毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

フォーカスの持つ力

2021年07月15日 13時02分01秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見
前の記事にも書きましたが、「知らないもの ・ 意識に上らないものは ないのと同じ」 、これ すごく重要なことなのに いまひとつ浸透していない氣がするんですよね。

もしみんながこれをわかったうえで 日常で使いこなしていたら、いまみたいに世界中で反対運動や抗議活動で大変な思いをしている人がおおぜいいるわけがないもの。

地図にくっきり書き込まれている道路でも、車一台 ・ 人っ子ひとり通らなければ、ないも同然。

どんなに強大な権力だって、力任せにぶち当たろうとするからはね返されて 「うわ、やっぱムリだ」 となるのであって、みんなで意識を離してしまえば そんな労力を使わなくても あっさりパワーダウンさせられます。

そもそも数の論理でいえば 大衆のほうが断然強いはずなのに、少数の彼らが実権を握り続けていられるのは、よくも悪くも私たちが注目することで 力を与えているせいなのだから。

この注目による人間力学をもっとも残酷に表すのが、学校や職場のイジメで大きな問題となる「無視」 ですね。

無視し 存在丸ごと否定する行為が なによりも相手の力を奪うことを、実は大人も子どももすでにどこかでわかっている。

私たちの意識を注ぐ、外す、そのパワーは想像よりはるかに強大です。

その力を、他者を苦しめるためではなく 自分を幸せにするために使ったらどうかしらと思うのですが。

望まぬものから意識を外してエネルギーを与えず、その分を望むものに注ぎ込むのが、理想の世界を実現する もっとも手っ取り早い方法なのです。

引き寄せの法則でも言っていますよね、「実現させたいイメージを明確にし、あとはいい氣分で過ごすこと、イヤなことばかり思い描いてイヤな氣分でいると そっちのほうが叶ってしまう」 と。

この法則をご存知の方も多いと思うのですが、ではなぜ 私たちはこの力をいまだに十分使いこなせていないのでしょう。




つい最近 こちらの動画で 「Universe25」 という実験について知りました。

広々として 水も食べ物も十分に供給され 衛生面にも配慮され。。。とユートピアのような環境に 4組のつがいネズミを放ち、その後の経緯を観察するという実験で、ネズミ算式に増えたネズミたちは あるときを境に数が減り始め、やがて絶滅を迎えることになるのですが、楽園の暮らしを満喫していたはずの彼らに最初に訪れる異変が、強者が弱者を力で抑えつけ より広大なナワバリを独り占めするというものだったそうです。

この後次々と彼らに起こる現象が 現在の私たちの有り様と似通っていることから、人類の絶滅を予測しているのでは? と言われているそうですが、ネズミと人間が同じかどうかはともかく、軽重 ・ 高低 ・ 明暗など相対する二極で成り立つ私たちの世界の性質を考えれば、どんな生き物であれ 放っておくと強者と弱者に分かれるというのも ある意味自然なことなのかもしれません。

私たちの先祖も 最初は平和に平等に暮らしていたのが、やがて一部の権力者とおおぜいの一般大衆に分かれて その格差が現在に至るまで続いているのは ご承知のとおり。

じゃあ私たちも絶滅・・・!? と思ってしまうのも無理はありませんが、その危険は 人間ならではのやり方で十分避けられる、いやそれどころか 現在のこの流れをうまく生かすことで むしろブレイクチャンスに変えることさえできるのです。

次に続きます。