★★★☆ 2014年/ノルウェー・スウェーデン 監督/ハンス・ペテル・モランド
息子の復讐がいつの間にか犯罪組織の抗争に発展する物語は北欧版ファーゴの様相。黒バックに殺された人間の名前と宗教が浮かび上がるカットがおかしい。北欧ならではの闇社会、その歴史的な背景とブラックユーモアが相まった独特の世界観に満足。
怒りの除雪車なんてサブタイ付いてるから、除雪車が殺人マシーンと化すのかと思ったらそうでもないのよ。ファイティングダディみたいな明るさも全然ないし、邦題がダメダメ。でっかい除雪車が走る絵や北欧家具バチバチに決まってる邸宅はフォトジェニックで良い。名優ブルーノガンツ出演も嬉しい驚き。