年の年月にもびくともしない頑丈な造りです。
ヨーロッパ人の底力を感じさせます。