毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

もとからここに

2015年07月15日 14時51分14秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


うわさに聞いていた J ・ K・ローリング作 「ハリー ・ ポッター」 シリーズを 初めて読んだのは、ちょうど 「ハリー ・ ポッターと不死鳥の騎士団」 が出てすぐぐらいのことだったでしょうか、一巻から買い揃えていた父が 貸してくれて。

その中の三作目 「ハリー ・ ポッターとアズカバンの囚人」 から、「ディメンター」 なるものが登場します。

日本語訳では 「吸魂鬼」 となっていますが、魔法使いの牢獄アズカバンの看守で、人の喜びや幸せなどの明るい感情を吸い取って糧にする 恐ろしい存在。

彼らが近づくと、この世からすべての喜びが消え失せて、二度と幸福にはなれないような氣分に襲われます。

過去に不幸な記憶を持つものほど その影響を受けやすく、氣力を奪われ弱り果てると、最終的には魂を吸い取られて 廃人になってしまいます。

そんなディメンターを追い払うのが、「パトローナス ・ チャーム」 と呼ばれる呪文。

この呪文は、それまでの思い出の中から もっとも幸せだった場面を思い出し、強い幸福感に身を浸すことで 効き目を発揮するというもの。




初めてこの設定を知ったとき 真っ先に浮かんだのは、

出来るかぁぁぁぁそんなも~ん

作者のローリングさんは、ご自身がうつになられたときの体験から ディメンターが生まれたと話しておられるそうですが、このころまだ 半世紀近くも上書き ・ 強化し続けたネガティブ思考にがっちり囚われ、つねに不安につきまとわれていた私にも、ディメンターに遭遇したときの感じというのは リアルに想像でき、同時に そんな強烈なネガに引き込まれた状態で 輝くような幸福感を呼び覚ますというのは まず不可能なことに思われたのです。

私もまた 和歌山に移る直前は うつ病寸前だったのですが、そもそもネガ思考につかまったとき 幸福感を呼び出して振り払えるような人は、そこまで重症になるはずがない。

まあ、フィクションやおとぎ話なら もちろんなんでもありだけれど、これは私的には現実味に乏しく 共感したくてもできないなぁ。。。と思ったのを覚えています。

が。

なんと、今では 「うんうん、これできる、ありあり☆」 と言えちゃう私がいるのです♪




多くの人や本やサイトから助言をもらい、自身の心を観察するうちに、薄暗く翳りっぱなしの心も ネガに向かいやすい傾向も、いくら強固とはいえ クセ付けられたものに過ぎず、クセはあとからでも正せると思うようになりました。

加えて、神のように完璧な存在が 自身の完璧さを体験するために わざわざ制限を設けてこの世にやってきたのが、私たち人間である、という視点を受け止めるようになり、私たちを苦しめる出来事や心の動きも、体験する意味があるからこそ起きていること、避けずにしっかり味わえば 役目を終えて消えてゆくこと、を信じるようになりました。

これらを仮説に、実際のところどうなのかを あの手この手で ひたすら探求してきた日々。

答えが見えてきたのは ごく最近のことですが、初めてディメンターについて読んだときには 到底不可能と思われた、不安に駆られたり落ち込んだりしている最中に 強い幸福感を呼び覚ますこと、決してムリでも不可能でもないようです (^^)




そもそも本来の私たちは、前述のように 非の打ち所のない 完全な存在。

私たちの本質は、愛であり 喜びであり、調和、豊かさ、安らぎ。

たとえ今生では まだそれらを味わったことがないとしても、それらが存在しないことにはならないのです。

ならば、その未知の要素を どうしたら呼び起こし 体験できるのか。

それは、本来の自分の上に貼り付いている 自分ではないものを取り除けることによって (^_-)




ほんとうの自分をとことん知り 味わうために、本来の自分でない要素を まず体験する必要があったのです。

それはおよそうれしくないものだけれど、そのためにわざわざ訪れた機会なのだから、逃げずに受け止めるのがベスト。

貴秋はここで 「感覚フォーカス」 「体感フォーカス」 などと読んでいる手立てを用います。

そういう体験をしているときの からだの感覚に集中し、それ以上言葉であれこれ考えるのをやめます。

あまりにしんどいとき ・ 長時間続くときは、中断や仕切り直しもあり。

繰り返し訪れるものは、根氣よく感じ続けます。

体験されるためにやってきたものですから、十分味わい尽くせば お役御免で、感覚も それを引き起こした出来事も 去っていきます。




これに本腰入れて取り組んで、一年以上になるでしょうか。

ふと氣がついたら、自分が大きく変わっていました。

ピンチにも動じなくなり、その分直観が冴えて、思いもかけないやり方で乗り切れるようになりました♪

いやな夢を見なくなり、夢の世界が 明るさや透明感を増しました♪

前向きなアファメーションを ば~ん と打ち出しても、異議を唱える声が上がらなくなりました♪

少しずつながらも確実に変化している自分を確認し、ぐんと自信が深まりました♪

「世界は自分の思いが創っている」 が、私にとっては事実となりました♪

その上で。。。。うっかりネガ思考の真っ只中に飛び込んで 取り巻かれてしまっても、意図してほんの少し 氣分を傾け、楽しい記憶や明るいイメージにフォーカスすることで、ネガをポジに引っくり返すことができると知りました♪♪♪




新しく何かを学ぶことも 作ることも 持ってくることもいりません。

幸せな世界は、青い鳥のように もとからここにあったのです。

ただ、覆い隠していたものを取り除けただけ。

雲が消えれば、そこにはいつもお日さまがある

どんな頑固なネガ思考も もとをただせば 思い込みの幻、真の姿を隠し続けるだけの力はないんだと よぉくわかりました (^o^)




なんかだんだん ただの幸せな人を通り越して、腕利きの魔女になれそうな氣すらしてきたぞ (笑)

さあ、顔を上げ 背筋を伸ばして、人生から 暗い影を吹き払おう、エクスペクト ・ パトローナム! (≧∇≦)ノ