Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

東寺にて。YMO再結成に涙

2007-07-09 | お出かけ
土曜日、京都の東寺で行われた「ライブアース」に行ってきました。もちろん、お目当てはYellow Magic Orchestra。YMOは、私にとって音楽の原点。「狂」がつくほどの大ファンなのです。3人は1983年にたった5年という活動期間で散開。その後1993年に東京ドームのみで再生ライブを行いますが、その後は共に音楽活動を行うことはありませんでした。彼ら自らがYMOと名乗ることに関すること自体、ファンを感涙させる様々な諸事情があるのですがそれはさておき。

ライブは、リップスライム、UA、ボニーピンク、マイケル・ナイマン、そしてYMOというメンバー。UAとボニーピンクはすばらしい歌声でしたね。特にUAが歌い始めると風が吹き始めて、龍神さんが寄ってきたのかな、と思っちゃった。

で、ついにYMO登場。3つの鉄骨の近未来的なセットが登場すると、それまでのんびり座っていた観衆が立ち上がり、「おお~」といううめき声だか、雄叫びだかわかんない声援がわき上がり、始まる前だというのにもう手拍子が。「早く出てきて!」というみんなの想いが一つに。

そして、遂に3人登場。やっぱりね、この3人が集うと空気が変わるのです。3人の周りにに新たなエネルギー体が生まれてるようで。ライトアップされた東寺の金堂をバックに演奏する3人の姿を見て拝みたいくらいの気分になりました。

演奏したのは、たった4曲。それでも、彼らのパフォーミングの完成度の高さに大満足でした。すばらしい演奏だった。サポートメンバーが1人もいない、純粋に「3人きり」の演奏というのもファンにとっては堪らないシチュエーション。何より幸宏さんが「ライディーン」で生ドラムを叩いている!その刻むビートの力強さ。細野さんも生ベース弾いてたし、教授もノリノリでした。

あふれる涙をハンカチでぬぐいつつ、「きょーじゅ~!」「ゆきひろさ~ん!」と叫ぶ、叫ぶ。そして、飛ぶ。さっきまでぼ~っと座ってたオバハンやオッサンが狂喜乱舞しているのを見て、他のミュージシャン目当てだった人々は驚いたことでしょう。

演奏が終了し、いつまでも拍手が鳴りやまない。複数ミュージシャンが集うライブでYMOだけアンコールなどあるわけない。それでもなお、会場を埋め尽くしたファンは、いつまでもいつまでもアンコールの拍手を止めなかった。10分以上は続いたでしょうか。

そして、スタッフが会場を片付け始め、仕方なくどやどやとみんな帰り始めたのです。共に行った友人と「最高やったな…」と闇夜に照らされる京都タワーを見ながら乾杯しました。
ああ、YMO万歳!