この債券は第10回特別弔慰金国庫債券と言う代物で第二次大戦で戦死した遺族に七面倒くさい手続きを完遂した
根気の良い人に支給されるものです。
25万円を5年間に分割支給するので年5万円が受け取れるのです。
第10回と言うから,戦後5年ごとにこんなものを遺族にばらまいていたのでしょう。
今までは母、つまり戦死者の配偶者が受け取っていたのが,母が亡くなり私と妹のどちらかに
支給するという通知が2年前に来ました。相続人が複数なら受給者以外の者からは権利放棄の証書を添付するのです。
申請書の添付する書類は母の除籍抄本、該当者全員の住民票,権利放棄書などが必要です。
私は区役所へは申請書類の受け取り、申請、証書の受け取りの書類受領の3回で済みましたが,書類の不備や記載漏れがあれば
その回数は増えることでしょう。お金をもらえるのは指定の郵便局に行かねばなりません。そしてやっと5万円が戴けるのです。
この政策で政権党は税金を使って遺族の票を確保できたとほくそ笑んでいることでしょうが,国民はそれほど愚かではありません。
父親の命の代償がこの金額だと思われているのですから,ふざけるんじゃないよ!と思うのが普通の感覚です。