毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

彼岸明け

2015年03月24日 15時52分43秒 | 紡ぐ暮らし


きのうはお隣小学校の卒業式。

毎年なんともいえない切なさを覚える日。

今年の卒業生は、男の子・女の子1名ずつの 計2名。

たったふたりなのに 10人分ぐらいエネルギッシュでバイタリティ溢れていた 1~2年生ごろの様子を思い出し、ぐっと背が伸びて大人びた今の姿と重ね合わせて 祝福と寂しさの入り混じった思いを胸に、会場の片隅からそっとお見送りしました。




戻ってからは、早朝にさっと茹でこぼしておいた小豆を煮て、あんこ作り。

お中日には間に合わなかったおはぎを作ろうと思ったのですが、ちょうど寒の戻りということで ストーブが使えると楽しみにしていたのに、思ったほど氣温が下がらず、結局大方はガスコンロで煮ることに(^_^;)

しかも、付きっきりというわけにいかないので 火を点けたり止めたりを繰り返していたら、夕方になってもまだ十分な固さになってな~い

ここであっさり方針を翻し、お汁粉にプラン変更

われながらつくづくこだわらなくなったなぁ。。。。いいのか悪いのか ( ̄ー ̄;)ゞ




ところがその後、だんだん薄暗くなっていく部屋でパソコンなどやっているうちに ふと睡魔に襲われ、氣がついたら 真っ暗な中、時計の針はすでに日付変更線近く Σ( ̄□ ̄;)

うろたえながら はっと思い出したのが、ご先祖さま方に供されるはずのお汁粉。

一瞬もうやめようかなどという罰当たりな考えがよぎりましたが、それでは 楽しみにしてくださっているであろうご先祖さまにあんまりというもの。

これは日付変わるなぁと思いつつも 急いで台所に立ち、ゆるゆるあんこをミニ土鍋でのばして温めるかたわら、上新粉を少量ボールにとり 水をたらして指先で捏ねて丸め、小鍋に沸かした湯に落として、やや大きめのお団子を三つ。

出来上がったお汁粉をお椀に盛り、半月盆に乗せて お供え、といっても、仏壇も神棚も 前の家のようなサンクチュアリ・コーナーもないので、こたつの上を片づけて 真ん中に置いただけですが。

こんな時間でごめんなさい、どうぞお召し上がりください、と両手を合わせてご挨拶。

こういうものを作るのも食べるのも好きだった 母や祖母、おば達の顔が浮かびました。




こちらが女性陣向けなら、春分の日のお供えは 男性陣向け。

今回初めて、日本酒をお供えしました

下戸の私、これまでお酒を供えるという発想がなかったのですが、以前の記事に書かせていただいた “この世ならざるものが見える方” のブログで ご先祖さまからお酒のお供えのリクエストがあったという話を読み、そういえば 父方母方どちらにも お酒の好きなおじいちゃん方がいたものなぁ、と反省して。

が、この日もなんやかんやでバタバタするうちにすっかり遅くなり、もうちょっとでお中日過ぎるぞ~、の手前でギリギリセーフ

前回といい今回といい、ご先祖さまご一同にすっかり呆れられてるだろうなぁ

お酒はぬるめの燗で、簡単な肴にと ちょうどあった白菜でナムル風の小皿を一品、柚子の皮などぱらりと散らして。

自分が飲まないからって 皆さまのお好みを忘れていてごめんなさい、これからはときどきお供えしますから、と 心の中で m(__)m




で、今回の真夜中のお汁粉、結局日付変わってからのお供えになっちゃったんだけど、実は彼岸明けを一日勘違いしていたゆえの大慌てだったのでした ( ̄∇ ̄;)

ほんとうの明けは きょう24日、これはもう一回お汁粉作れるな♪

風呂場横の空き地の草取りしていて よもぎをたくさん見つけたから、今度はよもぎ団子のお汁粉にしようかなぁ

一番食べる氣満々なのは誰? って話はおいといて(〃∇〃)




長男である父の元に生まれながら、家に仏壇もなければ、遠方ゆえにお墓参りにもめったに行った記憶がない私、以前はご先祖さまを意識することも お供え物をする習慣も ほとんどありませんでした。

それが、五感を超えた世界についての話を見聞きすることが増えると、ご先祖さまを敬い感謝する話がしょっちゅう出てくるので、なんとなく氣を向けるように。

でも、幼い頃から親戚と離れた地に住み、親兄弟以外の身内との縁が薄かった私としては、心情的に親しみが増したわけでもないのに、自分の問題をクリアするために 急にご先祖さまご先祖さまと持ち上げるなんて なんだか下心満載でいやらしい氣がして、いささか複雑な心境だったのです。

が、五感を超えた世界の存在感が増すにつれて 少しずつ心境の変化も起き、長年の思い込みの靄がかなり薄らいだらしい今、なぜか不思議とあちらの方々を身近に感じます。

いや、アヤシゲな話ではなくて (笑)

いつも温かく見守ってくれているんだということが すんなり信じられ、生前よりもよほど近しく思えるのです。

そもそも 五感を超えた世界なんてものが 日常に入り込んでいる時点で、此岸と彼岸の境界線なんて とっくにあやふやになっているのかも、ね (^◇^;)




というわけで、そろそろよもぎ茹でるかな~